ミツモア、「設備・保守・リフォームなどの現場作業従事者のデータ管理・AI導入実態調査」を実施
AI活用への関心は57.3%だが実活用は37.5%で2割のギャップ。ツール分散の影響で63.0%がデータ管理に課題を実感。
株式会社ミツモア(本社:東京都中央区、代表取締役:石川彩子)は、設備・保守・リフォームといった現場業従事者を対象にしたデータ管理とAI(生成AI、ChatGPTなど)導入実態調査を実施したのでお知らせいたします。
調査サマリー
・57.3%がAI活用に関心があると回答する一方、活用できていると答えた人は37.5%にとどまっており、約2割のギャップがあることが判明。
・現場でのデータの管理方法は全体としてExcelが一番多いが、決まった管理方法はなく様々なツールを横断的に使用していると回答。
・横断的なデータ管理の影響か、約3分の2となる63.0%が自身が行っているデータ管理に関して「何かしらの課題を感じている」と回答。
・AIを導入する場合、導入前に社内で整えるべきこととして、データ整理・記録のルール統一が35.9%と一番多かったが、次点として「現場に合ったツールの選定」と答えた人が25.6%と、「従業員のITリテラシー/人材教育(24.4%)」や「導入費用・予算の確保(24.4%)」と同様に重視されていることが判明
・会社で今後AIを導入する際にベンダーにしてほしいサポートについて、導入支援(設定・初期構築)が33.3%、現場向けの操作教育が28.2%、補助金・助成金の案内・申請支援が24.4%、現場の業務に特化したテンプレートや事例が21.8%と回答。サービス導入で終わりではなく、設定や教育などの継続サポートを重視していることがわかる結果に
調査の詳細
57.3%がAI活用に関心があると回答する一方、活用できていると答えた人は37.5%にとどまっており、約2割のギャップがあることが判明。
現場業務におけるAI活用(生成AI・ChatGPTなど)への興味について質問したところ、57.3%が「興味がある」と回答しました。一方、現場業務でAI活用が行えているかという質問で「活用できている」と回答したのは37.5%にとどまり、「AIを活用したいが現状ではできていない」というギャップをかかえている層が2割程度いることがわかりました。

・現場でのデータの管理方法は全体としてExcelが一番多いが、決まった管理方法はなく様々なツールを横断的に使用していると回答。
現場でのデータの管理方法(「現場での情報共有」「日報、勤怠、進捗などの情報共有」)「現場での記録や情報共有」)について質問をすると、全体として「Excel」での管理が多いことがわかりました。しかし、Excel以外にも様々なツールを横断的に使用していることから、決まった管理方法はなく様々なツールを横断的に使用していることが回答から見えてきました。
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<現場でのデータの管理方法まとめ>
現場での情報共有に使われているツール:Excelが58.5%でトップ。次いで34.6%がLINE、メールでの共有、32.7%が写真フォルダ(スマホ内/共有サーバー)
日報、勤怠、進捗などの情報共有に使われているツール:Excelが40%、次いで業務用アプリ・クラウドツールで26.3%、LINE・チャットアプリが21.5%
現場での記録や情報共有に使われているツール:Excel(PC・タブレット)が46.3%や写真(スマートフォン)が36.6%と回答し上位を占めたが、27.8%が紙(メモ・帳票)を使って記録を行っている
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・横断的なデータ管理の影響か、約3分の2となる63.0%が自身が行っているデータ管理に関して「何かしらの課題を感じている」と回答。
現状自身が行っているデータ管理に関して、課題に感じているかという質問に対して、約3分の2となる63.0%が「課題を感じる」と回答。管理方法ごとで確認したところ、すべての管理方法において半数以上が「課題を感じる」と答えていることがわかりました。
Excelをはじめ、様々なツールを使用している影響か、使用に関して課題を感じている人が多くいることがわかる結果となりました。

・AIを導入する場合、導入前に社内で整えるべきこととして、データ整理・記録のルール統一が35.9%と一番多かったが、次点として「現場に合ったツールの選定」と答えた人が25.6%と、「従業員のITリテラシー/人材教育(24.4%)」や「導入費用・予算の確保(24.4%)」と同様に重視されていることが判明
現場業務でAI活用が行えていないと回答した方を対象に、自身の会社で今後AIを導入する場合、導入前に社内で整えるべきだと思うことは何かと聞いたところ、「データ整理・記録のルール統一」が35.9%と最多となりました。次いで「現場に合ったツールの選定」と回答した人が25.6%おり、「従業員のITリテラシー/人材教育(24.4%)」や「導入費用・予算の確保(24.4%)」などの「教育や予算」などの問題と同様に、「ツールの比較検討」が重視されていることがわかりました。
・会社で今後AIを導入する際にベンダーにしてほしいサポートについて、導入支援(設定・初期構築)が33.3%、現場向けの操作教育が28.2%、補助金・助成金の案内・申請支援が24.4%、現場の業務に特化したテンプレートや事例が21.8%と回答。サービス導入で終わりではなく、設定や教育などの継続サポートを重視していることがわかる結果に
前問と同じく、現場業務でAI活用が行えていないと回答した方を対象にあなたの会社で今後AIを導入する場合にどんなサポートがあれば導入しやすいかを聞くと、「導入支援(設定・初期構築)」が33.3%、「現場向けの操作教育」が28.2%、「補助金・助成金の案内・申請支援」が24.4%、「現場の業務に特化したテンプレートや事例」が21.8%という結果となりました。
AI導入にはサービスを導入してもらって終わりではなく、導入後の設定や教育などの継続サポートを重視していることがわかる結果となりました。

まとめ
今回、設備・保守・リフォームといった現場業従事者のデータ管理方法とAIの導入実態を調査しました。AIに関しては、関心はあるものの活用できている方に2割程度のギャップがあることがわかり、AI活用に向けた取り組みの必要性が見えてきました。
さらに、データの管理方法については、Excelが多いが、紙やスマートフォンなど様々な管理方法を横断的に使用しており、現状の活用方法に課題を持っている人が多くいることが分かりました。様々なツールを使っていると利用する側も使いこなすのに時間がかかったり、社内での連携が難しかったりなどの弊害が起きてしまうため、システムを統一するなどの対応が必要となってきます。
また、システムを社内で導入する際に必要なこととして、「データ整理・記録のルール統一」や「現場に合ったツールの選定」が、そして求めているサポートについては初期設定や現場向けの教育などがあげられました。自分たちの現場にあったサービスを選定できることの重要性と、サービスを導入して終わりではなく、導入後の設定や教育などの継続サポートを重視していることがわかりました。
プロワンでは、見積もり作成をはじめ、顧客管理、営業支援、日報・工事書類の作成や分析レポートの作成、収支管理まで、現場に向き合う事業者の業務をオールインワンでサポートすることができます。今回の調査結果をきっかけに多くの事業者の困りごとを親身になって解決できるよう努め、ひいては業界のDX推進に貢献してまいります。
【調査概要】
調査期間:2025年11月21日~25日
調査対象::現場仕事(空調、電気関連、ビルメンテナンス、リフォーム・内装、機器設置・メンテナンス、電気工事、ガス関連)に従事している方
調査方法:インターネット調査
有効回答数:208件
【記事等でのご利用にあたって】
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現場業界特化の業務改善ソフトウェア「プロワン」について

「プロワン」は、短期工事・設備工事・リフォーム工事・保守メンテナンスなど、現場事業者の実務に特化したオールインワン業務支援ソフトウェアです。顧客管理、営業支援、見積作成、日報、工事書類、収支管理、差配、レポートなど、現場〜バックオフィスまでの業務を一元化し、生産性向上と売上向上を実現します。(URL:https://meetsone.com/)
株式会社ミツモアについて

生活インフラ産業の生産性向上を通じて、ミッションである「日本のGDPを増やし 明日がもっといい日になる と思える社会に」の達成を目指すスタートアップ企業。全国10万超の事業者ネットワークを基盤に、生活インフラ産業を支え事業者エコシステムの構造的な変革と持続的な発展を実現します。2017年2月創業以来、オンラインで見積もり比較から受発注までワンストップで完結するサービス「ミツモア」や、現場業界特化のオールインワンSaasサービス「プロワン」、法人の調達・発注業務を支援する「ハッチュー」の開発・提供をしています。2023年には、経済産業省主催の「日本スタートアップ大賞2023」にて経済産業大臣賞(ダイバーシティ賞)を受賞。また週刊東洋経済が主催する「すごいベンチャー100」2023年版にも選出されました。(URL:https://meetsmore.com/company)
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