【2024最新】フリーランス・副業の平均年収ランキング（職種別）

フリーランス・副業全体の平均年収825万円。ランキング3位プロジェクトマネージャー、2位コンサル、1位は？

CAMELORS株式会社

2024年1月16日 09時00分

2024年最新のフリーランス・副業の職種別年収ランキングを発表します。

約5,000件のSOKUDANに掲載されている実際のフリーランス・副業案件（一部抜粋）の単価から時給・月収・年収を計算し、職種別のランキングを作成しました。後半では、上位3職種の詳細も記載しています。

■調査結果はこちら

https://magazine.sokudan.work/post/rknHHI7T

調査対象

SOKUDAN（https://sokudan.work/）に掲載された求人案件（一部抜粋）の単価と稼働時間から平均時給を計算し、その平均時給から1日8時間、月21日稼働で想定月収と想定年収を試算しました。

対象期間：2019年6月〜2024年1月2日

対象案件数：3,386件　※一部抜粋

※本データ引用の際のお願い

メディア掲載の際に出典先を掲載する場合は、下記を追加いただくようお願いします。

出典：SOKUDAN Magazine：https://magazine.sokudan.work/

【2024年最新】フリーランス・副業の平均年収が高い職種ランキング

サマリー

・ランキングの全体平均は、年収825万円

・ランキングの6位以内が年収900万円以上

・エンジニア職種は、全て9位以内にランクイン

・10位以内の非エンジニア職種は、「エグゼクティブ/コンサル、プロジェクトマネージャー、事業企画」と、戦略立案やプロジェクトマネジメント関連の3職種と「マーケティング」がランクイン

1位機械学習エンジニア　平均年収1,115万円

・機械学習エンジニアの仕事内容

機械学習エンジニアは、機械学習アルゴリズムや技術を活用して、データから有用な情報やパターンを抽出し、予測モデルや自動化システムを開発・実装する専門家です。具体的にはデータ分析、アルゴリズム開発、モデル評価、システム統合などのタスクを担当し、企業の意思決定や業務効率化に貢献します。

機械学習エンジニアが必要とされるスキルは、プログラミング言語（PythonやRなど）、機械学習ライブラリ・フレームワーク（scikit-learn、TensorFlow、PyTorchなど）、データベース管理（SQLなど）、統計学、機械学習アルゴリズムの理解、データ前処理・特徴量エンジニアリング、デバッグ・最適化技術、そしてコミュニケーション能力が挙げられます。

・一般的な機械学習エンジニアの平均年収

一般的には、初心者は年収500万円〜700万円程度で、経験者は800万円〜1,500万円程度とされています。Indeedのデータによると、国内の機械学習エンジニアの平均年収は、約682万円前後とされています。（※1）

アメリカの求人サイト「Glassdoor」のデータでは、機械学習エンジニアの平均年収がおよそ1,400万円程度となっています。（※2）

ディープラーニングや自然言語処理などの専門知識を持つエンジニアや、AI開発の実績がある人は、さらに高い年収が期待できるでしょう。また、IT業界でAI技術の需要が高まり続けており、機械学習エンジニアの年収も上昇傾向にあるといわれています。

・SOKUDANの機械学習エンジニア案件の特徴

業界は、多い順に「IT関連、AI、SaaS、コンサルティング、通信キャリア・ISP、小売、人材サービス」となっています。

必須スキルは、多い順に「Python、Unity、Java、JavaScript、GO、CSS、HTML」となっています。

稼働日数は、「週3日以下が37.6%、週4〜5日が62.5%」です。

リモート可否については、「フルリモート68.8%、リモート（一部）可31.1%」となっています。

機械学習エンジニアの案件一覧はこちら

https://sokudan.work/top/projects/professions/machine_learning_engineer

2位エグゼクティブ/コンサル　平均年収1,032万円

・エグゼクティブ/コンサルの仕事内容

エグゼクティブ/コンサルタント職種は、経営戦略の策定、事業計画の立案、組織の運営・管理、業績の向上、そしてクライアントへのアドバイスなど、企業や組織の成長を支援する役割を担います。

スキル面では、リーダーシップ、ビジネス戦略、プロジェクト管理、マーケティング、財務分析、人材管理、コミュニケーション能力、交渉力などが求められます。また、業界知識や専門知識も重要で、市場や競合分析、法規制、テクノロジートレンドなどに精通していることが期待されるでしょう。これらのスキルを活かし、経営陣やクライアントに対して的確な意思決定や戦略的なアドバイスを提供します。

・一般的なコンサルタントの平均年収

一般的に、経験の浅いコンサルタントの年収は600万円～1,000万円程度ですが、経験の豊富なシニアコンサルタントやマネージャー、パートナーという職位になると、年収は1,000万円～2,500万円程度になることがあります。

・一般的なエグゼクティブの平均年収

一般的には、1,000万円～3,000万円程度ですが、大企業や成功しているスタートアップではさらに高額な報酬が支払われることもあります。

・SOKUDANのエグゼクティブ/コンサル案件の特徴

業界は、多い順に「SaaS、人材サービス、コンサルティング、Webマーケティング」となっています。

必須スキルは、多い順に「ドキュメント作成スキル、法人営業、業務改善、システム開発、プロジェクトマネジメント、事業企画、事業戦略、生成AI、要件定義、DX推進、新規事業、M&A、アライアンス」となっています。

稼働日数は、「週3日以下31.1%、週4〜5日68.8%」です。

リモート可否について、「フルリモート（在宅OK）75%、リモート（一部）可18.8%」となっています。

エグゼクティブ/コンサルの案件一覧はこちら

https://sokudan.work/top/projects/professions/executive_and_consultant

3位プロジェクトマネージャー　平均年収992万円

・プロジェクトマネージャーの仕事内容

プロジェクトマネージャーは、プロジェクトの計画立案から実行、監督、そして完了までの全過程を管理する役割を担います。具体的な業務内容には、プロジェクトの目標設定、リソース配分、時間管理、コスト管理、チームの統率、クライアントとのコミュニケーション、リスク管理などが含まれます。また、プロジェクトの成果を最大化し、期限内に予算内で目標を達成することが求められます。

プロジェクトマネージャーには、強いリーダーシップとコミュニケーション能力、問題解決能力、計画立案と実行能力、さらに関連分野の専門知識が必要です。また、プロジェクト管理ツールやソフトウェア（例えばMicrosoft ProjectやJIRAなど）の使用経験も重要視されます。

・一般的なプロジェクトマネージャーの平均年収

一般的なプロジェクトマネージャーの年収は、経験や担当するプロジェクトの規模によって異なりますが、初級レベルでは年収600万円〜800万円程度、経験豊富なプロフェッショナルでは年収1000万円を超えるケースもあります。

Indeedの求人データによると、日本国内のプロジェクトマネージャーの平均年収は約663万円前後です。（※3）経済産業省：IT関連産業の給与等に関する実態調査結果（平成29年）によると約892万円です。（※4）

海外、特にアメリカなどでは、年収がさらに高く、平均年収が1,200万円以上になることも珍しくありません。

プロジェクトマネージャーの年収は、担当するプロジェクトの規模や複雑さ、業界の特性、そして持つ資格（例えばPMP（Project Management Professional）など）によっても大きく変わる可能性があります。また、テクノロジー分野や建設、製造業など、特定の業界に特化した専門知識を持つプロジェクトマネージャーは特に高い評価を受ける傾向にあります。

・SOKUDANのプロジェクトマネージャー案件の特徴

業界は、多い順に「IT関連、人材サービス、SaaS、コンサルティング、SI、Web制作」となっています。

必須スキルは、多い順に「プロジェクトマネジメント、Salesforce、要件定義、開発ディレクション、ITコンサル、MAツール、ドキュメント作成、システム開発」となっています。

稼働日数は、「週3日以下30.4%、週4〜5日69.6%」です。

リモート可否について、「フルリモート（在宅OK）50.8%、リモート（一部）可41.1%」となっています。

プロジェクトマネージャーの案件一覧はこちら

https://sokudan.work/top/projects/professions/project_manager

■SOKUDANのフリーランス調査記事（ランキング・レポート）

SOKUDANでは、毎月フリーランスに関する調査記事をランキング・レポート記事として投稿しています。

年収1,000万円が狙いやすい職種ランキング！フリーランス・副業編

https://magazine.sokudan.work/post/IKyyM5GS

単価上昇中のフリーランス職種1位は「プロジェクトマネージャー」。増加額トップ5職種のうち3職種が「エンジニア」