Zoom、エージェント型 AI とバーチャル エージェントを Zoom Phone に拡張

24 時間 365 日対応のコンシェルジュ サービスにより企業の電話対応とビジネスチャンス獲得を支援

• Zoom バーチャル エージェントが Zoom Phone に拡張し、新しいコンシェルジュの活用方法を実現します。エージェント型のコンシェルジュ機能により、パーソナライズされたサポートを提供し、日常的な電話対応の自動化や部門横断でのフロントライン業務を効率化します。

• Zoom AI Companion はエージェント型のスケジューリング機能を強化しました。最適な時間の調整から参加者への連絡、出欠確認、次のアクションの提案までを一括で行い、面倒なやり取りを減らします。

• 新たに Zoom Hub の提供を開始しました。Zoom プラットフォーム内のファイルをまとめて作成、検索、管理できる統合ワークスペースを実現します。

• モバイル版の Zoom Team Chat に AI Companion を追加しました。これにより、会話のキャッチアップを容易にするだけでなく、Zoom Workplace のデスクトップアプリからファイルを開かなくてもドキュメントの要約をすばやく確認できるため、時間の節約と生産性の向上につながります。

※本メディアアラートは、2025 年 8 月 18 日に米国で発表されたプレスリリースの抄訳版です。いずれの機能も、日本で一般提供を開始しています。

2025 年 8 月 18 日、カリフォルニア州サンノゼ - Zoom Communications, Inc.（NASDAQ：ZM）は本日、Zoom バーチャル エージェントを Zoom Phone に拡張し、企業向けに新たなコンシェルジュ機能を提供することを発表しました。これにより、企業は通話開始時点から顧客を適切にサポートすることができ、よりスマートに電話に応答できるようになります。また、ユーザーが Zoom プラットフォーム内 のアセットを整理、管理、作成するための集中型コンテンツハブである Zoom Hub の提供を発表しました。さらに、Zoom Meetings と Team Chat における AI 機能の拡張により、チームがより迅速に作業を進め、リアルタイムでの連携を強化します。

24 時間 365 日対応の AI 受付係は、電話の振り分け対応にとどまらない多様なサポートを提供

Zoom バーチャル エージェントは Zoom Phone に拡張し、基本的な通話サービスや自動応答を超えた、高度なコンシェルジュ体験を提供します。新しい受付チームの一員として、コンシェルジュは通話者に対して挨拶や自然な会話で応対し、相手の入力内容を処理しながら、最適な対応を自動で開始します。これにより、予約の受付から情報提供、適切な担当者への取り次ぎまで、自動音声案内や保留で長時間待たせることなく対応できるため、組織は電話の取りこぼしを減らし、よりプロフェッショナルな第一印象を提供することができます。

Zoom Phone の新しいコンシェルジュ機能で、組織が電話を取りこぼさないよう支援

Zoom の最高製品責任者である Smita Hashim は、次のように述べています。

「電話を受ける最初の瞬間から、相手にとってわかりやすく、親しみやすい体験を提供するべきです。相手の発言を聴き、理解し、行動を起こす機能をもつ AI と Zoom Phone の幅広い連携性を組み合わせることで、Zoom のコンシェルジュ型バーチャル エージェントは、すべての通話者に対して、シームレスでパーソナライズされたサポートを提供します。お客様が予約のスケジュール調整、注文状況や製品在庫の確認のために電話をかけた場合でも、Zoom のコンシェルジュは 24 時間 365 日対応可能で、即座に回答を提供し、必要な場合のみ担当者にエスカレーションします。その結果、すべての人にとってより迅速で、よりパーソナライズされた、よりスケーラブルな体験が実現します。」

管理者は、ノーコードで設定できるため、コンシェルジュを数分で簡単に導入することができ、時間を節約し、技術的なトラブルを回避することができます。ドキュメントのアップロードやウェブサイトの指定をするだけで、チームはコンシェルジュを迅速にトレーニングすることができ、通話者への挨拶や質問への対応が可能になります。多様なユーザー層に対応するように設計されており、英語、スペイン語、フランス語、ドイツ語、ポルトガル語、日本語での自然な多言語対応をサポートし、さらに言語の追加も予定されています。24 時間 365 日利用可能のため、通話者はいつでも迅速で一貫した体験を得られます。

Zoom バーチャル エージェント (ZVA) コンシェルジュは、以下の幅広いユースケースを実現します。

• 医療：忙しい医療現場において、ZVA コンシェルジュは患者が必要な医療サービスに迅速にアクセスできるようにします。適切な部署への通話転送や、「新規患者の受付はしていますか？」といったよくある質問への回答、電話での予約受付（営業時間外も対応）などを行い、スタッフが医療業務に集中できるよう支援します。

• 小売業：顧客がプロジェクトに適した製品を探す、商品の在庫を確認するなどの具体的な要望で電話をかけてきた場合、ZVA コンシェルジュは質問に回答し、商品の在庫を確認（棚の場所まで特定可能）、受け取りの予約を調整するなど、人の手をほとんど必要とせずに対応することができます。

• 製造：サービス リクエストと製品サポートを両立させる企業向けに、ZVA コンシェルジュは顧客のリクエストを収集し、電話でのトラブル シューティングを支援し、適切なチームに誘導します。昼夜を問わず、自動で対応することができます。

• 金融サービス：金融に関する会話では、パーソナライズされたサービス提供が不可欠です。ZVA コンシェルジュは、顧客の対応から始まり、連絡の目的を把握し、その場でリクエストを解決します。例えば、申請状況のアップデートを提供したり、既に収集した詳細情報を基に適切なアドバイザーに取り次ぐことで、待ち時間を短縮しつつ、高品質なサービスを提供します。

Zoom バーチャル エージェントの電話コンシェルジュ機能は本日より利用可能です。詳細またはデモをリクエストするには、こちら（英語）をご覧ください。

エージェントのミーティング スケジュール機能で煩雑な調整が不要に

AI Companion のミーティングのスケジュール調整機能は、エージェント型 AI を活用して、同僚や外部パートナーとのスケジュール調整における手間を解消します。カレンダーの調整や複数のタイムゾーンの管理、外出中の通知の管理など、煩雑な作業を省き、AI Companion がこれらの要因を瞬時に分析し、最も便利な選択肢を提案します。

AI Companion が、ユーザーに代わりミーティングのスケジュールを調整

ユーザーが希望の時間帯を選択すると、AI Companion が調整プロセスを引き継いで対象者に直接連絡をし、ミーティングの招待状を送信し、メールや Zoom Team Chat を通じて出欠状況をリアルタイムで把握します。提案された時間帯が都合が悪くなった場合、AI Companion は即座に代替案を提案し、会話の流れを途切れさせず、ミーティングの確定を迅速に完了させます。

このエンド ツー エンドの自動化により、スケジュールの遅延や機会損失を防止します。AI Companion は専任のミーティング コーディネーターとして機能し、煩雑なやり取りを省略し、スケジュールのミスを削減することで、ミーティングの手配や調整といった業務ではなく、チームが議論そのものに集中できるようにします。

新たなアセット管理ハブで業務を一元管理し、効率的に遂行

Zoom Hub は、Zoom Workplace 全体でコンテンツを検索、整理、作成するための一元化されたプラットフォームを提供

Zoom Hub の一般提供が開始されました。この新機能は、 Zoom Workplace 上でユーザーが整理整頓された状態を保ちつつ、効率的に業務を実行するための簡素化されたアプローチを提供します。Zoom Workplace 内の中心的なハブとして機能する Zoom Hub は、AI Companion と連携し、ユーザーがコンテンツを効率的に作成するのを支援します。また、Zoom ミーティングの録画、ミーティング要約、ドキュメント、ホワイトボード、クリップなど、さまざまなコンテンツを統合し、ツール間を移動したりファイルを探し回ったりする手間を省きます。

• 整理整頓された状態を保ち、Zoom のアセットを 1 か所で管理し、フォルダーごとに整理できます。

• ミーティングごとにファイルを検索することで、ミーティングのキャッチアップや準備をスムーズに進めることができます。

• Zoom Hub の AI Companion を使用して、Zoom Docs やデータテーブル、ホワイトボード、クリップを含む下書きを AI で作成できます。

AI を活用してよりスマートなチャット体験を実現

Zoom Team Chat ユーザーは、Team Chat の作成バーに組み込まれた AI Companion と刷新されたモバイル体験により、外出先でもより効率的に作業ができるようになりました。メッセージのドラフト作成や未読メッセージの確認がより簡単になります。Zoom Workplace のデスクトップアプリで Team Chat を使用する際は、ユーザーはファイルカードにカーソルを合わせ、要約アイコンを選択するだけで、ファイルを開かずにドキュメントの要約を表示できるようになりました。これにより、さらに時間を節約することができます。

さらに Zoom は 、ミーティングのスケジュール調整や、会話の内容をユーザーが実行可能な形に変換するといった、エージェント型タスクに対する AI Companion の処理能力向上のため、OpenAI の 最新モデル「GPT-5」 を AI プラットフォームに統合する最初の企業の一つとなります。

Zoom AI Companion の新しいエージェント機能とその他の機能強化は、ユーザーの業務効率化を支援し、有料の Zoom Workplace プランに追加料金なしで含まれています。これらのアップデートは、チームがより迅速に作業を行い、連携を強化し、重要なことに集中できる真の AI ファースト型コラボレーション プラットフォームを構築するという、Zoom のコミットメントを改めて示すものです。

Zoom Workplace の詳細は、こちらをご覧ください。

Zoom について

Zoom のミッションは、無限に広がる人とのつながりを可能にする AI ファーストのワーク プラットフォームを提供することです。Zoom Workplace でチームワークを再構築 – Zoom の AI Companion を搭載したオープン コラボレーション プラットフォームで、チームの生産性を向上します。Zoom Workplace とともに、Zoom Contact Center を含む営業、マーケティング、カスタマー エクスペリエンス チーム向けの Zoom の Business Services は、顧客ライフサイクルを通じて顧客との関係を強化します。2011 年に創業した Zoom は上場しており（NASDAQ: ZM）、米国カリフォルニア州サンノゼに本社を置いています。詳細については zoom.com をご覧ください。