2月7日(水)より開催、東京・西麻布の夜を灯す 企画展「LIGHTS」を二会期に分けて開催
2月7日(水)から2月24日(土)まで開催の第一会期「LIGHT_vol.1」では、大澤巴瑠、岡田佑里奈、國本怜、品川亮、西村大樹、能條雅由6名の気鋭作家が参加。
エイベックス・クリエイター・エージェンシー(本社:東京都港区、代表取締役社長:加藤信介、以下:ACA)が運営するオルタナティヴ・スペース「WALL_alternative」では、2024年2月7日(水)から2月24日(土)まで「LIGHTS_vol.1」を開催いたします。
第一会期「LIGHTS_vol.1」では、自然の風景や環境をモチーフにしながら表現として光を用いるとともに、日本の伝統や伝統技法と向き合い創作活動を行う6名の気鋭作家をセレクトし展示・販売を行います。(※一部作品販売に関しては申込制)
展覧会初日である2月7日(水)には、オープニングプレビューを実施いたします。オープニングプレビュー当日は、作家の在廊、併設するバーでもスペシャルなメニューを提供いたします。皆様のご来場お待ちしております。
■出展アーティスト(五十音順、敬称略)
大澤巴瑠
「onomatopoeia」2023年
1997年東京都生まれ。2020年多摩美術大学美術学部油画科卒業。
2022年京都芸術大学大学院芸術研究科美術工芸領域油画科修了。
『複製』という行為にあえてわたしはバグを起こす。この行為によってコピーをしたはずが、印刷物は別のオリジナルに変容してしまっている。私はデジタルの複製をアナログで複製することにより、価値の曖昧さを作品に仮託し、可視化した作品を制作している。(大澤巴瑠)
岡田佑里奈
「Morse 01.」2024年
1995年兵庫県生まれ。2018年京都造形芸術大学 卒業。
2020年京都造形芸術大学修士課程修了。
絵画、そして写真の領域を横断しながら次世代にあるべき平面作品の可能性について問いを投げかけます。 草花や同世代の女性を被写体にした写真を転写の技法によって平面化し、そこに現れたクラックに塗料を流し込むというプロセスを経過する彼女の作品は、写真と絵画の双方の工程を含みながらも、しかしそのどちらにも傾かず、それらはむしろ物体の強度と 精緻さを手仕事によって丹念に突き詰めるという、どこか工芸的な性格を伴いながら新しい領域を示唆しています。その固有のマチエールはロシア・アバンギャルドの作家らのような、表面効果への工夫を思い起こさせる一方、岡田が作品について「全ては朽ちていく、という考えがある」と話しているように、そこには岡倉天心が茶湯文化に指摘した「不完全性の美」のような茶湯的、日本的な美学にも通ずる精神があると言えるでしょう。
國本怜
「SHIZUKU#1, #2, #3 」2021年
1991年NY出身、東京育ち。2017年よりNY、2021年より東京で活動。
慶應義塾大学文学部美学美術史専攻卒業。
独自の立体音響システムやテクノロジーを駆使し、体験者の振る舞いと空間を密接に関係させるインスタレーション作品を制作する。
「静寂」をテーマに日本の伝統的美意識と現代のテクノロジーを結びつけ、サウンド制作やエンジニアリング、彫刻、空間設計など様々な領域を横断し、新しい音響体験を提示する。
日本、アラブ首長国連邦、台湾、アメリカをはじめとし世界各地でサウンドインスタレーション作品を発表、ライブパフォーマンスを行なっている。
品川亮
「白椿」2024年
画家。1987年生まれ、大阪府出身。京都を拠点に活動。
東洋絵画の技法をベースに、文化的な歴史を再考しながら、現代美術の流れを組み込むことによって、グローバリズムと時代性を併せ持つ現代絵画の可能性に挑戦しています。今、この時代を生きている僕にとって「リアリティのある本質的な絵画とは何か」という問いを投げかけながら、寺院などの日本建築、掛け軸や襖絵といった空間を使った表現にも積極的に取り組み、制作しています。 主な個展に、「Re:Action」(福田美術館パノラマギャラリー/京都)、「Ryo SHINAGAWA」(Eslite Gallery/台北)など。また、日本航空株式会社、タイガー魔法瓶株式会社、翠嵐ラグジュアリーコレクションホテル京都などコミッションワーク多数。
西村大樹
「ガラスの上の春」2023年
画家。1985年大阪府生まれ。2011年大阪芸術大学大学院芸術研究科博士課程前期修了。
2010 年以来 13 年間京都の法然院 で、2012 年以来 11 年間大阪の spectrum gallery で、毎年個展を開催。2022 年に画集 『雲の中の虹 西村大樹 2020-2022』出版。 2023 年に東京日本橋三越コンテンポラリー ギャラリーで 個展「Bird's eye view - To recollect what we remember: Part2」開催。 2023 年に Watowa Art Award 審査員賞(高 橋隆史賞)受賞。日本、フランス、シンガポ ール等でグループ展に出品。
能條雅由
「Mirage #84」2023年
1989年生まれ、2015年に京都造形芸術大学(現:京都芸術大学)大学院修士課程日本画専攻を修了。コンテンポラリーな表現と日本美術の美学を融合した独自の表現方法で、人々の記憶や時の流れといったテーマを追求。 大学在学中、社会における記憶(集合的記憶)に興味を持ち、様々なメディウムや技法でその追求を行ってきた。また、創作から恣意性を取り去るために、写真を取り入れたミクストメディアによる表現方法として、記憶のイメージを構成する最小単位としての色とフォルムを写真から抽出し作品に反映させている。 撮影した写真を分解・再構築し、銀箔の表現に落とし込むことによって、写真は持っていた事実性や具体性をなくし、誰もが何処かで見たことがあるようなぼんやりとした印象を作品に与える。このような独特な方法でつくられた作品は、鑑賞者の深くにある記憶と結びつき、心の中に“ある既視感”を生む。
■展示概要
「LIGHTS vol.1」
会期:2024年2月7日(水)-2月24日(土)※日曜定休
時間:18:00-24:00
入場:無料・予約不要
会場:WALL_alternative(東京都港区西麻布4-2-4 1F)
https://wall/exhibition/77
<OPENING PREVIEW>
日程:2024年2月7日(水)
時間:18:00~24:00
会場:WALL_alternative ※入場無料・予約不要
【WALL_alternative バーについて】
Photo by Aya Kawachi
元六本木祥瑞のシェフで、現在はナチュラルワインカルチャーを中心にHOTDOG、SANDWICHのポップアップイベントなど多岐にわたり活動を展開している恩海洋平がバーマスターを務め、常時200本以上のナチュラルワインやオリジナルコーンビーフを使用したサンドイッチなどのスペシャルメニューを提供しております。
【WALL_alternative概要】
■Concept1. Night-time gallery
大人が夜にアートを楽しめる、ライフスタイルに合ったアートスペース
現代アートを中心としたアーティストによる作品展示・販売、WALLならではの特別企画を実施
■Concept2. Collaboration
アート/音楽を軸に多様なカルチャーを横断し、新しいムーブメントが生まれる拠点
■Concept3. Community
バーを併設し、良質な出会いやコラボレーションが生まれるコミュニティ
営業時間:18:00-24:00
※日曜定休
住所:東京都港区西麻布4-2-4 1F
Instagram:https://instagram.com/wall_alternative
Web:https://avex.jp/wall/
問い合わせ:WALL@av.avex.co.jp
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