インテル、AIおよびネットワーキングをリードするソリューションを発表

業界で最も幅広いワークロードに最適なCPUとなる「インテル® Xeon® 6 プロセッサー」の製品ポートフォリオが完成

インテル株式会社

ニュースハイライト

  •  インテルは、Performance-cores(P-cores)を採用した新しいインテル® Xeon® 6 プロセッサーを発表。データセンターのワークロード全般にわたり業界最高水準のパフォーマンスを提供するとともに、AI処理では最大2倍のパフォーマンス向上を実現*1

  • インテル® vRAN ブーストを内蔵したネットワークおよびエッジ向け新しいインテル® Xeon® 6 プロセッサーは、無線アクセス・ネットワーク(RAN)ワークロードで最大2.4倍の処理能力を実現*2

多くの企業がAIなどの次世代ワークロードに対する需要に応えるため、インフラストラクチャーのモダナイゼーションに取り組む中、高性能かつ高効率のコンピューティングは、データセンターからネットワーク、エッジ、PCに至るまで、あらゆる領域で不可欠とされています。この課題に対応するため、インテルは、インテル® Xeon® 6 プロセッサー(P-cores採用)を発表しました。この最新プロセッサーは、データセンターからネットワーク・インフラストラクチャーまで幅広いワークロードに適応する業界最高水準のパフォーマンスとクラス最高の効率性を実現し、これまでにないサーバー集約の機会を提供します。

 

インテル コーポレーション 暫定共同CEO(最高経営責任者) 兼 Intel Products CEOのミシェル・ジョンストン・ホルトハウス(Michelle Johnston Holthaus)は「インテルは、企業が直面する最難関の課題の解決とともに、顧客のビジネス成長を加速させる最先端の製品の市場提供に向け、全力を注いでいます。インテル® Xeon® 6 プロセッサー・ファミリーは、業界最高水準のCPU機能をAIに、画期的な機能をネットワーキングに提供すると同時に、効率性の向上と総保有コスト(TCO)の削減を実現します」と述べています。

新しいインテル® Xeon® 6 プロセッサー

最新のインテル® Xeon® 6 プロセッサーは、データセンター向けとネットワーキング向けの両製品ポートフォリオで、大幅な進化を遂げました。

  • インテル® Xeon® 6 プロセッサー(P-cores採用)6700/6500シリーズ:最新のデータセンターに最適なCPUで、パフォーマンスと電力効率を両立させる最良のバランスを備えています。広範な企業ワークロード全般にわたり前世代と比較して平均1.4倍のパフォーマンス向上*3 を実現するだけでなく、GPUと組み合わせたホストノードのCPUとしても優れたパフォーマンスを発揮し、AIシステムの基盤CPUとして最適です。また、第5世代 AMD EPYCプロセッサーとの比較し、コア数が3分の1少ないにもかかわらず、最大1.5倍のAI推論パフォーマンスを示しました*4。さらに、インテル® Xeon® 6 プロセッサーはワット当たりパフォーマンスの効率性が極めて高く、5年前のサーバーと比較して平均5分の1に集約することが可能です*5。 一部のユースケースでは10分の1の集約が可能で、最大68%のTCO削減が見込まれます*6。

  • ネットワーク&エッジ向けインテル® Xeon® 6 プロセッサー:高性能と電力効率に特化したシステム・オン・チップ(SoC)として設計されています。仮想化無線アクセス・ネットワーク(vRAN)、メディア、AI、ネットワーク・セキュリティーなど各分野専用に開発されたインテル独自の内蔵アクセラレーターを活用し、AI主導の世界で急速に高まるネットワークやエッジ・ソリューションに対する需要に応えます。このインテル® Xeon® 6 SoCは、インテル® vRAN ブーストの搭載により、前世代と比較して最大2.4倍のRAN容量拡大と*7、ワット当たりパフォーマンス70%向上*8を実現しました。また、インテル® メディア・トランスコード・アクセラレーターと呼ばれる内蔵のメディア・アクセラレーターを採用した業界初のサーバーSoCとして、インテル® Xeon® Gold 6538N プロセッサーと比較してワット当たりパフォーマンスが最大14倍向上します*9。

世界最高レベルのAI向けCPU

調査会社のIDCによると、AI導入の加速に伴い、2027年までに企業の支出は生成AIで1,530億ドル、機械学習と分析を合わせて3,610億ドルに達すると予測されています。インテル® Xeon® 6 プロセッサーは、この急成長市場の大規模なシェア獲得を目指し、従来の機械学習、比較的小規模な生成AIモデル、ホストCPUにGPUアクセラレーションを組み合わせたワークロードに最適化されました。インテルは、AIエコシステムを構成するシリコン、ソフトウェア、ソリューションのプロバイダー各社と協業し、インテル® Xeon® 6 プロセッサーをAIシステムの主力CPUとして強化しています。

 

最新の通信ネットワークに向けたパフォーマンス・リーダーシップ

5GとAIがコネクティビティーを変革しつつある今、従来のネットワーク最適化戦略はもはや十分とは言えません。通信事業者は次世代ネットワークとコネクティビティーの可能性を最大限に引き出すために、ネットワーク・スライシング(仮想的な分割)、AI搭載の無線コントローラー、クラウドネイティブのアーキテクチャーといったテクノロジーを取り入れています。統合型のプラットフォームのインテル® Xeon® プロセッサー・プラットフォームの活用により、通信事業者はワークロードの動的な最適化が可能になり、コスト削減のほか、変化する顧客の需要、トラフィック・パターン、市場シフトにリアルタイムで適応する、拡張性の高い柔軟なネットワークを構築できます。

インテル® Xeon® 6 SoCのパフォーマンスの特長は以下の通りです。

  • Webroot CSIアップロード・モデル推論処理を最大4.3倍高速化(インテル® Xeon® D-2899NT プロセッサーとの比較*10)

  • AI-RANのコア当たりパフォーマンスが最大3.2倍向上(インテル® vRAN ブーストを搭載した前世代製品と比較*11)

  • 38コア搭載のシステムは、動画エッジサーバー上で最大38の同時カメラストリームに対するint8推論処理をサポート*12

新たな最先端イーサネット・ソリューション

今回インテルは、エンタープライズ、通信、クラウド、ハイパフォーマンス・コンピューティング(HPC)、エッジ、AIアプリケーションの高まるニーズに応え、イーサネット・コントローラーとネットワーク・アダプターの新しい2つの製品ラインを発表しました。デュアルポート25GbE PCIeとOCP 3.0準拠のアダプター製品を皮切りに提供を開始し、今年中にさらに製品構成を拡充する予定です。

  • インテル® イーサネット・コントローラー E830 &ネットワーク・アダプター:最大200GbEの帯域幅、柔軟なポート構成、Precision Time Measurement(PTM)など高精度な時刻同期機能をサポートします。高密度の仮想化ワークロードに最適化され、強力なセキュリティー機能とパフォーマンスを提供します。

  •  インテル® イーサネット・コントローラー E610 &ネットワーク・アダプター:制御プレーンの処理に最適化された10GBASE-T接続を実装しています。このインテル® イーサネット・コントローラーE610シリーズは、傑出した電力効率、高度な管理機能、強固なセキュリティー機能を備え、シンプルなネットワーク管理と最大限の統合型ネットワーク・セキュリティーを実現します。

インテル® Xeon® 6 プロセッサーに高性能なイーサネット接続を組み合わせることにより、企業のイノベーションを加速し、競争優位性を確保する強力な基盤を形成します。

 

すでに幅広いOEMパートナーとエコシステムが採用

インテル® Xeon® 6 プロセッサーはすでにデータセンターのエコシステム全体で幅広く採用されており、現在500を超えるシステムが市場に提供されている、または提供に向け進行中です。AT&T、Samsung、Verizon、Cisco、Dell Technologies、Ericsson、Hewlett Packard Enterprise、Lenovo、Microsoft、Nutanix、NVIDIA、Oracle、Red Hat、SAP、Supermicro、Vodafone、VMware、Wind Riverをはじめとする大手企業から、サーバーシステムやソフトウェア・ソリューション、サービスが世界中に展開され、利用できます。

*1       See [7A29] at intel.com/processorclaims: Intel® Xeon® 6. Results may vary.

*2       See [7ND21] at intel.com/processorclaims: Intel® Xeon® 6. Results may vary.

*3       See [7G20] at intel.com/processorclaims: Intel® Xeon® 6. Results may vary.

*4         See [7A220] at intel.com/processorclaims: Intel® Xeon® 6. Results may vary.

*5         See [Geomean 7T21-7T26] at intel.com/processorclaims: Intel® Xeon® 6. Results may vary.

*6       See [7T21] at intel.com/processorclaims: Intel® Xeon® 6. Results may vary.

*7         See [7ND21] at intel.com/processorclaims: Intel® Xeon® 6. Results may vary.

*8         See [7ND22] at intel.com/processorclaims: Intel® Xeon® 6. Results may vary.

*9         See [7ND32] at intel.com/processorclaims: Intel® Xeon® 6. Results may vary.

*10       See [7ND30] at intel.com/processorclaims: Intel® Xeon® 6. Results may vary.

*11             See [7ND34] at intel.com/processorclaims: Intel® Xeon® 6. Results may vary.

*12        See [7ND20] at intel.com/processorclaims: Intel® Xeon® Results may vary.

 

Notices & Disclaimers

Performance varies by use, configuration and other factors. Learn more on the Performance Index site. Performance results are based on testing as of dates shown in configurations and may not reflect all publicly available updates. See backup for configuration details. No product or component can be absolutely secure. Your costs and results may vary. Intel technologies may require enabled hardware, software or service activation.


ビジネスカテゴリ
サーバ・周辺機器

会社概要

インテル株式会社

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URL
https://intel.co.jp
業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区丸の内 3 丁目 1 番 1 号 国際ビル 5 階
電話番号
-
代表者名
大野 誠
上場
海外市場
資本金
-
設立
1976年04月