DataRobot、マイクロソフトと提携しAIのバリューを加速
バリュー・ドリブン AIのリーダーであるDataRobot(本社:マサチューセッツ州ボストン、CEO:Debanjan Saha)は、企業におけるAI導入を加速させるために、マイクロソフトとの提携を発表しました。この提携では、Microsoft Azure OpenAI Service、Azure Machine Learning、Azure Kubernetes Service(AKS)とのインテグレーションが行われ、データサイエンティストによる大規模言語モデル(LLM)を利用したコーディング支援が可能になる予定です。これにより、DataRobotとマイクロソフトの顧客は、Microsoft Azure上でエンドツーエンドのエンタープライズ対応AIソリューションをより容易に構築、展開、管理することが可能になります。
またAzure OpenAI ServiceのモデルをDataRobot内で直接利用できるため、コードやノーコードメソッドを用いたモデル構築、Azure Machine Learningによるデプロイと管理が容易になりました。この新しいシームレスな体験は、DataRobotがLLMを利用して、あらゆる規模の企業向けに生成AIの採用を加速させるための最初のステップの1つです。
この新たなインテグレーションにより、MLの責任者や構築者の効率が向上し、組織はAIから価値を引き出すことが可能になります。
Azure OpenAI Servicesとの統合:DataRobot Notebooks Code-Assistでは、会話型プロンプトを用いることで、ビジネス上のユースケースと利用可能なデータのコンテキストを使用するPythonでのデータ準備と、モデリングコードの生成をPreview内でできるようになりました。
Azure Machine Learningとの統合:DataRobotのレジストリからAzure Machine Learningにおける管理対象エンドポイントに、スコアリングコードを使用して学習済みモデルを簡単にデプロイすることで、これらのデプロイをDataRobotを通して監視することができます。またこの統合により、DataRobotとAzure Machine Learningの両方のモデルに対し、コンプライアンスドキュメントを自動で作成できます。
将来を見据えたAI最適化インフラストラクチャ:Microsoft Azure Kubernetes Serviceのフルサポートにより、DataRobot AI PlatformもAzure Kubernetes Service上の自己管理型デプロイメントや管理型シングルテナントSaaSなど、多様なデプロイメントが可能になりました。
■Eric Boyd氏(Microsoft, Corporate Vice President, AI Platform)は次のように述べています。
「重要な顧客ニーズを実現し、具体的なビジネス成果を生み出す上で、シームレスで戦略的なパートナーシップの必要性は、現在のAI環境以上に重要なタイミングはないでしょう。複雑なAI問題を解決するDataRobot社とのパートナーシップを通して、企業がAIジャーニーを加速させ、収益目標の達成をサポートするために、顧客のいる場所で出会う、という当社の取り組みをさらに強固にすることができ、とても嬉しく思っています」
■Venky Veeraraghavan (DataRobot, Chief Product Officer)は次のように述べています。
「DataRobotとMicrosoftの生成AIおよびMLサービスの統合は、Azureの差別化と拡張性のあるプラットフォーム上に構築された機械学習の実験と生産作業のための画期的なイノベーションと体験を顧客に提供します。生成AIは、AIユースケースの開発、解釈、採用を劇的に近代化します。私たちは、お客様のAI投資からさらに大きな価値を引き出すために、Azure OpenAI Serviceを当社の製品体験に深く組み込むことに興奮しています」
■Andy Thurai氏 (Constellation Research, VP & Principal Analyst)は次のように述べています。
「生成AIと同様に、AIとMLの活用を成功させるためにはエコシステム全体の相互運用性が最も重要です。マイクロソフトとDataRobotの間の今回のような統合は、企業の革新、運営、仕事のやり方を変えるでしょう。最近の市場調査では、AIを広く採用する企業は、生産性の向上による収益と節約の両方で、2030年までに地域経済のGDPを26%増加させると予想されています。これはすべて、AIの変革力のおかげです」
■Craig Civil氏(BSI, Director of Data Science and Artificial Intelligence)は次のように述べています。
「包括的なAIライフサイクルプラットフォームは、成長する弊社のデータサイエンスチームの効果と効率性を最適化する上で非常に貴重です。DataRobotのAIプラットフォームは、Microsoft Azureから直接データを取り込むことで時間の短縮やリスクの軽減を実現し、またMicrosoft Power BIを通じてインサイトを提供するなど、当社の現在のエコシステム内に統合できる柔軟性を備えています。この柔軟性を評価してDataRobotを導入しましたが、Azure OpenAIとの統合を活用して、今後もイノベーションを推進することを楽しみにしています」
プラットフォームに関するニュースやアップデートは、こちら(https://www.datarobot.com/build2023/?utm_source=drnewsroom&utm_medium=web&utm_campaign=msftbuild23drnr )をご確認ください。
■DataRobotについて( https://www.datarobot.com/jp/ )
DataRobot はバリュー・ドリブン AI のリーディングカンパニーとして、当社のオープンな AI プラットフォームと、AI に関する深い専門知識、それに幅広いユースケースに対応してきた経験を組み合わせた独自の協調的なアプローチで、ビジネスの運営、成長、最適化をさらに進められるようサポートしています。
DataRobot AI Platform は、データ、アプリケーション、ビジネスプロセスに対する既存の投資を活かしながら、オンプレミスにもクラウド環境にもデプロイできる包括的な AI ライフサイクルプラットフォームです。DataRobot と当社のパートナーが抱える世界最高クラスの AI 専門家チームは、AI チーム(データサイエンティスト、ビジネス担当者、IT 担当者)と連携してきた 10 年間の経験を活かして、頻発する問題を解決し、プロジェクトを成功に導くベストプラクティスを開発して、価値の実現、収益の増加、およびコストの削減にかかる時間を短縮しています。DataRobot の顧客には、フォーチュン 50 企業の 40%、米国の上位 10 銀行のうち8 行、製薬会社上位 10 社のうち7 社、電気通信会社上位 10 社のうち 7 社、グローバルメーカー上位 10 社のうち 5 社が含まれています。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像