南阿蘇村との「移動販売並びに見守り活動に関する協定締結式」を開催
買い物困難への改善、さらに住民の異変への速やかな対応が可能に
西日本を中心に16の生協で構成されている一般社団法人グリーンコープ共同体(本部:福岡市博多区、代表理事:日高 容子、以下「グリーンコープ」)に属するグリーンコープ生活協同組合くまもと(以下、「グリーンコープ生協くまもと」)は6月17日(月)に熊本県・南阿蘇村、南阿蘇村社会福祉協議会、グリーンコープ生協くまもとの3者で「移動販売並びに見守り活動に関する協定締結式」を行います。
協定締結の背景
南阿蘇村の高齢化率は43%に達するなど、交通弱者や買い物困難者の数は年々増加しています。加えて、スーパーマーケットなどの買い物ができる場所も少ない状態となっています。
このような状況を受けて、グリーンコープ生協くまもとでは熊本地震後、復興支援として災害公営住宅を中心に移動販売を実施してきました。
熊本地震から8年が経過しましたが、高齢化などで移動販売、さらには高齢者などの見守りの必要性はさらに高まっています。こうした状況に適切に対応していくため、今回の協定を締結し、3者の協力関係を強固なものとすることになりました。
なおグリーンコープ生協くまもとでのこうした協定締結は球磨村に続き、2例目となります。
協定の目的
1:買い物支援
高齢などによって買い物が困難になっている方々などに買い物の場を提供します。さらに買い物のために地域の方が集うことで、地域の交流活性化も図ることができます。
2:見守り支援
定期的に移動販売を行うことで、住民の方の異変、生活上の支障、犯罪被害などに気付くことができます。こうした懸念が生じた際には、いち早く村や社会福祉協議会などに情報提供することで、問題の早期発見と対応が可能となります。
グリーンコープ生協くまもとの移動販売 概要
・毎週火曜日に災害公営住宅を中心に実施します。
・必要に応じて、その他の場所で実施することも予定しています。
協定締結式 概要
日時:6月17日(月)10:00~
場所:南阿蘇村役場 大会議室
出席者
・南阿蘇村 吉良 清一 村長
・南阿蘇村社会福祉協議会 荒牧 カヨ子 副会長
・グリーンコープ生協くまもと 小林 香織 理事長
組織概要
一般社団法人グリーンコープ共同体
福岡市博多区博多駅前一丁目5番1号
代表理事 日高 容子
2018年、グリーンコープ生活協同組合連合会や、社会福祉法人グリーンコープ、労働協同組合など、九州(福岡、佐賀、長崎、大分、熊本、宮崎、鹿児島)、近畿(大阪、兵庫、滋賀)、中国(鳥取、岡山、島根、広島、山口)、そして福島の16の生協、各種団体とともに「一般社団法人グリーンコープ共同体」を設立。ひとつのグリーンコープのように持てるものを共有・連帯しながら、それぞれの地域に根ざした生活協同組合として活動してきました。「安心・安全な食べものを子どもたちに食べさせたい」という母親の想いからはじまって、それぞれの地域を豊かにしていくことを目指しています。
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