リッジアイ、オプトとAIエージェントを活用したマーケティング業務の内製化と自律的なPDCAサイクル構築支援サービスを提供開始

株式会社Ridge-i

AI・ディープラーニング技術のコンサルティングと開発を行う株式会社Ridge-i(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:柳原 尚史、以下「リッジアイ」)と株式会社オプト(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:金澤 大輔、以下「オプト」)は、企業のマーケティング業務の高度化と内製化を推進するための、AIエージェントを活用した共同BPR(ビジネスプロセス・リエンジニアリング)サービスの提供を2025年6月より開始します。

本サービスは、両社の知見を融合し、戦略立案・施策設計からレポーティング・改善提案に至るまで、マーケティングプロセス全体をAIで再構築することを目的としています。これにより、人的負荷の高い非定型業務をAIが自律的に支援し、マーケティング担当者がより創造的な活動に集中できる環境を構築することで、企業が自律的にPDCAサイクルを高速で回せる体制の実現を目指します。

リッジアイはこの取り組みに合わせて、AIマーケティング推進室を新設します。2024年に子会社化した株式会社スターミュージック・エンタテインメント(以下「スターミュージック」)が持つSNS・動画マーケティングの実務知見を融合し、実運用に即したAIエージェントサービスの実装体制を整備しています。

■ 本サービスの提供背景と解決したい課題

今日の企業マーケティングは、生活者の価値観や接点の多様化、法制度やプライバシー規制の強化、そしてテクノロジーの急速な進化によって、かつてないスピードで変化しています。特に、テレビなどのマスメディアを媒体とした一斉配信で認知を獲得する手法から、SNSや動画を活用し、「信頼」や「共感」を軸とするファンエコノミー型へのアプローチへの移行が加速しています。統計によれば、顧客の購買行動に与えるSNSや動画の影響は50%を超えており、デジタル上で信頼性の高いマーケティングを構築することが、企業にとって喫緊の重要テーマとなっています。

(参考:「Star Creationがショート動画主要4プラットフォームを調査したレポート『ショート動画白書 vol.5 – ショート動画検索時代到来。』を公開」株式会社スターミュージック・エンタテインメント https://star-creation.com/shortmoviewhitepaper5/

このような新しいマーケティング環境への適応には、企画・制作・実行・分析といった一連のマーケティング業務をAI技術で変革し、より高速にPDCAを回すことで、最適かつ機動的な意思決定ができる環境を自社内に整えることが不可欠です。

しかし、多くの企業ではAI活用にあたり、以下のような課題に直面しています。

・AIによる誤出力(ハルシネーション)やブラックボックス化

・機密情報漏洩のリスク、著作権や知的財産への懸念

・データ基盤の未整備

・AIリテラシー人材の不足

これらの課題を克服し、企業が自社内でマーケティングノウハウを蓄積しながらPDCAサイクルを高速に回す事が出来る環境を整えたいというニーズが高まっています。

■本サービスの狙い

リッジアイとオプトは、こうした環境変化とニーズに対応し、企業が持続的かつ自律的にマーケティング活動を進化させられるよう、実務に根差したAI活用と業務定着支援を目的に本サービスの共同開発に至りました。本サービスを通じて、AIエージェントがマーケティング業務を支援・代行し、マーケティング担当者がより本質的で創造的な業務に集中できる体制を構築します。

■サービス概要

本サービスでは、AIエージェントがマーケティング業務全体のプロセスを支援・代行。企業の実務ニーズに応じて段階的に導入可能な構成とし、以下の機能を提供します。

■第1フェーズ:社内実装済み/提供開始

・トレンド分析支援:SNSや業界ニュースをAIが常時モニタリングし、話題や競合動向をレポート化

・ナレッジ管理データベース構築:商品内容や過去の企画書などを、生成AIが参照できる形でデータを蓄積。セキュアな環境で機密性の高い会議内容や施策履歴をAIが要約・蓄積

・クリエイティブ生成・効果予測:AIによるクリエイティブ企画、制作、効果予測、審査・レギュレーションチェックの自動化

・効果測定結果を自動整形し、次回改善策や効果的な意思決定をサポート

・クローンBot:企画や資料に対する上長等からのフィードバックをAIで再現

■第2フェーズ:2025年内リリース予定

・マーケティングオートメーション用シナリオ設計

・カスタマージャーニー構築支援

・KPIベースの施策改善案自動提案

■差別化ポイント

1.官公庁や企業の基幹業務でも使われる、リッジアイのマルチモーダルAI 技術と導入実績

2.SNS/動画領域で実績を持つ、スターミュージックのノウハウ活用

3.オプトの30年のマーケティング実行支援ノウハウに基づいた定着支援力

■今後の展望

日本のデジタル広告市場は2024年時点で約3.6兆円と年10%で成長しており※1、中でも動画広告市場は年23%の高成長領域です※2。また、国内のAIシステム市場も年平均25%で拡大しており、2029年には約4.1兆円への成長が見込まれています※3。なお、グローバルでもデジタル広告とAIの融合は加速しており、2024年の世界のAI市場規模は約100兆円※4、デジタル広告市場は約100兆円に達すると見込まれています※5。

急成長する両市場において、オプトとリッジアイは、デジタルマーケティングx AIの実用化をいち早く推進し、AIエージェントを活用したマーケティング業務の変革を通じて、日本企業の競争力向上とDX推進に貢献してまいります。

■お問い合わせ

本サービスでは、企業それぞれ業務プロセスと課題に合わせて、適切なAIエージェントを提案します。お気軽に問い合わせください。

※1 「日本の広告費2024」株式会社 電通

https://www.dentsu.co.jp/knowledge/ad_cost/2024/pdf/koukokuhi_2024.pdf

※2 「2024年 日本の広告費 インターネット広告媒体費 詳細分析」株式会社 電通

https://www.dentsu.co.jp/news/release/2025/0312-010858.html

※3 「国内AIシステム市場予測を発表」IDC Corporate

https://my.idc.com/getdoc.jsp?containerId=prJPJ53362125

※4 「Artificial Intelligence (AI) Market Size, Share, and Trends 2025 to 2034」Precedence Research  https://www.precedenceresearch.com/artificial-intelligence-market

※5 「Digital Ad Spending Market Report 2025 (Global Edition)」Cognitive Market Research

https://www.cognitivemarketresearch.com/digital-ad-spending-market-report

■株式会社オプトについて

オプトは、「新しい価値創造を通じて産業変革を起こし、社会課題を解決する。」をパーパスに掲げ、“近く、深く、速く、そして永く。顧客を先導するグロースリーダー”になることを目指しています。顧客企業の先のエンドユーザーへの深い理解と、真に顧客に寄り添った「顧客視点でのLTV」支援を通じ、顧客企業の永続的な事業成長を先導いたします。そして、自らが深くその構造を理解する広告産業を変革(AX=Advertising Transformation®)することで、中長期的にはIX(産業変革=Industrial Transformation®)を実現いたします。

URL:https://www.opt.ne.jp

■リッジアイについて

株式会社Ridge-i(東証グロース、証券コード:5572)は、AI・ディープラーニング技術を活用したソリューションにより、経営・社会課題の解決に挑むテックイノベーションファームです。特に、画像解析ディープラーニング、センサーによる異常検知AI、最適化AIなど様々なデータに対応するAIを組み合わせた「マルチモーダルAI」に強みを持ちます。戦略策定から要件定義フェーズに始まり、現場のコンサルテーションから開発・運用保守まで、投資対効果を実感するまで一気通貫で伴走し、多くの実績をあげています。また社会課題にも積極的に取り組んでおり、SDGs課題と環境変化を衛星画像から発見する「GRASP EARTH」などで第4回から宇宙開発利用大賞を3回連続受賞しました。今後とも技術とビジネスの高みを追求し、社会・顧客が持続的に効果を実感できる最高峰のソリューションを提供します。

会社名:株式会社Ridge-i

設立:2016年7月

所在地:東京都千代田区大手町1-6-1 大手町ビル438

代表:代表取締役社長 柳原 尚史

資本金:28,551,500円

事業内容:

① AI・ディープラーニング技術のコンサルティングおよび開発

② 共同事業、ライセンス、保守モデル、自社開発等によるプロダクトの提供

③ 人工衛星データAI分析サービスの提供

URL:https://ridge-i.com

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会社概要

株式会社Ridge-i

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URL
https://ridge-i.com/
業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区大手町1−6−1 大手町ビル 438
電話番号
-
代表者名
柳原 尚史
上場
東証グロース
資本金
-
設立
2016年07月