【LIPS labo】“塗り直し”してる?新アイテムが花盛りの日焼け止め界。ユーザーが本当に欲しい機能とは【2023年4月号】
1、紫外線対策の現在地。日焼け止めを買うのはいつ、どこで?
夏を控え、紫外線が気になり始める今日この頃。
新しい紫外線対策商品が続々と発売されていますが、実際にユーザーのみなさんが紫外線を意識し始めるタイミングは一体いつなのでしょうか。
アンケートでは、顔に関しては過半数を超える6割のLIPSユーザーが通年、つまりは季節を問わず紫外線を意識しているという結果に。身体でも4割近くの人が“年中意識している”との回答でした。次いで、多かったのが顔・身体ともに“3月から意識する”と回答した人。
夏の訪れが早くなったと感じる昨今。この結果から、3月頃に日焼け止めアイテムのプロモーションを本格的に開始すれば、消費者が紫外線を意識するタイミングとピッタリ合致すると言えそうです。
顔に関しては、“年中意識している・3月から意識する人”が全体の4分の3でした。顔用と身体用の日焼け止めはプロモーション開始のタイミングを合わせる必要がなく、顔用アイテムについては、季節を問わず通年で使用するという訴求も有効なのではないでしょうか。
では、紫外線が気になり始める時期と、紫外線ケアアイテムの購入時期は一緒のタイミングなのでしょうか?
実際に、日焼け止めを買うタイミングについて深掘りしていきます。
顔に関しては、通年同じものを使っており、今使っているものがなくなったタイミングで買うという人が一番多く48%という結果になりました。続いて、毎年紫外線が気になる頃に新しく買う人が31%、去年のものを継続して使うという人が14%という回答に。顔は年中紫外線を気にしている人が多かったため、季節問わず同じものを使っている人が多いという結果も納得です。
一方、身体に関しては、毎年紫外線が気になる頃に買い替える人が41%と一番多く、通年で同じものを使っている人が37%、去年のものを継続して使っている人が18%でした。
意外と去年のものを継続して使う人は少数派で、3月や4月の紫外線が気になり始める時期に新調する層が厚いことがわかりました。
では皆さんどこで日焼け止めを購入しているのでしょうか?
「日焼け止めを購入する場所は?」という質問に対して、顔・身体ともにどちらもドラッグストアでの購入が8割を超える結果に。身体に関しては、9割弱がドラッグストアとの回答でした。
顔用・身体用問わず、紫外線ケアアイテムに関しては購入場所の第一候補として、ドラッグストアが最重要となるのは変わらず、ドラッグストアの店頭へは手厚くアプローチしていくことが重要といえそうです。
2、使用方法は?顔と身体は塗り分け派が大多数。紫外線カット機能付きコスメがもはや当たり前に
実際に顔と身体で、日焼け止めの塗り分けをしているのかについてのアンケートでは、塗り分けている答えた人が6割以上でした。
さらに顔用の日焼け止めについて深掘りしていきます。
顔と身体どちらにも併用できる日焼け止めや、紫外線ケアもできる化粧下地などバリエーション豊かな最近の日焼け止め市場。顔と身体で日焼け止めの塗り分けをしている要因につながっていると考えられます。
顔に関しては、全体の8割を超える人が紫外線カット機能のあるコスメを日焼け止めとして使っているとの回答に。逆に言えば化粧下地やBBクリームなどのコスメには季節問わず、紫外線ケア機能は欠かせない要素です。
また、少数派の意見として紫外線対策ができるコスメとして乳液やクリームなどスキンケアアイテムが挙げられていました。このように紫外線対策=スキンケアとして捉えている層もおり、今後消費者へのアプローチ次第では、紫外線対策機能のあるスキンケアアイテムなどが定着化する日も遠くないのではないでしょうか。
3、進化している形状と効果。今ユーザーが求めているのはどんな日焼け止め?
最近では技術進化とともに日焼け止めの形状や機能・効果が多岐にわたっています。
そこで本当に求められている形状や効果について探っていきます
顔
✔︎形状はクリームタイプとミルクタイプが人気。この2形状で全体の6割
✔︎求める効果はベタつきのなさが26%と一番多く、次に成分や処方→トーンアップ効果→保湿性
✔︎形状、求める効果ともに、スキンケアやベースコスメの要素が大きい
身体
✔︎ジェルタイプ、ミルクタイプ、スプレータイプが人気
✔︎スプレータイプ=身体用というイメージの広がり
✔︎ベタつきのなさを求める人が42%と多く、次に伸びの良さとなり、顔で求められるようなスキンケアニーズは低い
顔と身体で想定以上に形状や求める効果が異なっているという結果になりました。
ただ、“ミルクタイプ”と“ベタつきのなさ”へのニーズは顔と身体で共通しており、実際にアンケートで顔と身体で塗り分けをしていない人の回答をみると、顔と身体ともにミルクタイプを使用していると回答した人が多いという結果に。
顔・身体を併用しているユーザーにはミルクタイプでベタつきがないものが響きそうですね。
みんなの隠れた日焼け止め裏事情
ブランドや美容業界としては、常識だと考えている日焼け止めの塗り直し。
実際のところ、LIPSユーザーさんたちはどうしているのでしょうか。
一番多かった回答が、“朝つけたらそのまま塗り直しはしない(36%)“という結果。
次に、“汗で落ちたり、プールなどのタイミングがあれば塗り直ししている“、”日中に1度塗り直しをしていると“いう回答を合わせると、全体の約4割。
この結果から、美容感度の高いLIPSユーザーでさえ、実は「日焼け止めの塗り直し」のハードルは高いということが伺えます。さらに、消費者全体まで目を向けると、塗り直ししている層はグッと少なくなると考えられます。
朝塗って日が沈むまで効果が持続する「長時間キープ処方」や、汗や水に濡れても効果が持続する「ウォータープルーフ処方」など、“塗り直し“を切り口にしたアプローチも消費者に刺さるのではないでしょうか。
さらに、SPFの数値で塗り分けしているかも掘り下げて聞いてみました。
SPFの数値について、場所の塗り分けや使い方、季節を分けていますか?
回答で気になったものをいくつかピックアップ。夏は圧倒的にSPF50が定着していますが、上記のように肌への負担や紫外線の強さなどを考えて自分なりにルール化している回答が多くみられました。
シーン別でどう使うかを細かく設定したアプローチも面白いかもしれません。
4、これからの日焼け止め、本当に欲しい機能って?
多角化している日焼け止め機能ですが、これからLIPSユーザーが本当に欲しいと考えている機能や効果は一体何か聞いてみました。
やはり、上記アンケートの回答と同じく、スキンケア効果やメイク効果、塗り直しを回避できる機能は今後も欲しい訴求要素と言えますね。
✔︎ 制汗機能
✔︎ 塗り残しが一目でわかるように、塗ると日焼け止めの色が変化する
✔︎ 酸化亜鉛フリー、グリセリンフリー
✔︎ 速乾
✔︎ 残量が目で確認できる日焼け止め
✔︎ 紫外線ケアできるハンドクリーム
などの少数派回答もありました。
美容感度が高いLIPSユーザーならではの意見となりましたが、制汗機能や速乾などのさらに一歩踏み込んだ機能性を求める声だけでなく、スティックタイプでベタつかないなど、新しい形状×既存機能の組み合わせを求める意見も見受けられました。
また、紫外線ケアができるハンドクリームなどから、部分用日焼け止めに対する意識の高まりが伺えるのではないでしょうか。
5、ドラコスの大躍進&今季欲しいブランドは話題性抜群
お気に入りの日焼け止めアイテムや、次にどんなブランドが欲しいのかも自由回答で集計。
まずは、アンケート結果上位3つのユーザーおすすめブランドをご紹介いたします。
特に声が多かったのは、「スキンアクア」「ビオレ」「アリィー」の3ブランドでした。
美容感度の高いLIPSユーザーのおすすめは、いずれもドラコスで手に入りやすいものいう結果に。また、3ブランドの共通点としては、商品が単一ではなく、機能別、形状別などラインナップが幅広く揃っている点です。
昨今テクスチャーや機能などが多機能化し、向上したことに加えて、身近な場所で買えてコスパがいいので、“日常用はSPF 30、外レジャ―などはSPF 50”など、それぞれのニーズに合わせて日焼け止めを使い分けできる、ユーザーが選べる利便性のよさも理由のひとつではないでしょうか。
次に欲しい日焼け止めの注目ブランドは?
この質問には、韓国ブランドに注目の声が多数。
中でも、パインアメとのコラボアイテムの見た目がレトロでかわいいとSNSで話題になった「アピュー」や、韓国らしい水分感のあるテクスチャーとツヤが叶うと定評のある人気ブランドの「エスポア」をピックアップ。
他、キャラクターやブランドとのコラボ日焼け止めや、リニューアルなど、話題性があるものが注目されている印象です。話題性をトリガーにいかにSNSを駆使して、素早く訴求していくかも、昨今やはり欠かせないポイントかもしれません。
6、顔の日焼け止めは、もはやスキンケアの一部!
顔と身体や、シーンによってアイテムを使い分けている人が多数というアンケート結果に加え、顔を中心に1年中紫外線ケアをしている人も多く、LIPSユーザーの美意識の高まりを感じています。顔用の日焼け止めに関しては、今後は季節を問わない訴求が鍵になってくるのは間違いありません。
さらに顔の日焼け止めについては、日焼け止めの効果や形状だけでなく、高度なスキンケア・エイジングケアといったプラスの機能が求められるようになりそうです。機能や成分に長けた、期待を上回る日焼け止めが登場するのを心待ちにしています。
取材協力/髙丘美沙紀
※こちらの内容は、『LIPS labo』のnoteからもご覧いただけます。
https://note.com/lips_labo/n/nc96e1b0c03d2
(過去の調査についても、ぜひ合わせてご覧ください)
調査結果詳細
調査方法:アンケート調査
調査期間:2023年3月30日(木)~4月5日(水)
調査対象:LIPSユーザーである10代〜50代の男女
対象者数:3,138名
引用時のお願い
本調査分析を転載ご利用いただく場合は、出典元として下記のような記載お願いいたします。
例:「『LIPS』による調査」「『LIPS』調べ」など
LIPSについて
2017年1月にサービスをローンチし、2021年には「コスメ・メイクのクチコミ検索アプリダウンロード数No.1」(出典:App Annie 日本国内 iOS & Android、合計:2021年1月〜12月)を記録。2022年10月には「なりたい自分を、もっと自由に。」のコンセプトを体現するロゴへリデザイン。性別・世代を問わず、メイクや美容を通じて個々人の「幸せ」や「なりたい姿」を自由に追求できるプラットフォームに。さらに2023年1月には累計1,000万ダウンロードを突破。メイクやスキンケアに関する商品レビューやユーザー間コミュニケーション、人気ランキング、新商品情報やプレゼント企画など様々な機能やコンテンツを無料で提供しております。
会社概要
社名:株式会社AppBrew
所在地:東京都文京区本郷1丁目11-6 東接本郷ビル4階
代表取締役:深澤雄太
事業内容:美容プラットフォームアプリ「LIPS」の企画・開発・運用
LIPS(iOS):https://apple.co/2Q4XoTL
LIPS(Android):http://bit.ly/2zfUGAT
LIPS(WEB):https://lipscosme.com/
お問合せ先
株式会社AppBrew PR担当
TEL:03-3868-3329
FAX:03‐3868‐2366
Email:pr@appbrew.io
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像