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Counterpoint Technology Market Research Limited
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米国スマートフォン市場、2021年第1四半期に前年同期比19%の成長を遂げる。5Gスマートフォン販売は累計5,300万台に達したが、勢いに一服感も。

Counterpoint Technology Market Research Limited

カウンターポイント・テクノロジー・マーケット・リサーチ (英文名: Counterpoint Technology Market Research 以下、カウンターポイント社)は、Apple、Samsung、OnePlusの5G端末売り上げが貢献したことにより、米国のスマートフォン市場は2021年第1四半期に19%の成長を遂げ、2019年の5G機種発売以降の販売台数は、2021年第1四半期末までに累計5,300万台に達したという調査結果を含むUS Channel Share Trackerによる最新調査を発表致しました。
5G対応機種が低い価格帯でも増えてきたおかげで、2021年第1四半期のスマートフォン販売全体の57%が5Gとなりました。米国版の特別給付金、強力なワクチン接種体制、コロナウイルス(COVID-19)流行による規制の減少といった要素で米国経済が自信を取り戻したことも影響しています。

一方、四半期単位の動きを見ると、米国市場は歳末商戦もiPhone 12発売も過ぎた後の、いつもの停滞期となっています。市場がプリペイド型携帯に移りつつある中で、比較的安価なLTE対応スマートフォンが第1四半期にはよく売れたため、一時的に5Gの売れ行きの勢いが止まっています。

図1: 2019年Q2 – 2021年Q1における米国四半期ごとの5Gスマートフォン販売シェア率(合計・%)

出典: カウンターポイント社US Channel Share Tracker

カウンターポイント社シニアリサーチアナリストのMaurice Klaehne氏は次の通り述べています。
「2020年第4四半期の発売が遅かったiPhone 12は、需要が一巡しておらず、2021年に入っても好調な販売が続いた。これは次第に収まりつつあるが、今度はSamsungが2月にS21を投入し、Sシリーズのラインナップを刷新し、3月になると、今度はプリペイド型の市場が拡大した。これは第三次の特別給付金と、税の申告期限が延長されたことに起因する。税の申告期限延長を狙ったセールスキャンペーンでLTE端末は大幅値引きされたため、プリペイド型の顧客はLTEに流れ、5Gスマートフォン市場は失速してしまった。5Gスマートフォンも値引きされたものの、値ごろな価格帯までは下がらなかったため、購入は限定的だった。そんな中でOnePlusは、プレペイド型業界のこのトレンドの例外であり、同社はN100とN10 5Gの販売が好調となりMetro(T-Mobile傘下のプリペイド携帯サービス)でのシェアを二桁台に伸ばした。」

図2: 2019年Q2 – 2021年Q1における米国四半期ごとの5Gスマートフォン購入平均売価の推移

出典: カウンターポイント社US Channel Share Tracker


カウンターポイント社米国モバイル機器およびキャリア戦略担当ディレクターのJeff Fieldhack氏は、次の通り述べています。
「5G端末のASP(平均売価)は、年初の高級機種への需要を受けて、2021年第1四半期に800米ドルまで再上昇した。しかし、Samsungが中位機種A32 5GとA42 5Gを4月に投入したため、5GのASPは、さらに下がるだろう。2021年下半期には5Gの価格は250米ドルを切ると、我々は予想している。Qualcommの400シリーズSnapdragonプロセッサーや、MediaTekの700/800 Dimensityシリーズのチップが低価格化を後押しするだろう。LGが撤退したことで、Samsung、Motorola、OnePlus、TCLなど他社には大きなチャンスとなるし、キャリアは低価格帯にもっと多くの5G対応機種が出てくるつもりで期待している。全体的に見て、2021年の第4四半期末には、売上全体の8割を5Gスマートフォンが占めると予想する。」

また、米国市場の今後の見通しについて、カウンターポイント社シニアリサーチアナリストのHanish Bhatia氏は、次の通り述べています。
「米国経済の今後に、大いに期待できそうだ。米国人口全体の23%がワクチン接種を終え、各州はビジネスへの規制を緩和しつつある。Appleは、北米での売上が前年同期比35%増と、またしても四半期の記録を塗り替えた。こうしたこと全てが、スマートフォンの需要と5G採用の勢いの復活に繋がる。その一方で、部品不足が今後の市場にどう影響するかも注視する必要がある。在庫は極めて少ないものの、これまでのところは、需要に供給がなんとか追いついてきた。大企業のAppleやSamsungへの影響は少ないように見えるが、規模が小さい第二集団、第三集団のメーカーにとって、今後大きな影響が出そうである。Appleは、需要に供給が応えられず、部品不足問題がMacやiPadのラインナップに影響しそうだと声明をだしている。」


【カウンターポイント社概要】
Counterpoint Technology Market ResearchはTMT(テクノロジー・メディア・通信)業界に特化した国際的な調査会社である。主要なテクノロジー企業や金融系の会社に、月報、個別プロジェクト、およびモバイルとハイテク市場についての詳細な分析を提供している。主なアナリストは業界のエキスパートで、平均13年以上の経験をハイテク業界で積んだ経験を持つ。
公式ウェブサイト: https://www.counterpointresearch.com/
 

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URL
https://www.counterpointresearch.com/
業種
情報通信
本社所在地
20F Central Tower, 28 Queen’s Road Central, Hong Kong
電話番号
-
代表者名
Kyungsoo Kang
上場
未上場
資本金
550万円
設立
2012年05月
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