スタートアップ支援スキーム『SAFE型新株予約権出資』を初めて実行しました
一般社団法人関西イベーションセンター(理事長 早乙女 実(そうとめ みのる)、以下当社団)は、インバウンド富裕層向けのコンテンツ開発及びツアー運営を行う株式会社OUGI(代表取締役 太田 高揚(おおた たかあき)、以下OUGI)に対し、SAFE(※)型新株予約権を用いた出資を行いました。本取組にかかる、法務領域は西村あさひ法律事務所・外国法共同事業(担当 森本 凡碩(もりもと ぼんそ)弁護士、赤松 祝(あかまつ はじめ)弁護士)に全面的にサポート頂きました。
※SAFEとは・・・
Simple Agreement for Future Equityの略称。スタートアップ企業への簡易迅速な資金調達手法として、米国・欧州・東南アジア等、海外各国でのスタートアップ投資で使用頻度が高く、海外投資家への知名度も高い。
■スキーム概要図 Scheme Outline Diagram


OUGIは設立3年目のスタートアップ企業でありながら、日本各地で地域事業者を巻き込み、主にインバウンドをターゲットにラグジュアリーコンテンツ開発を推進しております。デジタル技術やエンターテイメント領域に強みを有しており、それらを活かした開発の切り口や行動力、スピードに将来性を感じた為、出資の判断をしました。今後、10以上の地域でのコンテンツ開発を控えており、OUGIの更なる発展を当社団としても伴走しながら支援していきます。
また、日本におけるにイノベーションHUBおいて、HUB自体による直接的な出資が浸透していない現状を捉え、当社団としては支援機能として拡充することを目指し、賛助会員である西村あさひ法律事務所・外国法共同事業と新たな資金供給の手法について継続的に議論を重ねて参りました。
簡易迅速にスタートアップ企業を支援するというSAFE本来の機能を最大限活用しつつ、経済的リターンの追求よりも当社団の設立コンセプト【観光・インバウンドに関わる企業や人に新たな結びつきをもたらし、課題解決に向けた事業を創出する】の実現を目標とし、海外で一般的に実行されているSAFEの使用形態とは若干異なる、当社団オリジナルの仕様がようやく整い、今回の実行に至りました。具体的には、期中の権利行使を前提とせず、IPO/M&A実行時に評価額に応じた金銭を受取る長期保有を想定しております。日本におけるSAFEの活用による出資案件が広がる一端になることを目指し、今後も同様のスキームを活用したスタートアップ企業の支援を推進していきます。
【ご参考:各社概要】
<一般社団法人関西イノベーションセンターについて>

当社団は株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ(代表執行役社長 亀澤 宏規(かめざわ ひろのり))、および株式会社三菱UFJ銀行(取締役頭取執行役員 半沢 淳一(はんざわ じゅんいち))が設立し、関西経済の活性化と2025年大阪・関西万博の成功に貢献することを目的とした活動を行っております。
■会社概要
本社:大阪府大阪市中央区伏見町3丁目6番3号
代表者:理事長 早乙女 実
開業:2021年2月
URL:https://www.muic-kansai.jp/
<株式会社OUGIについて>

『日本の物語を感じる贅沢な旅を届けよう』をコンセプトに体験型のラグジュアリートラベルで日本各地を盛り上げる観光コンテンツホルダー。伝統・文化・自然など日本固有の体験を通じて「本物の日本」を届けるトラベルカンパニーです。5年間で全国23都市のコンテンツ開発に取り組んでいく計画です。
■会社概要
本社:東京都渋谷区南青山4丁目13-9 クレセントヒルズ1F
代表者:代表取締役 太田 高揚
設立:2023年2月
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