宮城・福島・岩手の3県で海水温上昇について子供たちと考える 『東北の海を学び 次世代まで守り続けるプロジェクト』発足
2025年7月11日(金)に仙台にてキックオフミーティングを開催
株式会社東日本放送が事務局を務める、一般社団法人TOHOKU海にいいことプロジェクトでは、今年度から「海水温の上昇に伴う魚種変化」について、未来をつくる子供たちと地域自治体とが一緒に考えていく新たな取り組み『東北の海を学び、次世代まで守り続けるプロジェクト』を発足します。初年度は宮城県・福島県・岩手県の3県の自治体ならびに教育機関と小学生とが連携をしながら事業を実施。
2025年7月11日(金)には宮城県仙台市にて3県合同のキックオフミーティングを開催します(オンラインにて視聴可能)。この事業は、日本財団が推進する「海と日本プロジェクト」の一環で開催するものです。

<キックオフミーティング概要>

開催日時 |
2025年7月11日(金) 13時30分~15時00分予定 ※開場13時 |
会場 |
TKPガーデンシティPREMIUM仙台西口「ホール8B」 (宮城県 仙台市青葉区花京院1-2-15) |
主な内容 |
①『東北の海を学び、次世代まで守り続けるプロジェクト』事業概要説明 (一般社団法人TOHOKU海にいいことプロジェクト) ➁ 基調講演『変わりつつある三陸の海 ~今をみつめ、未来を考える~』 (東北大学 大学院理学研究科 杉本周作准教授) ➂ 各県の現状と課題共有 ・宮城県【宮城県水産業基盤整備課】 ・岩手県【岩手県水産技術センター】 ・福島県【福島県水産海洋研究センター】 |
オンライン視聴 |
khb東日本放送 公式Youtubeチャンネル ※見逃し配信あり |
<『東北の海を学び、次世代まで守り続けるプロジェクト』概要>
特設サイトURL: https://tohokuuminiiikoto.com/sanken2025/
■実施の背景
すべての県が海に面する東北地方。太平洋側の「三陸沖」は黒潮と親潮が交差する世界三大漁場の一つですが、昨年1年で6度も水温が上がるなど世界でも類を見ない状況で、著しい魚種交代や海藻消失などが漁業者や住民の暮らしを混乱に陥れています。
■本事業の目的
本企画では、著しい魚種交代が起こっている東北の各県で「海水温上昇によって起こる海の問題」を地元自治体や教育・漁業関係者、企業・団体が共有し、子供たちに伝え・体験していくことで未来につながる取り組みとします。また、ここで得られた知見や実績を継続的な海洋教育として定着させることで、地域住民をも巻き込んだ取り組みとして拡大・定着させていきます。
■今年度の事業概要(予定)
【学ぶ】→【体験する】→【伝える】の流れで、次代を担う子供たちを対象に、「将来にわたって長くつながる海洋教育」(継続・循環)として定着するような取り組みを目指す。
①【学ぶ】 小学生に向けた海の現状や海洋課題などを学ぶ授業(座学・課外授業など)
東北3県の子どもたちを対象に自県の海の役割や大切さ、近年直面する課題、水揚げされる海産物の種類や変化などを座学にて、実際に水揚げされ流通する海産物などについてを課外授業にて実施
➁【体験する】 地元食材使用オリジナルメニュー開発、試食会、店頭販売(期間限定)
回転すしスシロー(㈱あきんどスシロー)とコラボし、各県で水揚げされる海産物を使ったオリジナルメニューを児童らが開発し、期間限定で各県内の店舗にて販売
➂【伝える】 東北3県合同によるイベントの実施(会場=宮城県仙台市)
当該企画における、各県の取り組み内容や進捗状況などを訴求する場として、宮城・仙台のイベント会場にて東北3県合同ブースを出展し来場者に対し訴求
④【伝える】 各種映像を「海洋教育教材」として配信(後援=各自治体・教育委員会・漁業関係者など)
当該企画の追いかけ映像(授業や体験の様子)を撮り溜め、各県教育委員会などと連携し、授業やメニュー開発、販売などについて追いかけ撮影した映像を、だれもが見やすい10分程度(×3本)の教材コンテンツとして複数制作しプラットフォームなどにて配信

■企画全体監修
東北大学 大学院理学研究科 杉本周作准教授
三陸沖の異常高水温について国際論文発表するなど海洋課題の研究を進める有識者
■運営体制

主催 |
一般社団法人TOHOKU海にいいことプロジェクト |
共催 |
khb東日本放送、IAT岩手朝日テレビ、KFB福島放送 |
後援 |
宮城:宮城県、宮城県漁業協同組合 岩手:岩手県(予定) 福島:福島県(予定) |
協力 |
宮城:塩竃市秘書広報課、塩竃市水産振興課、塩竃市学校教育課、 塩釜市立第一小学校 岩手:大槌町産業振興課、大槌町教育委員会、NPO法人おおつちのあそび、 岩手県地球温暖化防止活動推進センター 福島:楢葉町こども課、楢葉町農林水産課、楢葉町地域学校協働センター 「ならはっこ」 |
全体監修 |
東北大学 大学院理学研究科 杉本周作准教授 |
特別協力 |
株式会社あきんどスシロー |
<団体概要>
団体名称 :(一社)TOHOKU海にいいことプロジェクト
URL :https://tohokuuminiiikoto.com/
活動内容 : 宮城の海のために、私たちができることを考えていく

日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
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