京都と神奈川の地区交流戦　東西サイエンスパークＤＡＹ　4月20日開催サイエンスパークの“推しスタートアップ”が登壇

都市型研究開発拠点の京都リサーチパークを運営する京都リサーチパーク株式会社（本社：京都府京都市、代表取締役社長：門脇あつ子、以下KRP）と、 かながわサイエンスパークの中核的運営主体である株式会社ケイエスピー（本社：神奈川県川崎市、代表取締役社長：窪田規一、以下KSP）は4月20日に「東西サイエンスパークＤＡＹ」（以下、当イベント）をかながわサイエンスパークにてハイブリッド形式で開催します。当イベントは、30年超にわたり産業支援を続ける老舗サイエンスパークが互いに培った支援ノウハウやネットワークを繋ぎ、東西スタートアップ・エコシステムの発展に寄与する取り組みです。各施設を代表する企業による講演と、スタートアップ企業3社、計8社が登壇するほか、スタートアップ支援機関の関係者さまを招き、交流深化を図ります。それぞれの地域特性を掛け合わせることで、東西のスタートアップ・エコシステム拠点都市をつなぐ架け橋となり、世界を変える新産業・新ビジネスの創出に貢献します。

■東西のスタートアップ・エコシステムが共に発展する～連携協定締結後初の取り組み～
KRPとKSPおよび㈱リヨンド（旧　㈱ホテルケイエスピー）の三社連携協定締結（2021年10月18日）後、初の取り組みとなる当イベント。KRPとKSPがそれぞれノミネートした3社、計6社が今後の事業展望を発表します。現地会場には、東西のスタートアップ支援機関の関係者も招待し、交流促進を図ります。イベント参加者は“推し“のスタートアップ企業へ投票することができ、得票数の多い企業をノミネートしたサイエンスパークがどちらかを競う地区交流戦でもあります。本年はかながわサイエンスパークを舞台に、来年は京都リサーチパークを舞台に、交互に開催を予定しております。東西の地域特性や産業支援の在り方を熟知するKSPとKRPが新たな交流施策を設け、東西スタートアップ・エコシステム拠点都市をつなぐ架け橋となります。

■東西サイエンスパークＤＡＹ　開催概要
●日時：        2022年4月20日（水）　13:30～17:30　ハイブリッド開催
●場所：        かながわサイエンスパーク西館3階KSPホール
●主催：        ㈱ケイエスピー　・　京都リサーチパーク㈱
●後援：　  　神奈川県　川崎市　KISTEC　京都府※　京都市※　ASTEM※　　※予定
●協力：        ㈱リヨンド
●お申込み     https://kspkrp-scienceparkday.peatix.com/view
●タイムスケジュール（登壇者情報は別紙１ご参照）
13：30～13：40　開会挨拶
13：40～14：00　代表企業講演１
14：00～14：20　代表企業講演２
14：20～14：30　休憩/併設展
14：30～15：30　スタートアップピッチコンテスト
15：30～16：00　休憩/投票
16：00～16：15　審査発表/表彰
16：15～16：25　閉会挨拶
16：30～17：30　併設展/名刺交換会/懇談会
（7分ｘ6社）

■かながわサイエンスパークとは：
日本初の都市型サイエンスパークとして、1989年に開設。日本を代表するメーカーが林立する川崎市の中央部で、KSP内には「研究開発型の企業が生まれ育ち、交流する拠点」のコンセプトの下、116社の研究開発型企業等に3,903名が就業。創設以来、高度な研究に応じるオフィス・ラボに加え、ベンチャー企業向けの様々な支援（インキュベーション）を提供しています。ＫＳＰ独自のファンドによる投資やビジネススクール、ビジネスマッチング等を行い、日本の新産業育成モデルの牽引役として国内外から評価を受けています。日本の将来の基幹産業を担うベンチャー企業の創出・育成に向けて貢献します。

■リヨンドとは：
KSPの開業以来、館内および地域の交流機能を担い、ホテル、レストラン、会議室、ホール等を運営しています。2020年にはKSP内においてコワーキングスペース＆シェアオフィス「Tech-Pot」を開設するとともに「ホテルのおもてなしで暮らすように働く」をコンセプトに「都市型ワーケーションスポット」としてのブランドを確立。また、本年７月には京都市内に新たに「HOTEL ARU KYOTO」を開業し、ホテル内にサテライトオフィスを開設するとともにコワーキングスペースを併設する「ホテルロッソ軽井沢」（長野県軽井沢町）とも提携し、ワーケーションの提案を拡げています。

■京都リサーチパークとは：
全国初の民間運営によるサイエンスパークとして1989年に開設。京都府・京都市の産業支援機関などを含めて500組織・6,000人が集積。オフィス・ラボ賃貸、貸会議室に加え、起業家育成、オープンイノベーション支援、セミナー・交流イベント開催など、新ビジネス・新産業創出に繋がる様々な活動を実施。「ここで、創発。～Paving for New Tomorrow～」をブランドスローガンとして、イノベーションを起こそうとする世界中の方々に、魅力的な交流の舞台、事業環境を提供することを通じて、世界を変える新たな事業が生まれることに貢献します。

●かながわサイエンスパーク　代表企業講演登壇
　アップコン㈱ 代表取締役社長　松藤　展和　氏
　発泡ウレタン技術で建物構造物の沈下修正事業を手掛ける同社は、創業時からKSPに入居し、2021年にTOKYO 　PRO Marketに上場。先進的な健康経営への取組みや社会福祉、地域スポーツへの貢献でも高い評価を得てい　
　る。震災と向き合って生きる日本に必要不可欠な、まさに社会的企業である。

 ●スタートアップピッチ登壇企業（かながわサイエンスパークノミネート企業）
　㈱TAKUMO　代表取締役社長　岡村 均　氏
　半導体・電子技術の開発現場を強力に支援すべく立ち上がったベンチャー。チップから基板まで設計に必要な無　　
　数かつ高度なノウハウをクラウドに効率的に集約し、AIで顧客要求に応じてカスタマイズする。日本の創造性を
　取り戻し、基幹産業のリバイバルを誓う挑戦者である。
　(株)コードミー　代表取締役CEO　太田　賢司　氏
　大手香料会社でのフレグランス研究開発の経験をもとに、パーソナライズされた香りのD2C事業と企業向けのア
　ロマ空間デザイン事業を拡大中。音楽、医療など多様な業界とのオープンイノベーションを加速させる「創造
　力」と「巻き込み力」に富む、類まれな経営者である。
　㈱日本バイオデータ　代表取締役社長　緒方　法規　氏
　生物・生命関連データのとらえ方が重要となっている中、生物学者の視点からデータがもつ意味を探り当てるサ
　ービスを提供。次世代シーケンサーを用い、顧客と共同で仮説と解析による検証を繰り返す手法により高い評価
　を得ている。生物系データ解析のエキスパートである。

●京都リサーチパーク　代表企業講演登壇
　㈱フューチャースピリッツ　代表取締役　谷孝　大　氏
　インターネット黎明期の創業以来、インターネットでビジネスを展開する際に必要なソリューションを提供し続
　ける同社。創業時からKRPに入居し、着実に事業を拡大。生活に欠かせないインフラとなったインターネットの　
　一端を担うマネージドサーバー、クラウドサービスをはじめ、事業を通して提供するのは“つながり”という価
　値。創業当初のベンチャー精神はそのままに、挑戦を続ける企業である。

●スタートアップピッチ登壇企業（京都リサーチパークノミネート企業）
　㈱糖鎖工学研究所　代表取締役社長　朝井　洋明　氏
　KRP地区で2012年、大塚化学（株）の子会社として設立。今日まで多く業界関係者の期待を背負い着実に増資
　を実施。バイオ医薬品とオリゴヌクレオチド治療薬は、高度に特異的な治療を必要とする多くの慢性および急性
　疾患の治療薬として現代医学に不可欠になっています。そのような医薬品の開発と改善を支援することにより、
　個々の患者の生活を改善し、社会全体に利益をもたらすことを目指す、社会企業である。
　㈱パーシテック　代表取締役　水尾　学　氏
　各種農業用センサー・ウェアブルグラスによる遠隔操作・ドローンによる環境観測など最先端機器類をトータル
　に取り込んだ次世代農業を提案する同社は、 “密回避“のトレンドをグリップ。最新デジタル機器類と名人技を
　融合させた農業の提案の他、新しい農業ビジネスに挑戦している。
　㈱Space Power Technologies　代表取締役CEO　古川　実　氏
　ケーブルもパッドも必要なく、いつでも、どこでもデバイスにリモートで充電できるとしたら…。同社は2019
　年設立の京都大学発のスタートアップで、マイクロ波によるワイヤレス給電システム開発において、世界トップ
　クラスの変換効率を達成。世界に先駆けて日本において導入されるマイクロ波ワイヤレス電力伝送の制度化にあ
　わせ、まずは工場倉庫内のIoT機器等の完全ワイヤレス化を実現し、更にはスマホへのワイヤレス給電も目指
　す。