ユーフォリアの健康経営支援事業、運輸業界の「睡眠」課題を調査

シフト勤務ドライバーは、日勤ドライバーと比較して睡眠の質が低く、日中の眠気が強い人が多いことが明らかに

株式会社ユーフォリア

スポーツテック企業の株式会社ユーフォリア(本社:東京都千代田区、共同代表:橋口 寛/宮田 誠、以下 ユーフォリア)は、サポート会員として加入する一般社団法人運輸デジタルビジネス協議会(以下 TDBC)の「健康経営の推進と健康課題解決ワーキンググループ」の活動の一環で、運輸業界で働く人のコンディション調査(以下 本調査)を実施しました。その結果、運輸業界で勤務するシフトワーカーは日勤ワーカーと比較して、睡眠の質が低く、日中の眠気が強い人が多いことが明らかになったことをお知らせいたします。

本調査の詳細を7月5日(金)オンライン開催のTDBC Forum 2024で報告いたしますのでぜひご参加ください。

◾️TDBC Forum 2024 参加申し込みページ:https://tdbc.or.jp/forums/2024/

・開催日:2024年7月5日(金)

・会場:オンラインにて開催

・参加費:無料 ※事前登録制

・ユーフォリア発表時間:14:10〜(Track A)

・ユーフォリア演題:「健康経営の推進と健康課題解決『健康経営と睡眠問題・乗務員の睡眠を守るには、どのような課題があるか?』」(リーダー企業:中日臨海バス株式会社)

◾️本調査の概要

物流・運輸業界にとって大きな改革が求められる2024年、ユーフォリアが得意とする領域である健康経営・安全衛生の支援において、ユーフォリアが貢献できる分野を模索するにあたり、昨今健康課題が指摘されている深夜業務など勤務時間が不定なことに起因する睡眠課題について調査することといたしました。交代制勤務の健康リスクについては、「健康づくりのための睡眠ガイド2023」(厚生労働省:健康づくりのための睡眠指針の改訂に関する検討会)でも言及されています。

集計・分析にあたり、交代制勤務のシフトワーカーの睡眠課題を浮き彫りにするため、シフトワーカーと毎日定時で勤務する日勤ワーカーとの比較を行いました。TDBC会員企業を調査対象に、運輸事業に従事する方々99名の有効回答が得られましたので、集計し分析内容を発表いたします。ユーフォリアは、本調査の結果を基に運輸業界の健康的で安全な職場づくりを支援するプログラム開発を行ってまいります。

《調査概要》

期間:2024年1月10日~3月31日

対象:TDBC会員企業(運輸事業者)

有効回答数:日勤ワーカー77名、シフトワーカー22名の合計99名

方式:Webアンケート

◾️調査結果のサマリー

①日勤ワーカーに比べ、シフトワーカーは睡眠の質が低い人の割合が多い

②シフトワーカーのうち約6割が日中に眠気を感じていると回答

◾️調査結果 詳細

①日勤ワーカーに比べ、シフトワーカーは睡眠の質が低い人の割合が多い

睡眠の質を評価するために臨床現場でも利用される「アテネ不眠尺度」(質問票)を用いて得た回答を集計しました。その結果、6点以上の「不眠症の可能性が高い」に該当したのは、日勤ワーカーの29.9%に対し、シフトワーカーは45.5%と、15.6ポイント高くなりました。ドライバー職で比較するとその差はさらに大きく、シフト勤務ドライバーが25ポイントも高いという結果となりました。

②シフトワーカーのうち約6割が日中に眠気を感じていると回答

日中の眠気を評価するために臨床現場でも利用される「エプワース眠気尺度」(質問票)を用いて得た回答を集計しました。その結果、11点以上の「日中の強い眠気あり」に該当したのは、日勤ワーカーと比べてシフトワーカーの方が22.7ポイント高くなりました。ドライバー職で比較するとその差はさらに大きく、シフト勤務ドライバーが31.7ポイントも高いという結果となりました。

◾︎TDBC Forum 2024について https://tdbc.or.jp/forums/2024/

TDBC Forumは運輸業界課題の解決に向けて、ワーキンググループでの活動の成果を発表する年1回のイベント。成果発表の他、有識者の講演や事例発表などが行われます。今年は「改正改善基準告示と時間外労働規制、そして物流2法改正は何をもたらすのか?」をテーマに、大きく環境変化する物流・運輸業界の課題と現在地点、チャレンジについて議論されます。


◾︎一般社団法人 運輸デジタルビジネス協議会 代表理事 小島 薫氏 からのエンドースコメント

運輸デジタルビジネス協議会(TDBC)は、運輸業界をより安心・安全・エコロジーな社会基盤に変革し、業界・社会へ貢献することを目的に2016年に創立しました。

トラック、タクシー、バス、ダンプなどの貨物・旅客および建設事業者と、ITなど様々な業種のサポート企業や荷主企業等がオープンに議論し、新しい技術やサービス等の積極的な活用で解決することを目指しテーマごとのワーキンググループで活動しています。

株式会社ユーフォリア様にご参加いただいているグループでは、運輸業界における健康経営の推進と健康課題に対する新たな解決策創出ための実証実験を実施しています。健康で長く安全に働ける環境を整えることで、ドライバーの確保や事故防止に役立つ重要なテーマです。

TDBC Forum 2024では1年間の活動や成果の発表 を中心に最新事例、ソリューションなど実践可能な内容をご紹介します。各社の課題解決やDXの実践、荷主や地域の重要な持続可能なパートナーとして業界・社会への貢献のきっかけになればと思います。みなさまのご参加を心よりお待ちしています。

■ ONE TAP SPORTS for Biz について https://eu-phoria.jp/service/wellness

ユーフォリアが10年にわたって培ってきたスポーツチームを支えるコンディショニングノウハウを活用し、身体的負荷の高い業務に就くワーカーを支援するために開発した健康経営・労働災害防止のためのウェルネスプログラムです。ワーカーの日々の睡眠時間や主観的疲労度、身体の調子などのデータをONE TAP SPORTSアプリに入力いただき可視化、モニタリングを行います。データを見ながら産業トレーナーが介入、不調改善のためのアドバイスや施術を行います。産業トレーナーが伴走することで、従業員の皆さまに不調改善を実感してもらいやすく、継続的な運動習慣の定着へと導きます。ONE TAP SPORTS for Bizは、産業医科大学永田智久准教授に監修いただきプログラム開発いたしました。2023年2月、スポーツ庁が主催する第2回「Sport in Lifeアワード」で優秀賞を受賞。


■ 株式会社ユーフォリア について

ユーフォリアは「人とスポーツの出合いを幸福にする」をミッションに、スポーツの課題をテクノロジーで解決するスポーツテック企業です。スポーツ選手のコンディション管理、ケガ予防のためのSaaS型データマネジメントシステム「ONE TAP SPORTS(ワンタップスポーツ)」( https://one-tap.jp )、スクール運営のDXプラットフォーム「Sgrum(スグラム)」( https://sgrum.com )を開発・提供しています。さらに、これまでスポーツ界で培ってきたノウハウを生かし、一般企業のビジネス課題の解決を行う事業も推進中です。

本社  :東京都千代田区六番町5-5 飯田ビル2階

設立  :2008年8月18日

代表者 :代表取締役/共同創業者 橋口 寛・宮田 誠

事業内容:スポーツ領域におけるシステム開発・保守・コンサルティング、スポーツデータ活用による商品開発支援事業、健康経営支援事業

URL  :https://eu-phoria.jp/

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会社概要

株式会社ユーフォリア

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URL
https://eu-phoria.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区六番町5-5 飯田ビル2階
電話番号
-
代表者名
橋口 寛・宮田 誠
上場
未上場
資本金
1億円
設立
2008年08月