ワイズマン、全国61,200以上の介護・福祉施設で導入されるクラウド型介護システム「ワイズマンシステムSP」にNew Relicを活用
顧客ごとのサービス体験を把握するためのダッシュボードを生成し、サービス品質と顧客満足度を向上
デジタルビジネスにオブザーバビリティ(可観測性)プラットフォームを提供するNew Relic株式会社(本社:東京都中央区、以下「New Relic」)は、株式会社ワイズマン(本社:岩手県盛岡市、以下「ワイズマン」)が、業界トップクラスの実績を持つクラウド型介護システム「ワイズマンシステムSP」にオブザーバビリティプラットフォーム「New Relic」を導入し、同システムにおけるサービス品質と顧客満足度の向上を実現したことを発表します。
導入の背景と経緯
ワイズマンは、医療機関や介護・福祉施設向けの業務ソフトウェア/システムを開発・提供する企業です。同社の中核事業であるクラウド型介護システム「ワイズマンシステムSP」は、全国61,200事業所を超える介護・福祉施設で導入され、業界トップクラスのシェアを誇ります。介護報酬請求や利用者管理などの業務を支援するワイズマンシステムSPは、介護の現場に寄り添った使いやすさと効率性が高く評価されています。
ワイズマンの技術統括部は、同社が提供する多様なアプリケーション群を開発・稼働させる基盤整備とともに、サービス基盤であるマネージドクラウド/パブリッククラウドの運用保守を担っています。技術統括部では、2022年にNew Relicを導入し、顧客のサービス体験の観測を通じて様々な課題を解決しながら、プロダクトとサービスの品質向上に取り組んでいます。
New Relicの導入と効果
ワイズマンシステムSPのサービス基盤は、日鉄ソリューションズ株式会社のマネージドクラウドabsonneとAmazon Web Services(AWS)から構成されています。New Relicは、このハイブリッド環境におけるユーザー体験の可視化、問題検知と原因の特定、解決の迅速化など、モニタリングの高度化に貢献しています。
New Relic導入前は、顧客からの問合せを受けて初めて遅延が発生していることを知るケースも、少なからずありました。現在は、従来のモニタリング手法では検知できない「顧客が体験する遅延や不具合」をいち早く把握できるようになり、サービス品質と顧客満足度の向上に貢献しています。従来の環境で1カ月を要したスロークエリの原因特定と解決をNew Relicで数時間に短縮できた例もあるなど、トラブルシューティングは大幅に迅速化しました。また、不具合の原因がabsonne側かAWS側なのかを切り分ける上でもNew Relicは有効です。特に、日鉄ソリューションズとはNew Relicのダッシュボードを共有しており、両社が協力して問題解決にあたることも可能になりました。
さらにワイズマンは、New Relicの「カスタム属性機能」と「New Relic Query Language(NRQL)」を利用し、観測データと契約情報・端末仕様などを紐づけて、顧客ごとのダッシュボードを生成する仕組みを作り上げました。これにより、PCのスペックやネットワーク帯域など、顧客ごとに異なる環境で最適なサポートを提供するために、「顧客端末単位」でサービス体験を把握できるようになり、全事業所において「顧客がどんな体験をしているのか」「その体験は端末の仕様に依存するのか」「地域ごとに差があるか」「契約数と関連性があるか」などの分析が可能になりました。
今後は、New Relicで作成したダッシュボードを外部公開できる「Public Dashboard」を使って、お客様と接する支店やサポートのスタッフに効果的に情報共有を行う仕組みの構築も検討しています。問題が顕在化する前にその可能性を共有し、お客様と適切にコミュニケーションして対応に先手を打つことで、お客様のワイズマンに対する信頼や期待を高められるよう取り組んでいきます。
株式会社ワイズマン 開発本部 技術統括部 部長 佐山国央氏コメント
「New Relicの活用習熟が進み、経験値が蓄積されるにつれて、社内のトラブルシューティングのスキルが大きく高まりました。お客様により良いサービスを提供したい、それを支えるシステムの監視運用には自分たちで責任を持って取り組んでいきたい。そのために、New Relicの活用をさらに高度化させていきたいと考えています」
■「ワイズマン」New Relicご採用事例の詳細は以下をご参照ください。
https://newrelic.com/jp/customers/wiseman
■本プレスリリースのURLはこちらです。
https://newrelic.com/jp/press-release/20251111
■その他のお客様によるNew Relic採用事例は以下からご覧いただけます。
https://newrelic.com/jp/customers
■New Relicのファクトシートやロゴ等は、以下からご確認いただけます。
https://newrelic.com/jp/about/media-assets
■New Relicについて
2008年に創業したNew Relicは、業界におけるリーダーとして、デジタルビジネスのあらゆる重要指標を観測可能にする「オブザーバビリティ(可観測性)プラットフォーム」を提供しています。デジタルビジネスを構成するアプリケーションやインフラストラクチャだけでなく、ユーザー側の顧客体験状況までをも観測可能にするため、企業はデジタルサービスの障害検知、顧客体験の低下検知、潜在的な問題やボトルネックを早期特定し解決するDevOpsチームを生み出します。これにより、企業は取り組むべきデジタル変革を、計測可能な戦略へと変化させることができます。New Relicの全世界顧客数は16,000以上、Fortune 100企業の過半数で採用されており、日本でも数百社を超えるお客様のデジタル変革を支援しています。New Relicが支持されている理由は、newrelic.com/jpをご覧ください。
■オブザーバビリティ(可観測性)プラットフォーム「New Relic」の特長
New Relicはオブザーバビリティのリーダーとして、優れたソフトウェアの計画、構築、デプロイ、実行に対するデータドリブンなアプローチでエンジニアを支援しています。New Relicは、エンジニアがあらゆるテレメトリー(メトリクス、イベント、ログ、トレース)を取得できる唯一の統合データプラットフォームを提供し、強力なフルスタック分析ツールとの組み合わせにより、エンジニアが意見ではなくデータを用いて最高の仕事をできるよう支援します。New Relicは、シンプルで透明性の高い価格体系を採用しています。開発サイクルタイムの計画、変更失敗率、リリース頻度、平均復旧時間(MTTR)の改善を支援することにより、エンジニアに高い費用対効果をもたらします。
※New Relicは、New Relic, Inc.の登録商標です。
※本文書内の製品名および会社名は全て、それらの登録名義人の商標である場合があります。
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