SFプロトタイプを活用しスタートアップと「メタバース」をテーマに協創するイベントをLumada Innovation Hub Tokyoで実施
株式会社日立製作所(以下、日立)は、2022年2月18日、協創拠点「Lumada Innovation Hub Tokyo」を起点に、スタートアップ企業と「メタバースと社会インフラの接続による価値創出」をテーマに、SFプロトタイピングを活用したオンラインワークショップを実施しました。
SFプロトタイピングとは、サイエンス・フィクション的な発想をもとに、まだ実現していない未来を試作(プロトタイプ)し、そこからバックキャストして今取り組むべきことに落とし込むデザイン方法論の一つです。VUCA*1の時代と言われる現在、SFプロトタイピングは、めざすべき未来の世界と今の世界のギャップを突破する強いイノベーションを生み出すために考え続ける思考方法として注目されており、今回、未来の社会インフラともなり得る「メタバース」について、課題や事業機会を考え発想するためのツールとして活用しました。
当日は、Creww株式会社*2の協力のもと、スタートアップからは、音声解析やXRコマース、アバター自動生成などさまざまなデジタル分野の専門性を持った株式会社ファーフィールドサウンド、株式会社palan、株式会社データグリッド、株式会社Diversitasの4社7名の方に参加いただき、日立関係者15名と3チームに分かれてワークショップを行いました。具体的には、メタバース普及後の世界での「観光」を描いたSFシナリオをもとに、参加者から課題や違和感などの気づきをあげてもらい、「場やモノに感じる“リアリティ“」「人物やコミュニケーションに感じる“人間らしさ“」「誰もが参加可能な場とツールの要件」など6つのグループに分け、チームごとにテーマを選択し議論を深めていきました。日立のデザイナーがファシリテーターとなり、オンラインホワイトボードツールMiro*3を駆使しながら、多様なバックグラウンドを持った参加者どうしが活発に議論を行うことで、自社の事業の延長線上ではない違った発想での新たな気づきや刺激が得られる協創の機会となりました。
今後も、日立は、メタバースについて、今回の参加者やそこから繋がるさまざまなステークホルダーも含めて継続的に議論していくことで相互に事業機会を創造し、エコシステムとして価値を循環していくことをめざします。また、日立は、Lumada Innovation Hub Tokyoをパートナーと日立の知恵やアイデアをつなぐ協創の場として機能させるとともに、メタバースを含めさまざまなデジタルのトレンドを捉え、社会課題の解決や人々のQoL向上に貢献していきます。
*1 Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)の頭文字を取った造語で、社会やビジネスに
にとって未来の予測が難しくなる状況を意味する。
*2スタートアップ、起業家、事業会社、個人を問わず挑戦したい人のトータルサポート企業として、プラットフォームの運営、その他さまざまなサービスを提供している。
*3 世界の2,500万人以上が利用し、PCやタブレット、スマートフォン上のブラウザやアプリケーションから、オンライン上にあるホワ
イトボードに対して、キーボードや手書きによる文字入力、付箋の貼り付け、作図を行えるサービス。Miroは、RealtimeBoard, Inc.
の米国およびその他の国における商標または登録商標です。
- 関連するウェブサイト
https://www.hitachi.co.jp/products/it/lumada/innovation_hub/index.html
・SFプロトタイプを活用した取り組みについて
https://linkingsociety.hitachi.co.jp/_ct/17489203
- お問い合わせ先
Lumada Innovation Hub Tokyo
お問い合わせフォーム: https://www8.hitachi.co.jp/inquiry/it/lumada/jp/general/form.jsp
以上
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