【女性保育士の約450人に聞いた、トイレ・生理の悩み実態調査】一般企業に比べ「ナプキンの交換を我慢している」割合が30倍、子どもと向き合う保育現場だからこその大変さが浮き彫りに
その結果、保育士の3人に1人(32.4%)が「ナプキンの交換を我慢している」と回答したことが明らかになりました。また、一般企業に勤める女性従業員(1.0%)と比較すると、約30倍も高いことが分かりました。
【調査概要】
調査名:トイレ・生理の悩み実態調査
調査対象:さくらさくみらいに勤務する女性保育士448名、一般企業に勤める女性社員103名
調査期間:2023年3月24日~4月10日
調査方法:Googleフォームでアンケート回収
※調査結果はデータでお渡しできます。
【調査結果 トピックス】
①保育士の3人に1人(32.4%)がナプキンの交換を「我慢をすることが多く、あまり替えられない」「常に我慢しており、ほとんど替えられない」と回答
②「生理が辛くても、休んだことはない」保育士は82.5%、「休みにくいから(迷惑をかけたくない等)」が43.5%
③「自由にトイレへ行ける」と回答した保育士はたったの2割、一般企業と比較して3分の1という結果に
〈トピックス1〉保育士の3人に1人(32.4%)がナプキンの交換を「我慢をすることが多く、あまり替えられない」「常に我慢しており、ほとんど替えられない」と回答
「勤務中の生理に悩んでいる」保育士は、73.7%にのぼることが明らかになりました。悩みの具体的な内容は、「ナプキンを交換したいができない」53.1%が最も多く、次いで「体調不良でも勤務せざるをえない」41.3%、「ナプキンを持ち運びづらい(園児に聞かれた場合の対応に困る、エプロンに入らないなど)」34.2%、「ナプキン交換頻度が低いことにより、かぶれる」32.6%でした。
さらに、保育士の3人に1人(32.4%)が「ナプキンの交換を我慢」しており、保育現場の多忙さが浮き彫りになっています。
勤務中は自由にナプキンの交換をすることができないため、「夜用ナプキンを使用」、「タンポンとナプキンの併用」などの工夫をしている保育士が多数いることもわかりました。
〈トピックス2〉「生理が辛くても、休んだことはない」保育士は82.5%、「休みにくいから(迷惑をかけたくない等)」が43.5%
生理が辛いと感じている保育士のうち、「辛くても休んだことはない」と回答した人は、82.5%にも上る結果になりました。休まない理由としては、「休みにくいから(迷惑をかけたくない等)」が43.5%でした。
〈トピックス3〉「自由にトイレへ行ける」と回答した保育士はたったの2割、一般企業と比較して3分の1という結果に
自由にトイレへ行けると回答した保育士はたったの2割で、一般企業よりもかなり少ないことが判明しました。また、保育士が自由にトイレへ行けない理由として最も多かったのは、「保育から離れることが難しい」54.5%であり、その他にも「電話や来客応対などで行けない」、「休憩中などで職員が少ない時は行けない」という回答がありました。
「職場のロリエ」とは
花王株式会社は、福利厚生のひとつとして、生理用ナプキンを会社のトイレに設置することを提案。もしも職場で生理が突然来たら・・・といった心配や不安にそっと寄り添いながら、より働きやすい環境作りをサポートするプロジェクトです。「職場のロリエ」を通じて、生理について話すきっかけになったり、会社全体で生理への理解を深める助けになったりと、女性の働きやすさ向上を目指しています。
保育士が抱える生理の悩みを少しでも解決したい
ー保育施設における「職場のロリエ」の導入支援
花王株式会社とBABY JOB株式会社は、協働して提供するベビー用おむつの定額有償サービスなどの「Kaoすまいる登園」の一環として、「職場のロリエ」を保育施設にご提案いたします。
ー詳しくはこちら
https://kao-smiletouen-shokuba.studio.site
【導入実績】株式会社さくらさくみらい
保育士の働き方改革を推進する株式会社さくらさくみらいが、新たな取り組みとして2023年4月から運営する88園全てで「職場のロリエ」を導入しました。導入後のアンケートでは、9割の保育士が「良い取り組みだと思った」と回答し、取り組みを高く評価いただきました。
(「職場のロリエ」を体験した保育士の声 ※一部抜粋)
・「あまりナプキンを替えていないから漏れてないかな」「あ、生理が来たかも」など、そわそわすることがなくなったことで、ちょっと子どもたちに余裕を持って接することができると感じています。
・導入されてからは、わざわざ更衣室にナプキンを取りに行く必要がなくなったというのと、トイレに行けば置いてあるので、気軽に使えるというのがすごく良いですね。また、急な生理でナプキンの持ち合わせがないときは、保育士同士での貸し借りもしていたので、それがなくなったことも負担が減ったと感じます。
・導入をきっかけに、「今月生理が重いんだよね」「ちょっと今日は体調悪いんだよね」など、少しオープンに自分たちの体のことについて話すようになったと感じます。またトイレに行けば、いつでもナプキンを交換できるという安心感は、皆さんの気持ちのゆとりにつながったのではないかなとも思います。
(保育士への取材記事)
さくらさくみらい西葛西:https://note.com/kao_smile_touen/n/n7127530e8254
さくらさくみらい水道:https://note.com/kao_smile_touen/n/n55c3306c53b7
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BABY JOB株式会社は、花王株式会社と協働で、保育士の働きやすい環境づくりに貢献できるよう活動をしております。
BABY JOB株式会社について
保育施設向けの紙おむつの定額制サービスなどを中心に、子育てに関する社会課題の解決に取り組む会社です。
【会社概要】
名称:BABY JOB(ベビージョブ)株式会社
事業内容:保育所サポート事業、子育て支援事業
所在地:大阪府大阪市淀川区西中島6丁目7番8号
設立:2018年10月1日
資本金:1億円
手ぶら登園サービス公式Webサイト:https://tebura-touen.com/
Kaoすまいる登園公式Webサイト:https://baby-job.co.jp/kao-smile-touen/
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