ウクライナや中東戦争、トルコ大地震など有事から見る日本のデジタル国家戦略

政権浮遊策模索の中、日本が掲げるべきChat GPTなどのAI×ソーシャルネットワークのデジタル国家戦略とは?

ビートコミュニケーション

株式会社Beat Communication(本社:東京都港区、代表取締役:村井 亮)は、日本全国の22歳以上65歳以下の男女300人を対象に、インターネット上「Chat GPTなどのAIとソーシャルネットワークサービス、チームコミュニケーションツールと現政権のデジタル・トランスフォーメーションへの取り組み」の意識調査を行いました。今回は最終回のまとめになります。

現代社会は変動に富み、未知の脅威に直面しています。世界各地で戦争や大地震などの危機が頻発している中、有事におけるコミュニケーションインフラの必要性がますます問われています。今後、日本の国家や企業も未来を見据え、強靭なデジタル戦略を打ち立てていく必要があります。今回の国民への意識調査が明らかにしたところによれば、国民の74.33%が有事の際にリモートワークツールを導入するべきだと考えていることが判明しました。(Q.10)これは、国家や企業がコラボレーションデジタル空間を構築し、未曾有の状況にも強靭に対応できるように準備する必要性を示しています。


人工知能による調査結果の説明(動画):https://www.youtube.com/watch?v=jRxT1vRE-l8


新たな局面:政権浮遊策としてのデジタル戦略の興隆
デジタル時代の中、政権浮遊策としてのデジタル戦略が日本企業に新たな局面をもたらすと考えられています。すでに多くの国民にリモートワークツールやソーシャルテクノロジーが、有事においても情報共有と連絡を確立する頼もしいツールであることが認識され、国家や企業はこれ等を駆使して戦略的なコミュニケーションインフラを構築していく必要があります。



国民意識の変遷:政府のITへの取り組みに対する期待
現在、国民の11%のみが政府のデジタル取り組みを充分と評価し、残念ながら残りの89%は不充分と考えています。今後、一層デジタルトランスフォーメーションにおいて政府の果敢なリーダーシップと積極的な投資が求められています。新時代において、アメリカ、インド、イギリス、シンガポール、イスラエル、ウクライナ、エストニア、台湾などのIT先進国のように、国家と企業が協力し、デジタルインフラの整備を進めることが国益のために重要であることを示唆しています。



VUCA時代への対応:日本企業のリモートワークツール導入の前進
世界はVUCA(不確実性、変動、複雑性、曖昧性)の時代に突入しており、これに対応するためには企業の柔軟性と適応力が不可欠です。アンケートでは国民の74%(Q.10)が2025年までに有事に備え、リモートワークツールの導入を進めるべきだと示しています。国民の多くは、企業が未来に向けてデジタルトランスフォーメーションと新たな働き方を積極的に取り入れることを求めています。
 
インフラの強靭化:未知の脅威に立ち向かう
有事の際、インフラが攻撃されるリスクに対して、国家や企業はリスク管理と共にインフラの強靭化にも積極的に取り組むべきです。未知の脅威に対する戦略的な計画は国家や企業の生存と発展に必要不可欠です。

戦時や有事におけるテクノロジー
例えばウクライナの大統領ゼレンスキー氏が2019年5月に第6代大統領に就任した後、開発されたウェブポータル「Diia(ディーア)」が有名です。2023年5月時点で、1900万人以上のウクライナ人によって使用され、ウクライナのスマートフォンの約70%にダウンロードされています。ここで重要なのはDiiaにはデジタルプラットフォーム上にさまざまな機能が搭載されており、市民からの情報などもアプリ経由で報告できます。市民参加型の情報収集が行われています。

上記のような活用事例からも、有事の際の情報共有やコミュニケーションの重要性を考えることができます。ソーシャルテクノロジーは、ビジネスマンのリアルタイムな情報提供や連絡手段として重要であり、情報を共有することでビジネスマンの安全と国の安定に寄与しています。ソーシャルテクノロジーが企業内で適切に利用されることで、有事における国民参加型の情報共有が可能となり、その情報がビジネス継続や安全の意思決定に役立ちます。



Beat Communicationの村井代表は『日本は経済成長率に関して「30年続いてきたデフレから脱却できるか?」がテーマとなっています。長い目で見ても日本の経済構造を変えていく必要があります。デジタル改革においても遅れていることが指摘されていますが、リスクも分散し、政府は独立性を保つ部分も持って国内のデジタル化を強靭化していかなければなりません。つまり、戦略分野に投資をしていく必要があります。そして現状のように分散せず、外資インフラに100%を依存してしまった場合(全てのたまごをひとつのかごに入れてしまった場合)、有事の際に海底インフラなどが攻撃、切断された場合、生命線である情報、ナレッジやコミュニケーションの多くが失われてしまいます。変化のスピードが加速し世界情勢が緊迫している中、政府や役所や企業、病院などはデジタルコミュニケーションネットワークの構築を急がないといけません。そしてAIの分野においても国をかかげた日本独自の国家戦略も必要になると思われます。ウクライナの大統領選挙の際にゼレンスキー氏は「国家をスマートフォンの中に入れる」という公約をし第6代ウクライナ大統領に就任しましたが、それくらいのリーダーシップと決意が日本のリーダーにも求められているのかもしれません。もちろんそれはデジタルな管理や監視社会ではなく、社内SNSやTwitterのような自由なコミュニケーションの場の創設や活用という意味においてになります。デジタルトランスフォーメーションにおいてソーシャルネットワークを使用すれば今より、数か月は早くインテリジェンスも入ってきます。現状の課題は早く結果を出すためのスピードです。

「生物進化論」においてもホモ・サピエンスでもある人類はより大きな集団の中でコミュニケーションをすることで進化をして生き延びてきました。そしてコミュニケーションの輪が小さなコミュニティは絶滅してしまったことが知られています。今後もその人類進化の流れは変わらないでしょう。』

総括:デジタル時代の新たな舞台
現政権の政権浮遊策としてのデジタル戦略は、未知の未来に立ち向かうための舵取りとなります。日本の政府や企業は独立性を保ちつつ、この新たな舞台で、デジタルトランスフォーメーションとリモートワークツールの力強い組み合わせを通じて、未来に向けた強靭で持続可能なビジネス環境を構築していく必要があります。

調査対象:インターネット経由のランダムな対象者、今回の調査ではより正確な情報を得るため、複数の職業にまたがった調査が行われました。
対象者の職業:会社員(正社員・契約・派遣)、経営者・役員、自営業、自由業、医師・医療関係者、専業主婦、パート・アルバイト
有効回答数:300件(22歳以上65歳以下の男女300人)
調査期間:2023年8月18日~20日
設問数:10問
設問内容:
Q1 岸田政権のデジタル政策は充分と思いますか?
Q2 テレビ以外にソーシャルネットワーク(Youtube、X(旧Twitter)、Facebook、Instagram、Threads)など情報源として参考にしていますか?
Q3 ニッポンのデジタル政策やITへの構造転換、デジタル・トランスフォーメーションは日本経済が今後浮上する上で重要な要素になりうると思いますか?
Q4 戦時中のウクライナではアプリ「Diia(ディーア)」が国民生活の基盤になっています。リモートワークやテレワークでも使われた社内ソーシャルネットワークなどのITインフラは大地震、戦争など有事の際に企業のビジネス継続に有効なツールだと思いますか?
Q5 Chat GPTや画像生成AI「Leonardo.Ai」「Midjourney」「Stable Diffusion」などを使用したことはありますか?
Q6 今後、十年間で生成AIは労働者の仕事を奪うと思いますか?
Q7 現在、ソーシャルネットワークサービスは何か使用していますか?
Q8 Slack、Beat Shuffle、Google Workspace、Beat Messenger、Chatwork、Workplace、Teams、Yammerなどのチームコミュニケーションツール、社内SNS、ビジネスチャットは使用したことはございますか?
Q9 昨今、日本では人手不足がさけばれていますが、仕事での社内SNSは業務の担当者間の「引き継ぎ」に有効だと思いますか?
Q10今後、新しいパンデミックなどの感染拡大や大地震や戦争など有事発生のためのデジタル・トランスフォーメーションとしてのリモートワークツールを企業は導入していくべきだと思いますか?
調査主体:Freeasy
アンケート題名:「Chat GPTなどのAIとソーシャルネットワークサービス、チームコミュニケーションツールと現政権のデジタル・トランスフォーメーションへの取り組み」

【ビートコミュニケーションについて】
ビートコミュニケーションのビジョン(人工知能による説明):

https://youtu.be/-qrDlPYS9jA?si=ryT8jDu6NXZGClXh


慶應義塾大学のソーシャルグラフの研究よりスピンアウトし、2004年に世界で初めてエンタープライズソーシャル・ネットワークを発表した世界のパイオニア。さらに2008年には、世界ではじめて企業のCO2排出制限「Eco Style」の提供。経済産業省の地球温暖化防止運動優秀事例に選出されました。2009年にNTTデータへ導入した弊社SNS「Nexti」が第26回IT賞にてITマネジメント革新賞受賞。2012年には東日本大震災から日本を復興させるための戦略をテクノロジーサイドから著述した「3.11を支えた小さなヒーロー達―ソーシャル革命が示す日本の復興と未来」をごま書房新社から出版。

【会社概要】
商号 :株式会社Beat Communication
代表 :代表取締役社長 村井 亮
資本金:34,000,000円
所在地:東京都港区赤坂8-5-28 AXIA青山906
URL :www.beat.co.jp 

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

株式会社Beat Communication

1フォロワー

RSS
URL
http://www.beat.co.jp
業種
情報通信
本社所在地
東京都港区赤坂8-5-28 AXIA青山906
電話番号
03-6721-0658
代表者名
村井 亮
上場
未上場
資本金
3400万円
設立
2004年01月