武蔵野美術大学・千葉県君津市・株式会社ジャクエツ・株式会社博報堂「UNIVERSITY of CREATIVITY」が創造的地域風土を育むための「あそび」のデザインプロジェクトを実施
プロジェクト概要
本プロジェクトでは、創造的地域風土をUoCの「創造性特区をつくろう」プロジェクトチームがフィールドとしている千葉県君津市において、本学造形構想学部クリエイティブイノベーション学科(以下CI学科)の学生が、あそび環境づくりを事業としているジャクエツとともに、「地域における創造性とは何か?」、「創造性を育むための『あそび』とは何か?」を探索し、実践していきます。具体的には、君津市内の2つの地域(久留里地区、清和地区)をフィールドとして、リサーチからコンセプト立案、プロトタイプの実践までを行います。
■千葉県君津市について
君津市は、房総半島のほぼ中央部に位置し、JR君津駅を中心に自然と共生した住宅街が建ち並び、南東へと延びる内陸部には房総丘陵の大自然が広がります。日本最大手の鉄鋼メーカーの操業に伴い、1965年頃から急激に人口が増加しましたが、1995年をピークに減少に転じており、特に人口減少の影響が大きい山間地域の活性化が課題となっています。そこで、現在各地区の活力を牽引する拠点の整備に取り組み、地域の賑わいの創出を目指しています。
■株式会社ジャクエツについて
1916年創業。「未来は、あそびの中に。」をスローガンに幼児保育の教材教具の企画・製造から、幼児教育のノウハウを活かした魅力的な街づくりやコンサルティングまで。保育・教育・安全・建築分野の知識と経験をもつメンバーが、あそびを軸とした多様な提案を行います。また『あそび』の研究所『PLAY DESIGN LAB』を立ち上げ、外部デザイナーや有識者と共に『あそび』の創発につながる最高品質の環境づくりと、あそびの視点から、社会の課題解決に取り組んでいます。
■UNIVERSITY of CREATIVITY(UoC)について
UoCは、創造性を研究・実験する専門機関です。DX 中心の時代に、創造性を人類最大の資本と捉えなおし、みずみずしい未来の地図を描くために「社会のためのクリエイティビティの港」となることを目指します。 世代、業界、専門を超えたさまざまな感性を衝突させながら「AI・IoT・ビッグデータ」や「サステナビリティ」など10のテーマ領域を設定し、独自の研究、プロジェクト活動を行っています。
本学学生が実践する社会課題解決
CI学科は、美術・デザインを学ぶことで身につく力「創造的思考力」を持って、社会の中で実践的に学ぶことを目的として、2019年に開設し、2023年3月に第1期生を輩出いたしました。
CI学科の学生は、入学後2年間、本学鷹の台キャンパスで美術・デザインの基礎、フィールドリサーチ、イノベーションに関する歴史的背景を学びます。3年次からは、市ヶ谷キャンパスで、提携企業・自治体等と連携したプロジェクト型授業を通じて社会と共創していきます。
本プロジェクトを含め、企業や自治体等と連携し、持続可能な未来社会について、様々な分野の専門家と対話しながら、実社会における様々な課題に取り組んでいます。
本件に関するお問い合わせ先
武蔵野美術大学 市ヶ谷キャンパス事務室
rcsc_staff@musabi.ac.jp
すべての画像