CBRE、経営統合に伴う出光興産本社オフィスの集約移転プロジェクトをサポート

CBRE

CBRE(日本本社:東京都千代田区丸の内)はこのほど、出光興産株式会社(以下 出光興産)の昭和シェル石油株式会社(以下 昭和シェル石油)との経営統合に伴う本社オフィスの集約移転において、移転先の賃貸借における仲介およびプロジェクトマネジメントをサポートしたことを発表しました。
CBREは、2018年7月に出光興産より本社オフィスの集約・移転に関するサポート依頼を受け、2018年8月に本社オフィスの集約・移転に関する賃貸借契約の専属専任媒介業務を受託しました。その後、2018年11月にプロジェクトマネジメント支援業務も受託しました。本プロジェクトの実施により、東京都内の出光興産および昭和シェル石油の4カ所に分散していた本社機能は、2020年2月に竣工した、地上31階地下5階建ての最新鋭オフィスビルOtemachi Oneタワーに集約・移転され、当ビルの計6フロアーの約6,000坪が出光興産の新たな拠点となりました。

CBREは、新本社オフィスの構築において、物件選定およびコスト・スケジュール・品質の厳格な管理のもと、オフィスづくりのノウハウをご提供し、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、様々な制約や規制を受ける中、当プロジェクト遂行に貢献しました。

本プロジェクトを統括した出光興産 総務部次長の足立晶彦氏は、「新オフィスは、新しい働き方の実践に重点を置いています。エネルギー総合企業として、めまぐるしく変わる事業環境にもスピーディかつフレキシブルに対応して事業目的を果たすことが求められています。新しい本社オフィスでは、新しい企業文化を育むワークプレイスとすることはもちろん、その原動力である従業員一人ひとりの生産性・働きがい・創造性を高め、新しい価値の創造に挑戦する働き方を実現するため、ABW(アクティビティ・ベースド・ワーキング)の導入を決めました。オフィスづくりに関してはスペックや仕様より、『いつでも・どこでも・誰とでも、時間や場所にとらわれず、業務に最適な働き方を自律的に選択すること』を軸にプロジェクトを進めました。ABWの導入サポートの実績が豊富なCBREの専門チームが、課題解決に向けて一緒に動いてくださったおかげで、無事に目標としていたオフィス環境の構築を実現することができました。また、新型コロナウイルスによる未曾有の状況の中、当初の予定通り2020年内の移転を成し遂げられたことについても心より感謝しております」と述べています。

CBRE アドバイザリー&トランザクションサービス ポートフォリオサービス アソシエイトディレクターの藤田誠は、「両社の統合に伴う移転を支援するにあたって、守秘性が極めて高い中での“オフィス選定”、“入居する条件を整えること”を行わなければならず、統合に関する限られた情報だけで、安全かつ十分な効果が見込める選定プロセスを構築し、結果を出すことに腐心いたしました。オフィス選定後の統合新本社のオフィスを具体的に決定し、移転が完了するまでの間は、出光興産様のプロジェクトメンバーとともに、出光興産様の経営陣のみならず、従業員、お取引先、株主といった全てのステークホルダーへの説明責任が果たせるように、CBRE関係各部署と連携してまいりました。100年以上の歴史を誇る日本を代表する企業の意思決定を支援できたことは誇りに感じております。真に統合されたCBREのサービスを出光興産様にお感じいただけるように注力した約3年間はあっという間でした」と述べています。

また、CBREプロジェクトマネジメント ディレクターの近藤正二は、「本プロジェクトは、当初予定されていた2020年のオリンピックや新型コロナウイルスの感染拡大といったこれまでに経験したことがない状況下において、会議形式や調達計画・工事計画などに影響が出たため、通常の時期よりも様々な点で、困難なプロジェクトとなりました。業務内容は、スケジュール・コスト・リスク・設計・調達・工事・引越マネジメント、およびプロジェクト全体の統括業務と多岐にわたるものでした。2020年4月に緊急事態宣言が発令されたことで、調達や工事の遅延が実質的なリスクとして浮上する中、これまで蓄積したスキルやノウハウを存分に発揮して、限られた時間内でのスピード感を持った対応により、厳しい局面を乗り切ることができました。結果、プロジェクト関係者から一人の感染者を出すこともなく、約6,000坪におよぶ大規模プロジェクトを管理して、約2,000名の社員が都内4カ所にあった旧オフィスから新オフィスへスケジュール通りに移転することができました。新型コロナウイルス感染症が完全に収束するまで、今後も引き続き柔軟な対応が求められることになりますので、今回の経験を活かして、どのような環境下でも、クライアントのプロジェクトを総合的にサポートし、付加価値の高いサービスの提供に努めてまいります」と述べています。

<プロジェクト概要>
担当部署
アドバイザリー&トランザクションサービス
- ポートフォリオサービス、オフィス
プロジェクトマネジメント
企業名:出光興産株式会社
施設:本社オフィス
所在地:東京都千代田区大手町1-2-1Otemachi Oneタワー
移転日:2020年12月21日
規模:Otemachi Oneタワー 約6,000坪
従業員数:約2,000人
CBRE業務:本社オフィスの集約・移転に関する賃貸借契約の専属専任媒介業務およびプロジェクトマネジメント業務


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CBRE アドバイザリー&トランザクションサービス
ポートフォリオサービス アソシエイトディレクター 藤田誠
makoto.fujita@cbre.co.jp 

CBREアドバイザリー&トランザクションサービス オフィスについて
日本国内における豊富なオフィスマーケットデータと長年培った確かな知見・経験を活用し、お客様の事業目的に沿った不動産ソリューションをご提案いたします。 - 生産性の向上と、立地、ポートフォリオ、そして資本構造の最適化に対するアドバイザリーサービスを通じて、職場のパフォーマンス、優秀な人材の確保に関する相対的なソリューションを提供し、最終的には様々な角度からコスト削減や事業用不動産の有効活用等の戦略を立案・実行し、お客様の目的を実現するお手伝いをします。

CBREのプロジェクトマネジメントサービスに関するお問合せ先
シービーアールイー株式会社 東京本社 プロジェクトマネジメント ディレクター 近藤正二
shoji.kondo@cbre.co.jp

CBREプロジェクトマネジメント部門のサービスについて
プロジェクトマネジメントチームは、オフィス・商業・ホテル・物流施設・生産施設・R&D・データセンターなどの幅広いアセットタイプにおける、新築、リノベーション、移転等のあらゆる計画において、100%クライアント企業の利益追求のためにコスト・品質・スケジュールをプロアクティブにコントロールします。設計者や施工者をはじめとする膨大な数に上るパートナー選定や管理においても、高い守秘性と同時に、透明性、説明責任の確保を可能とするプロセスを遵守します。

CBRE日本法人について
CBRE日本法人(シービーアールイー株式会社)は、不動産賃貸・売買仲介サービスにとどまらず、各種アドバイザリー機能やファシリティマネジメント(FM)などの17の幅広いサービスラインを全国規模で展開する法人向け不動産のトータル・ソリューション・プロバイダーです。CBREの前身となった生駒商事が1970年に設立されて以来、約半世紀にわたり、日本における不動産の専門家として、全国10拠点で地域に根ざしたサービスを展開してきました。企業にとって必要不可欠な「ビジネスインフラ」として認められる不動産アドバイザリー&サービス企業を目指して、国内約1,300名のプロフェッショナルが、最適かつ的確な不動産ソリューションを中立的な立場で提供いたします。詳細につきましては日本国内ホームページ www.cbre.co.jp をご覧ください。公式Twitterアカウント:@cbrejapan
 
CBREグループについて
CBREグループ(NYSE:CBRE)は、「フォーチュン500」や「S&P 500」にランクされ、ダラスを本拠とする世界最大の事業用不動産サービスおよび投資顧問会社です(2020年の売上ベース)。全世界で100,000人を超える従業員が、100カ国以上でクライアントに対し、幅広いサービスを提供しています。不動産売買・賃貸借の取引業務、プロパティマネジメント、ファシリティマネジメント、プロジェクトマネジメント、事業用不動産ローン、不動産鑑定評価、不動産開発サービス、不動産投資マネジメント、戦略的コンサルティングを主要業務としています。

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会社概要

シービーアールイー株式会社

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URL
https://www.cbre.co.jp/about-us/corporate-profile
業種
不動産業
本社所在地
東京都千代田区丸の内2-1-1 明治安田生命ビル21F
電話番号
03-5288-9283
代表者名
辻󠄀貴史
上場
海外市場
資本金
7億7100万円
設立
1970年02月