Back Market、日本を含む世界の消費者意識調査を実施。電子機器製造の資源採掘による社会課題の実態と消費者の認知差を明らかに

世界のスマートフォン製造で年間3億1,900万トン超の上流資源を採掘。スマートフォン1台の”本当の重さ”を可視化する特設サイト「Mine My Phone」を公開

Back Market Japan株式会社

世界最大級のリファービッシュ電子機器に特化したマーケットプレイスであるBack Market Japan株式会社(本社:東京都渋谷区 以下、Back Market)は、独立系調査会社Opiniumに委託し、日本を含む世界6か国を対象に、スマートフォンやPCなどの電子機器製造の資源採掘による社会課題の実態と消費者の認知差を明らかにする消費者意識調査を実施しました。本調査結果の発表にあわせて、普段の生活からは見えにくい資源採掘による社会課題に焦点を当て、スマートフォン1台の”本当の重さ”を可視化する特設サイト「Mine My Phone」を本日公開します。また、資源採掘を減らすための有効な手段として、10年間利用を前提としたデバイス基準の法制化を提言しています。リファービッシュ品とは、中古品として回収された電子機器を専門家が検査・クリーニング・修理し、全ての機能で正常作動が確認されている整備済製品です。

特設サイト「Mine My Phone」: https://www.backmarket.co.jp/ja-jp/e/mine-my-phone

資源採掘による社会課題を可視化する「Mine My Phone」

スマートフォンやPCなどの電子機器の製造において、製造前に行われる資源採掘による環境負荷や労働問題などの社会課題が存在しています。具体的な内容については、以下の通りです。

  • 重さ約200gのスマートフォン1台の製造には、約266kgを超える資源採掘が必要*1

  • 世界のスマートフォン製造で年間3億1,900万トン超の上流資源を採掘*2

  • スマートフォンのライフサイクル全体におけるCO2排出量の約8割は、製造前の工程で発生*3

  • 採掘資源を供給する零細採掘現場では、6歳ほどの児童労働が確認*4

  • 有害金属の汚染により約14億人*5が疾病リスクにさらされ、そのうち約2,300万人*6が発がん性レベルの有害廃棄物にさらされている

今回Back Marketでは、これらの資源採掘による社会課題に焦点を当てたスマートフォン1台の”本当の重さ”を可視化する特設サイト「Mine My Phone」を公開しました。多くの人が利用する「Find My Phone」は紛失したスマートフォンの現在地を知るための機能ですが、「Mine My Phone」では毎日利用するスマートフォンが、どこから来た鉱物資源によって作られ、どれだけの資源量が採掘され、どのような影響をもたらしているのかなど、”資源採掘の現在地”を知ることができるプラットフォームです。Back Marketは資源採掘を減らすための有効な手段として、10年間利用を前提としたデバイス基準の法制化を提言しています。

世界の消費者意識調査レポート「The Smartphone Extraction Gap」

本調査レポートでは、日本、ドイツ、フランス、スペイン、英国、米国の6か国で、各国1,000人ずつ合計6,000人の成人以上を対象に、スマートフォンに使われる鉱物資源や資源採掘による社会課題の認知度、デバイス買い替えの周期や理由、修理に関する法整備などの意識度合について明らかにしています。レポートの全文(英語)はこちらからご覧いただけます。

■調査サマリー

  • スマートフォンに使われる鉱物資源の名前を1つも挙げられない人は約半数。日本は最多で67%に

  • 資源採掘に関する事実を知ると、リファービッシュ品の購入意向は19%から49%へ上昇

  • 世界のスマートフォンの平均利用期間は2.5年である一方、希望する使用年数は平均5.9年に

    1台のスマートフォンを10年間使い続ける場合、約757kg*1の原材料採掘を回避されることが示唆

  • 半数以上(57%)がソフトウェアの問題によってスマートフォンの買い替えを余儀なくされていると回答

  • 日本が他国の最も新品保有率が高く、前のスマートフォンを新品で購入した人が91%と回答


■スマートフォンに使われる鉱物資源の名前を1つも挙げられない人は約半数に。日本は最多で67%

スマートフォンにはリチウム、銅、コバルト、タンタル、ガリウム、インジウム、ネオジムなど、約60種類の鉱物資源が使われています。スマートフォンに使われる鉱物資源について尋ねたところ、世界の52%が鉱物資源の名前を1つも挙げられない結果となりました。日本ではこの割合が67%に上り、6か国の中で最も多い結果となりました。


■資源採掘に関する事実を知ると、リファービッシュ品の購入意向は19%から49%へ上昇

調査開始時点で、次のスマートフォンとしてリファービッシュ品を購入したいと回答した人は19%でしたが、スマートフォンの製造に必要な資源量や、資源採掘に伴う社会課題に関する情報を提示した後、その割合は42%まで上昇しました。さらに関連情報を追加して再度提示した場合、リファービッシュ品の購入意向は49%に増えた結果となりました。

■世界のスマートフォンの平均利用期間は2.5年。希望する使用年数は平均5.9年に

1台のスマートフォンを10年間使い続ける場合、約757kgの原材料採掘を回避されることが示唆

調査対象6か国におけるスマートフォンの実際の平均利用期間は2.5年である*1一方で、世界の消費者が希望する使用年数は平均5.9年と、実際の利用期間の2倍以上という結果となりました。買い替えの主な理由は、最新機種への関心よりも、端末の寿命や修理可能性に関する問題などがあげられています。この結果から、消費者は必ずしも短期間で新しい端末に買い替えたいわけではなく、バッテリー、ソフトウェア、保証、修理部品などの条件が整えば、現在の端末をより長く使いたいと考えていることが分かります。

本レポートでは1台のスマートフォンを10年間使い続ける場合、約757kgの原材料採掘を回避*1できることが示されています。Back Marketでは資源採掘を減らすための有効な手段として、10年間利用を前提としたデバイス基準の法制化を提言しています。具体的に、製造元のメーカーに対して耐久性の高いデバイスの設計と、10年間のソフトウェアサポートの保証および修理交換部品を提供することや、政策立案者に対して修理する権利の強化と、デバイスの寿命を意図的に短くする設計や慣行を規制することを提言しています。

■半数以上(57%)がソフトウェアの問題によってスマートフォンの買い替えを余儀なくされていると回答

スマートフォンを長く使う上で、ハードウェアだけでなくソフトウェアも重要な要素となっています。調査では、ソフトウェアの問題によってスマートフォンの買い替えを余儀なくされていると回答した人が57%にのぼりました。またバッテリーが十分に長持ちすれば、現在のスマートフォンをより長く使いたいと67%が回答しています。さらに回答者の66%が、端末の耐久性、修理可能性、10年間のソフトウェアサポートをメーカーに義務づける法律を支持しています。

■日本は他国よりも新品保有率が高く、前回のスマートフォンを新品で購入した人は91%と最多

日本では前回のスマートフォンを新品で購入した人は91%にのぼり、次回も新品のスマートフォンを選ぶ可能性が高い人は74%となりました。一方、消費者が十分に使いこなしていないスマートフォンを開発し続けることは無駄だと50%が回答している結果も見られており、日本では新製品の開発や短い買い替えサイクルに対する問題意識が存在しつつも、実際の購買行動は新品に大きく偏っていることが分かります。

*1 出典: Assessment of the environmental impact of a set of refurbished products, ADEME, 2022

*2 出典: IDC Worldwide Quarterly Mobile Phone Tracker 世界年間のスマートフォン販売台数が約12億台で計算

*3 出典: The Shift Project, Ferreboeuf, H., Efoui-Hess, M., & Verne, X. (2021, March)

*4 出典: ADEME 2024, UNICEF Democratic Republic of the Congo (2022). Amnesty International & Afrewatch (2016)

*5 出典: Science Journal 2025

*6 出典: PBL Netherlands Environmental Assessment Agency (2024)

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調査レポート名: The Smartphone Extraction Gap

調査期間: 2026年7月30日から8月12日

方法: インターネット調査

対象国: 日本、ドイツ、フランス、スペイン、英国、米国

対象者: 各国1,000人の合計6,000人の成人以上

※Back Marketが独立調査会社Opinium社に委託して実施

■Back Market Japan株式会社について

Back Marketは、2014年11月にフランスで設立されたユニコーン企業であり、携帯電話やパソコンなどの電子機器のリファービッシュ品(整備済製品)を取り扱う世界最大級のマーケットプレイスです。日本を含むアジア、欧州、米国など世界17ヶ国で事業を展開しており、販売業者に対する厳格な審査、新しい機器のリファービッシュ方法に関するノウハウ共有、品質と価格の最適なバランスに基づいて販売商品を提供する独自のアルゴリズムの開発などを通じて、リファービッシュ品の高い品質の維持に努めています。購入者に対しては、より安心してリファービッシュ品を購入できるように、1年間の動作保証と30日間の返品保証を無料で自動付帯しており、新品以下の価格かつ、中古品以上の品質と保証を持ち合わせたリファービッシュ品の普及に取り組んでいます。Back Marketでは、サステナブルで環境に優しい事業・活動を続けていくことを企業ミッションとして掲げており、2023年4月には「B Corporation(B Corp)」認証を取得しています。リファービッシュ品は新品と比較した場合、製造プロセスにおける原材料の使用量、水の使用量、電子廃棄物の発生量、大気中への二酸化炭素排出量の全項目において約10分の1となることから、リファービッシュ品の市場拡大を通じて、環境への負荷を低減することを目指しています。

https://www.backmarket.co.jp/ja-jp

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会社概要

Back Market Japan株式会社

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URL
https://www.backmarket.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都渋谷区千駄ヶ谷五丁目27番5号 リンクスクエア新宿
電話番号
0120-938-647
代表者名
山口 亮
上場
未上場
資本金
-
設立
2020年11月