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中国朝鮮族言語使用・意識の多様性に関する研究で 外国語学部 新井保裕准教授が「徳川宗賢賞」の優秀賞を受賞

~言語使用・意識の多様性に潜む中国漢族社会への「社会化」を指摘~

文京学院大学

 文京学院大学(学長:櫻井隆)外国語学部 新井保裕准教授が、社会言語科学会の「徳川宗賢賞」にて、優秀賞を受賞したことをお知らせします。
  • 「徳川宗賢賞」概要と優秀賞を受賞した論文について
 主に「中国朝鮮族コミュニケーション行動の多様性」について研究している本学外国語学部 新井保裕准教授は、「中国朝鮮族言語使用・意識の多様性に関する研究 -朝鮮族学校でのアンケート調査※」を発表し、社会言語科学会「徳川宗賢賞」にて優秀賞を受賞しました。「徳川宗賢賞」は、社会言語科学会誌『社会言語科学』に掲載された論文の中から毎年、とくに優れた論文に授与されるものです。
 新井准教授らの論文は、日本と中国の連携共同研究である点、中国3地域における朝鮮族学校に通う学生1,281名へのアンケート調査、得られた大量データの統計分析手法や中国社会で生き抜くための「社会化」という概念から説明するモデルなどが先行研究として評価されました。
 なお、本件に関する授賞式は、2021年3月13日(土)にオンライン開催となる学会にて行われます。

※新井保裕(文京学院大学)・生越直樹(東京大学)・孫蓮花(大連理工大学)・李東哲(新羅大学)
『中国朝鮮族言語使用・意識の多様性に関する研究 -朝鮮族学校でのアンケート調査』第22巻1号(2019年9月発行), pp.125-141.
※社会言語科学会HP:http://www.jass.ne.jp/another/?p=3816

<論文概要>
 朝鮮半島にルーツを持つ中国朝鮮族は、中国の55の少数民族の1つであり、朝鮮語と中国語のバイリンガルと考えられています。近年、朝鮮族の移動が活発化し、在住地域も多様化していますが、それに伴い言語使用・意識も異なる可能性があります。そこで本論文では、中国東北地方の延吉市、通化市、大連市という異なる3地域を対象にして、朝鮮族学校を共通のフィールドとし、言語使用・意識のアンケート調査を実施しました。収集したデータを計量分析した結果、朝鮮族の言語使用・意識には地域差、そして性別差という多様性があることが明らかになりました。そしてその多様性について、アンケート調査だけではなく、先行研究の知見やインタビュー調査の結果も用いながら考察をしました。その結果、朝鮮族の言語使用・意識の多様性には、教授言語や入学背景、行動・思考の違いという様々な要因が潜んでいる一方で、中国漢族社会への「社会化」という統一的な概念で説明できる可能性を指摘しました。

<外国語学部 新井保裕准教授のコメント>

 このたび、拙稿が社会言語科学会「徳川宗賢賞」優秀賞を受賞することになり、たいへん光栄に存じます。拙研究は中国3地域で実施した言語使用・意識調査の結果をまとめたものであり、関係者の方々のご高配なしでは到底成しえなかったものです。改めて心より感謝申し上げます。
 学生時代の第二外国語である韓国・朝鮮語を専門とし、その研究過程で中国語も学び始めました。一見、拡散しているような関心事が実は1つに繋がっており、中国の先生方との本共同研究に至っています。今後も発展的な第二外国語教育研究、学際性・国際性を重視した教育研究を本学外国語学部で続けていきますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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本社所在地
東京都文京区向丘1-19-1
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代表者名
福井勉
上場
未上場
資本金
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設立
-
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