「教えてくれる童話」と「考えさせる童話」は、何が違うのか|あなたが読んできた童話は、どちらだった?
多くの人は、童話とは「大切なことを教えてくれる物語」だと考えている。しかし実際には、童話には大きく分けて二つのタイプが存在する。明確な教訓を伝える物語と、答えを示さず読者に考えさせる物語だ。

「教えてくれる童話」は、物語の中に明確なメッセージが用意されており、読み手は比較的スムーズに「正解」にたどり着ける。子どもにとって理解しやすく、教育的効果も高い一方で、考える余白は小さくなりやすい。
一方、「考えさせる童話」は、あえて答えを提示しない構成をとる。登場人物の行動や結末をどう受け取るかは、読者に委ねられるため、年齢や経験によって解釈が変化する。子どもは感性で、大人は人生経験を重ねながら読むことで、同じ物語から異なる意味を見いだしていく。
同じ“童話”という言葉で括られがちだが、その読後体験は大きく異なる。
〈現代版イソップ童話〉は後者の構造を意図的に採用し、説教ではなく「問い」を残す設計を貫いている。読後に自分自身の考えが静かに動き出す体験こそが、このシリーズの核となっている。
📚 書誌情報
シリーズ名:現代版イソップ童話
著者:ひらかわゆうき(Yuki Hirakawa)
刊行形態:電子書籍(Amazon Kindle)
既刊:Vol.1~Vol.20
新刊:Vol.21 1月1日配信スタート
ジャンル:寓話/思考・教育/世代を越えて読まれる物語
👤 プロフィール
ひらかわゆうき
幼児教育・英語教育に長年携わる教育者・作家。保育現場での実体験をもとに、子どもにも大人にも「考える余白」を届ける物語作品を多数発表。〈現代版イソップ童話〉は日本語・英語で継続刊行中。
<新刊紹介>


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