2月28日(水)より開催、東京・西麻布の夜を灯す企画展「LIGHTS vol.2」 現代的な手法を用いた注目の気鋭作家6名が参加
2月28日(水)から3月16日(土)まで開催、第二会期がスタート。 岡﨑龍之祐、河野未彩、北千住デザイン、玉山拓郎、増田将大、松田ハルら6名が出展!
エイベックス・クリエイター・エージェンシー(本社:東京都港区、代表取締役社長:加藤信介、以下:ACA)が運営するオルタナティヴ・スペース「WALL_alternative」では、2024年2月28日(水)から3月16日(土)まで「LIGHTS vol.2」を開催いたします。
第二会期「LIGHTS vol.2」では、デジタルやテクノロジーをはじめとする手法を作品制作に用いながら、現代的なテーマで光を表現する作家を中心に作品を展示・販売いたします。
また、展覧会初日である2月28日(水)には、オープニングプレビューを実施いたします。オープニングプレビュー当日は、作家の在廊、併設するバーでもメニューを提供いたします。皆様のご来場お待ちしております。
■出展アーティスト(五十音順、敬称略)
岡﨑龍之祐
「JOMONJOMON anthropo-15」2024年
1995年、広島県生まれ。2021年東京藝術大学大学院美術研究科デザイン専攻を修了。2021年9月と2022年3月にランウェイショーを開催、また、「LVMHプライズ 2022」のファイナリストに選出されるなど、岡﨑はこれまで、デザイナーとしてファッションシーンで活動を続けてきた。枠組みにとらわれない岡﨑の制作スタイルは、現代における新しいアートの可能性を見出す。
広島県生まれの岡﨑は、生まれ育った街がもつ歴史と自然を感覚しながら制作を行う。自身にとっての作品作りは、その歴史と自然に敬意を表した儀式や祈願の行為に似ていると岡﨑は語る。代表的な「JOMONJOMON」シリーズは、約一万年の悠久ともいえる「縄文時代」が由来である。その時代に生きた人々が、自然に対する畏怖を感じながらも共生し、恩恵を受け、祈りを込めながら作られていた「縄文土器」を想起させる作品群は、うねうねとした曲線や装飾を携えた形作りが特徴的だ。また、シンメトリーのその造形は、幼い頃から身近にあった厳島神社の大鳥居の秩序と意志を意識している。
現代的な素材を用いながら空気を包括するような構造は、この人新世時代 (the Anthropocene Era) における縄文の精神を受け継ぎ、今なお続く戦争や病い、自然災害に対する祈りを象徴しているようにも捉えられる。
渋谷パルコ2F、NANZUKA 2Gにて個展「Jomon Echoes in the Anthropocene (curated by AKIINOUE)」が3月10日(日)まで開催中。
河野未彩
「結び」2021年
音楽や美術に漂う宇宙観に強く惹かれ、2000年代半ばから創作活動を始め、2006年に多摩美術大学プロダクトデザイン専攻を卒業。
主に現象や女性像に着目した色彩快楽的な作品を展開しており、CDジャケットや広告をはじめとするアートディレクションやグラフィックデザイン、ミュージックビデオなどの映像、プロダクト、空間演出など、クライアントワークやコラボレーションも多数手掛けてきた。宇宙に起こる物質的な現象は、得てして心の中の動きにも共通するものがあるという漠然とした思いを幼少の頃に抱き、それらの「現象」を哲学的に再解釈し可視化することが近年の個人作品の主軸としてある。
多色の影をつくる照明「RGB_Light」は、日米特許取得から製品化までを実現。
作品集「GASBOOK 34 MIDORI KAWANO」をGAS AS INTERFACEより刊行。
http://md-k.net
北千住デザイン
「50 Rectangles」2023年
1981 年山梨県生まれ。
クリエーティブ・コーダー/ジェネラティブ・アーティスト
デジタルメディア上でアート・デザイン問わずコードを用いた視覚表現の実験と実装を行っている。
https://kitasenjudesign.com
玉山拓郎
「Billboard and Mop」2023年
1990年岐阜県生まれ、東京都在住。
愛知県立芸術大学を経て、2015年に東京藝術大学大学院修了。
身近にあるイメージを参照し生み出された家具や日用品のようなオプジェクト、映像の色調、モノの律動、鮮やかな照明や音響を組み合わせることによって、緻密なコンポジションを持った空間を表現している。
近年の主な展覧会に、「2021 年度第3期コレクション展」(愛知県美術館、2022)、「Anything will slip off / If cut diagonally』(ANOMALY、2021)、「開館 25周年記念コレクション展 VISION Part 1 光について /光をともして』(豊田市美術館、2020)など。
増田将大
「Moment’s #77」2022年
1991年静岡県生まれ。2020年東京藝術大学博士後期課程修了。
現在は茨城県にあるシェアスタジオ、STUDIO航大を拠点に活動。増田将大の作品は、場所やもの・建造物など日常的な光景を撮影し、その画像をプロジェクターで同じ場所に投影。再び同じ視点で撮影するというプロセスを複数回くり返し、さらにそれをキャンバスの上にシルクスクリーンで刷り重ねることで、多数の図像のズレと絵の具の重なり、掠れを孕んだイメージを映し出す。
このカメラとプロジェクターを用いたイメージの重なりとズレは、我々の生きているこの時間が、一瞬一瞬が連続する映画フィルムのように連なり、形づくっているのではと想起させる。
近年の展示には、「Scattered and Connected」(MARUEIDO JAPAN、東京/赤坂
2022年)、「VOCA 2020」(上野の森美術館、東京/上野)などがある。またパブリックコレクションとして「公益財団法人現代芸術振興財団前澤友作コレクション」に作品が収蔵されている。
松田ハル
「Horse Training」2024年
1998年岩手県生まれ。2021年筑波大学芸術専門学群美術専攻版画領域卒業。
2023年京都 芸術大学大学院グローバル・ゼミ修了。クマ財団奨学生5期生。
松田ハルは人間の身体やフェイクグリーンを3DスキャンしたものをVR上で加工し、また、シルクスクリーン印刷や彫像へのドローイングによって、現実空間にイメージを複写します。近年では平面作品の他に映像、彫刻等も制作。
WATOWA ART AWARD2021 特別賞、CAF賞2022入選等受賞、丸の内アートアワード2023フランス大使 館賞など。
なお日本の伝統や伝統技法と向き合い創作活動を行う6名の作家にフォーカスを当てた第一会期展示「LIGHTS vol.1」は2月24日(土)まで。併せてご来場お待ちしております。
■展示概要
「LIGHTS vol.2」
会期:2024年2月28日(水)-3月16日(土)※日曜定休
時間:18:00-24:00
入場:無料・予約不要
会場:WALL_alternative(東京都港区西麻布4-2-4 1F)
HP URL:https://avex.jp/wall/exhibition/89/
<OPENING PREVIEW>
日程:2024年2月28日(水)
時間:18:00~24:00
会場:WALL_alternative ※入場無料・予約不要
企画・主催:WALL_alternative
出展協力ギャラリー:ANOMALY、AKIINOUE、NEORT++
【WALL_alternative バーについて】
Photo by Aya Kawachi
元六本木祥瑞のシェフで、現在はナチュラルワインカルチャーを中心にHOTDOG、SANDWICHのポップアップイベントなど多岐にわたり活動を展開している恩海洋平がバーマスターを務め、常時200本以上のナチュラルワインやオリジナルコーンビーフを使用したサンドイッチなどのスペシャルメニューを提供しております。
【WALL_alternative概要】
■Concept1. Night-time gallery
大人が夜にアートを楽しめる、ライフスタイルに合ったアートスペース
現代アートを中心としたアーティストによる作品展示・販売、WALLならではの特別企画を実施
■Concept2. Collaboration
アート/音楽を軸に多様なカルチャーを横断し、新しいムーブメントが生まれる拠点
■Concept3. Community
バーを併設し、良質な出会いやコラボレーションが生まれるコミュニティ
営業時間:18:00-24:00
※日曜定休
※月祝の場合、日曜営業翌月曜祝日休み
住所:東京都港区西麻布4-2-4 1F
Instagram:https://instagram.com/wall_alternative
Web:https://avex.jp/wall/
問い合わせ:WALL@av.avex.co.jp
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