NXグループ、配送プラットフォームを展開する「CBcloud」に出資
~ドライバー不足の課題解決や物流効率化を目指す~
NIPPON EXPRESSホールディングス株式会社(社長:堀切智)は、NXグローバルイノベーション投資事業有限責任組合の案件として、配送プラットフォームにおいて国内最大級のネットワークを持つ「ピックゴー」を運営するCBcloud株式会社(代表取締役CEO:松本 隆一 以下、CBcloud社)に10月31日に出資し、資本業務提携契約を締結いたしました。

■CBcloud社概要
CBcloud株式会社は2013年の設立以来、「届けてくれるに、もっと価値を。」のビジョンのもと、物流業界の課題解決に向けた新たな社会インフラの構築を目指し、テクノロジーを駆使したサービスを展開しています。主力サービスである「ピックゴー」は、荷主と配送パートナー(車両・ドライバー)を直接つなぎ、軽貨物個人事業主約7万人が登録する国内最大の配送プラットフォームです。ドライバーの適切な評価制度や24時間365日の配送対応とサポート体制を整備し、高品質なドライバーによるサービスを通じて物流業界が抱える人手不足などの課題解決にも貢献しています。
■出資の背景と目的
物流業界では、ドライバー不足が深刻化する中、2024年の物流総合効率化法や貨物自動車運送事業法の改正、2025年のトラック新法制定などにより、業界構造の見直しが求められています。
NXグループは、配送プラットフォーム「ピックゴー」を展開するCBcloud社への出資を通じて、物流の可視化と効率化を推進します。また、CBcloud社はドライバーを案件ごとに直接紐づけて評価する仕組みを導入し、ドライバーの正当な評価とキャリア形成を支援しています。NXグループはCBcloud社と連携し、担い手の増加と持続可能な物流体制の構築を目指すとともに、社会課題の解決に貢献していきます。
■取り組み内容
1.「ピックゴー」のNXグループでの活用
NXグループがお客様から依頼を受けた輸送案件について、国内最大級のパートナー数を誇るCBcloud社のネットワークを活用し、緊急配送ニーズに迅速に対応します。また、「ピックゴー」利用のお客様からNXグループがパートナー企業として配送依頼を受託することで、貨物積載率の向上など効率的な運用体制の構築を推進してまいります。
2.取引書類の電子保管システム開発
NXワンビシアーカイブズが提供するデジタルソリューション「WAN-RECORD Plus」と「ピックゴー」との連携を通じて、作業完了時の報告書類の電子保管体制の構築に取り組みます。また、「ピックゴー」のオプションサービスとして、NXグループだけではなく物流業界全体に対し、下請法5条書面の電子保管ソリューションを提供します。
3.「ピックゴー」をベースとしたシステム開発
「ピックゴー」を基盤とした新システムの開発を通じて、NXグループ内の運送事業のデジタル化を推進してまいります。さらに、NXグループ内外の既存システムとの連携を図ることで、事務オペレーションの効率化にも取り組みます。これらの取り組みにより、トラック新法における努力義務への対応に向け、オペレーションの高度化を目指します。
NXグループは、今後も国内外に広がるネットワークを活かして、将来性のあるスタートアップ企業との共創に取り組んでまいります。
■出資先概要

| 会社名 | CBcloud株式会社 | 
| 本社所在地 | 東京都千代田区神田須田町1-23-1 住友不動産神田ビル2号館9階 | 
| 設立年 | 2013年 | 
| 代表者 | 松本 隆一 | 
| 従業員数 | 単体:135名 連結:335名[2025年7月時点] | 
| 事業内容 | 配送クラウドソーシング事業 | 
| ホームページ | 
NXグループについて:
NXグループは、1937年の創立以来、モノを運ぶことを通じて人・企業・地域を結び、社会の発展と共に歩んでまいりました。世界57の国と地域に約78,000人の従業員を有するグローバルロジスティクスカンパニーとして、陸・海・空の輸送モードと倉庫・ITを駆使し、高品質なロジスティクスサービスを提供しています。
NXグループの企業メッセージ「We Find the Way」は、どんな状況でも最善の方法を見つけ出し、必ずやり遂げるという私たちの強い意志と自信を表しています。モノを運ぶだけではなく、お客様の未来をともに創造するパートナーとして、持続可能で環境に配慮したサプライチェーンソリューションを提供しています。
当社に関する詳しい説明は https://www.nipponexpress-holdings.com/ja/ をご覧ください。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像
