HRS Japanと三菱UFJニコス、出張ホテル精算システム「HRS Pay」を提供開始!

~海外出張宿泊費の社員立て替えをなくし、精算手続きの効率化へ、5月1日から~

三菱UFJニコス株式会社

ドイツに本社を置くIT企業「HRS」の日本法人、HRS Japan株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:ニール・シング)と三菱UFJニコス株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:角田典彦、以下 三菱UFJニコス)はこのたび、HRSのBTM(※)サービス「ロッジング・アズ・ア・サービス(LaaS)」の拡充に向け、海外出張の宿泊費精算の効率化等が可能な非対面決済サービス「HRS Pay(エイチアールエスペイ)」での提携で合意、5月1日にその取り扱いをスタートします。

(※)ビジネストラベルマネジメントの略称。企業の出張関連業務を一元管理し、業務効率化やリスク管理を促す仕組み

HRSは大手企業向けにBTM戦略を実現するためのITプラットフォーム LaaS を提供している企業です。LaaSには、法人契約ホテルの調達サービス(Procurement Tech)、調達した法人契約ホテルを含む、国内外65万軒のオンラインホテル予約サービス(Travel Tech)、宿泊したホテルの法人一括精算やVAT(付加価値税)還付を可能にするペイメントサービス(HRS Pay)の三つのサービスが含まれます。これによってHRSを利用する企業は法人契約ホテルの調達からホテル予約、そして法人一括精算、VAT還付までをシームレスに行うことができ、さらに専用のダッシュボードを通じて各企業のご担当者が自社社員による出張先ホテルでの利用データをタイムリーにモニタリングできます。

今回、両社が共同で提供する国内企業向けの「HRS Pay」は、三菱UFJニコスが提供するバーチャルカードナンバー(VCN)を利用して、企業による海外宿泊費の決済を可能にしています。また、カード支払い情報を予約情報と紐づけることで、人事、財務、間接材調達部門などが必要とするデータの活用を可能にし、出張業務のDX(デジタルトランスフォーメーション)を促します。カードの支払いは会社払いとなるため、これまでのように従業員が海外出張のホテル代を立て替える必要がなくなります。 

また、「HRS Pay」によって、VAT還付申請の自動化も可能としました。出張者のホテルチェックアウト後、HRSはホテルから明細書を取得し、データ化します。その後、HRSの監査としてVCN決済情報と企業の出張ポリシー(朝食の有無・クリーニング代やミニバーなどの除外)を照らし合わせ、監査を通過した情報のみを決裁、さらにVAT還付に回します。「HRS Pay」を含むLaaSの利用企業は、海外出張で支払ったVATの還付を自動的に受けることが可能となります。 

本件は、三菱UFJニコスが提供している非対面取引専用のカードレス法人カード「パーチェシングカード」(*1)のシステムとMastercardの法人向けカード・プログラムに対応した経費管理統合アプリケーション(*2)を活用し、展開します。LaaS利用企業にパーチェシングカードを発行し、同カードに紐づく子カード(子番号)として、親カードの与信枠内で1回使い切りのバーチャルカード番号(VCN)を宿泊予約ごとに発番する仕組みです。

HRSはLaaS利用企業からの宿泊予約を受け付けた後、発番されたVCNと予約情報をホテルに伝達、三菱UFJニコスは海外ホテルと同企業との精算を担うものです。

これにより出張者は、海外出張時にHRSの予約システムで「HRS Pay」での支払いを選ぶだけで、あらゆる海外ホテルとの精算をパーチェシングカード1本にまとめられることに加え、Mastercardのスマートデータ(*3)経由で、決済情報(ホテル名、支払日、金額等)と領収書データを自社の経費精算システムに取り込むことが可能となります。その結果、海外ホテル予約時のカード情報の入力や出張後の領収書との突合といった手間の軽減・効率化、経費の一元管理、さらにはカード不正利用などのリスク削減を実現できます。

以上

<参考情報>

本サービスのスキーム図

(*1)「パーチェシングカード」(三菱UFJカード バーチャル)

1回使いきりの非対面決済専用のクレジットカード決済サービス。三菱UFJニコスが発行する非対面法人取引専用で“カードレス”の「三菱UFJカード パーチェシング」に紐づく子カード(子番号)として、各購買・発注ごとに導入法人が自らVCNを取得し、子番号の利用条件(利用上限額や有効期間など)を設定して使用できる。具体的には、VCNを取得する際に、親カード(親番号)の与信枠の範囲内で、1)取引可能金額(取引1回当たり)、2)利用回数、3)有効期間、4)利用時間帯、5)利用地域・国を、VCNごとに事前設定し、カード利用時にその決済が同設定に合致しているかを判定。

 

(*2)経費管理統合アプリケーション

サービス名称は「In Control for Commercial Payment(インコントロール・フォー・コマーシャル・ペイメント)」。法人による、購買や買掛金管理などのニーズをサポートし、部門や従業員ごとのB2B購買管理機能を提供できる包括的な決済ソリューション。コーポレートカードやパーチェシングカードの導入法人自身が、 親カードの与信枠内において一回使い切りのバーチャルカードを別途取得し各種制御を自由に設定できる。実際に利用する社員や部署などの経費権限に基づき、取引ごとに取得できる「バーチャルカード番号(VCN)」には、利用上限金額、利用期間、利用できる地域を制限するなど、柔軟な購買管理が可能。各VCNに最大29個のエンハンストデータの入力設定ができ、発注と支払/決済の一元化を実現。

(*3)Mastercardスマートデータ

Mastercardの法人向けカード・プログラムに対応した経費管理統合アプリケーション。全社員のカード情報データを一元化し、Concur、Oracle、SAPなど広く法人に採用されている経理システムやMastercardが開発したアカウント管理、レポートと分析、経費精算レポートなど充実した機能を備える会計アプリケーションGen2へのデータ連携が可能。法人企業が連携を希望する経費精算システムによっては、サービス導入時に検証および設定が必要。

企業概要

■HRS Japan株式会社

本社:東京都港区虎ノ門1-10-15 KDX虎ノ門一丁目ビル11階

代表取締役社長:ニール・シング

事業内容:HRS Japan株式会社は、大手企業に対して、ホテル予約管理、宿泊費分析、法人契約ホテルの調達や経費管理システム等との連携、ペイメントソリューションなどのサービスを提供しています。

■三菱UFJニコス株式会社

本社:東京都千代田区外神田4-14-1 秋葉原UDX

代表取締役社長:角田典彦

事業内容:クレジットカード事業・ファイナンス事業・信用保証事業・その他のサービス事業(クレジットカード業務の受託等)他

以上

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ビジネスカテゴリ
クレジットカード・ローン
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会社概要

三菱UFJニコス株式会社

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URL
https://www.cr.mufg.jp/
業種
金融・保険業
本社所在地
東京都千代田区外神田4-14-1 秋葉原UDX
電話番号
-
代表者名
角田 典彦
上場
未上場
資本金
-
設立
-