認知症の“困った行動”には理由がある——認知症本人の世界を体験するワークショップを、9月の認知症月間に全国47都道府県で開催
シリーズ累計30万部『認知症世界の歩き方』をカードと対話で体験。全国1,436名のファシリテーターネットワークから、各地のメンバーがワークショップを開催
特定非営利活動法人イシュープラスデザイン(代表:筧 裕介)は、2026年9月の「認知症月間」に合わせ、全国各地で「認知症世界の歩き方実践ワークショップ」を開催します。
本ワークショップでは、認知症のあるご本人へのインタビューをもとに開発したカードを使い、「ご本人には、世界がどのように見えているのか」を参加者同士で考え、対話します。
専門知識がなくても参加でき、子どもから大人まで、楽しみながら認知症のある人の視点や体験を学べるプログラムです。

ウェブサイトはこちら
https://issueplusdesign.jp/dementia_world/september/workshop.html
シリーズ累計30万部『認知症世界の歩き方』とは
『認知症世界の歩き方』は、認知症のあるご本人約100名へのインタビューをもとに、本人が日常生活の中で感じていることや困りごとを、「旅行記」と「旅行スケッチ」の形で紹介する書籍です。
私たちには一見「不思議」に見える行動も、ご本人の視点から見れば、そこには理由があります。本書では、認知症を医学的な症状だけで説明するのではなく、ご本人が見ている世界を旅するように追体験することで、認知症への理解を深めます。
2021年の出版以来、シリーズ累計発行部数は30万部を突破。中国、台湾、韓国でも出版され、書籍を起点に、講演会、ワークショップ、展示など、本人の視点から認知症を考える活
動が全国に広がっています。
さらに、書籍を原作とした実写映画『認知症世界の歩き方』が、2027年2月5日(金)から全国公開されることも決定しています。

【『認知症世界の歩き方』公式サイト】
https://issueplusdesign.jp/dementia_world/
「ご本人には、世界がどう見えているんだろう?」
「認知症世界の歩き方」実践ワークショップでは、書籍の世界観をもとに開発したカードを使い、認知症のある人が見ている世界を体験します。
カードに描かれた場面を見ながら、参加者同士で考えるのは、「ご本人には、世界がどう見えているんだろう?」という問いです。
認知症のある方の行動を、周囲から見える「困った行動」として捉えるのではなく、ご本人の視点から想像してみる。すると、その行動の背景にある不安や戸惑い、本人なりの理由が少しずつ見えてきます。
参加者からは、
「認知症への見方が大きく変わった」
「本人の立場から考えることの大切さに気づいた」
「難しいテーマなのに、楽しく話し合うことができた」
といった声が寄せられています。
専門知識や正解を一方的に教えるのではなく、本人の視点から世界を見つめ、認知症とともに幸せに暮らす方法を考える。それが「認知症世界の歩き方」実践ワークショップです。

全国1,436名のファシリテーターが、地域に対話の場をつくる
全国各地でワークショップを開催するのは、「認知症世界の歩き方」ファシリテーターです。
ファシリテーターは、養成講座を修了し、「認知症世界の歩き方」のワークショップを運営するための知識とスキルを身につけた人たちです。
医療・福祉の専門職だけでなく、地域活動に携わる人、企業で働く人、認知症のある人の家族、市民など、さまざまな立場の人がファシリテーターとして活動しています。
ファシリテーターは、認知症について一方的に教える「先生」ではありません。参加者と一緒に「認知症世界」を歩きながら、
「認知症とともに、安心して暮らせる地域や職場をつくるには?」
を考え、話し合える場をつくります。
現在、全国で1,436名がファシリテーター養成講座を修了。さらに、137自治体で『認知症世界の歩き方』が認知症サポーター養成講座の教材として活用されています。
9月の認知症月間には、各地のファシリテーターが、それぞれの地域でワークショップを開催します。

各地で活動するファシリテーターの声
「私が認知症になっても安心して暮らせる町」を、一緒につくりたい
福島県
地域包括支援センターの職員として、町内の小・中学校、高校、郵便局、JAなどで認知症サポーター養成講座を開催しています。
大切にしているのは、「〇〇かもしれない」と本人の状況を想像し、どのような関わり方ができるかを一緒に考えることです。
「私が認知症になっても安心して暮らせる町」のあり方を、地域のみなさんと一緒に考えていきたいです。
「知識はチカラ、理解はタカラ!」
東京都新宿区
新宿二丁目で月1回開催している認知症サポーター養成講座で、「認知症世界の歩き方 for サポーターズ」を活用しています。
カードを使った体験学習には、「面白かった」「もっとやってみたい」という声も寄せられています。認知症について楽しく知り、地域の理解を広げるきっかけになっています。
「正解を教えるのではなく、対話から新しい視点を」
京都府
理学療法士、ケアマネジャー、コンテンツクリエイターの3人で、「むすんでひらく」というチームとして活動しています。
医療や介護だけでなく、地域、企業、防災など、さまざまな現場で『認知症世界の歩き方』の視点を活用しています。
正解を教えるのではなく、対話を通して新しい視点に出会う。驚きと楽しさのある体験を、全国に届けていきたいです。
9月は認知症月間
1994年、国際アルツハイマー病協会(ADI)と世界保健機関(WHO)は、毎年9月21日を「世界アルツハイマーデー」と定め、認知症への理解を広げる活動を始めました。
日本でも、2024年1月に施行された「共生社会の実現を推進するための認知症基本法」により、毎年9月21日を「認知症の日」、9月1日から30日までを「認知症月間」と定めています。
issue+designでは、2026年の認知症月間に合わせ、認知症について知り、体験し、行動するための情報を集めた特設ポータルサイトを開設しました。
ポータルサイトでは、『認知症世界の歩き方』に関連する全国のワークショップやイベント、書籍、展示、映画化プロジェクトなどの情報を紹介しています。
認知症のある方が見ている世界を想像し、本人の視点から日々の関わり方や地域のあり方を考える。9月の認知症月間を、そのきっかけにしていただけたらと考えています。
9月認知症月間特別ポータルサイト
https://issueplusdesign.jp/dementia_world/september
「認知症世界の歩き方」について
「認知症世界の歩き方」は、認知症のある方100名へのインタビューをもとに、その人が見ている世界や日常生活の中で直面する困りごとを、旅の物語やデザインを通して疑似体験するプロジェクトです。
書籍、ウェブサイト、ワークショップ、研修、展示など、さまざまな形で認知症への理解を広げ、認知症のある人とともに、誰もが暮らしやすい社会やサービスをつくる活動を展開しています。関連書籍はシリーズ累計30万部を超え、自治体、企業、学校、医療・介護現場など、全国各地で活用されています。
公式サイト:https://issueplusdesign.jp/dementia_world
issue+designについて
issue+designは、「社会の課題に、市民の創造力を。」を合言葉に、デザインの力で社会課題の解決に取り組むソーシャルデザイン組織です。
行政、企業、大学、地域住民、当事者など、多様な人々との共創を通じて、認知症、地域づくり、教育、医療・福祉、防災、脱炭素などの領域で、調査研究、事業開発、人材育成、コミュニケーションデザインに取り組んでいます。
団体名:特定非営利活動法人イシュープラスデザイン
代表:筧 裕介
所在地:東京都文京区
公式サイト:https://issueplusdesign.jp/
本件に関するお問い合わせ
特定非営利活動法人issue+design
Email:info@issueplusdesign.jp(担当:森)
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