小売アプリ最新MAUランキングを発表 日本ではAmazon、GUが部門別トップに輝く! App Annie、小売アプリに関するレポートを公開
アプリ市場データを提供するApp Annie(アップアニー社、本社:サンフランシスコ市、代表:Bertrand Schmitt)は、小売アプリ市場の現状を分析した調査レポート『小売アプリにおけるデータ活用』を公開しました。
常に消費者の手元にあるスマートフォンが消費者に直接つながるもっとも身近なチャネルになった今、小売業者はアプリを通して買い物客に直接リーチし、影響を及ぼし、コンバージョンにつなげることが可能です。App Annieが実施した各国における小売アプリの利用に関する調査により、日本の小売アプリ利用の特徴が明らかになりました。
常に消費者の手元にあるスマートフォンが消費者に直接つながるもっとも身近なチャネルになった今、小売業者はアプリを通して買い物客に直接リーチし、影響を及ぼし、コンバージョンにつなげることが可能です。App Annieが実施した各国における小売アプリの利用に関する調査により、日本の小売アプリ利用の特徴が明らかになりました。
サマリー
■最新小売アプリMAUランキング:
日本でのデジタルファースト型第1位はAmazon、実店舗・オンライン併用型第1位はGU
App Annieは、2017年上半期の日本における小売アプリのMAUランキングを発表しました。今回のデータでは、デジタルファースト型の第1位は「Amazon」、実店舗・オンライン併用型の第1位は「GU」という結果となりました。実店舗・オンライン併用型アプリのランキングを見てみると、すべての上位アプリにはクーポン機能がついており、各企業がクーポンをフックに購入者の拡大にうまくつなげていることがわかります。
■アプリの評価:日本は実店舗・オンライン併用型の評価がデジタルファーストの半分以下
デジタルファースト型の上位アプリと実店舗・オンライン併用型の上位アプリの評価の平均を比較すると、デジタルファースト型は「星4.3」の評価が付いているのに対し、実店舗・オンライン併用型は「星3.6」と大きな差はなく、実店舗・オンライン併用型が評価向上のために努力していることがうかがえます。
しかし日本においては大きな差が見られ、デジタルファースト型は「星4.2」に対し、実店舗・オンライン併用型は「星1.4」と、半数以下の評価しか得られていませんでした。
■セッション数:デジタルファースト型は安定して成長
ユーザー1人あたりの平均月間セッション数をみてみると、実店舗・オンライン併用型のアプリは、2017年上半期、デジタルファースト型のアプリを大きく下回りました。つまり、実店舗・オンライン併用型のほうがユーザーを購入者に変える可能性が低いということです。
2017年上半期のユーザー1人あたりの月間セッション数を比較すると、実店舗・オンライン併用型とデジタルファースト型のどちらも、調査対象国の中で韓国が1位でした。韓国は前年比で、実店舗・オンライン併用型が15%増、デジタルファースト型が20%増となっています。どちらの小売アプリも堅調な伸びだったにもかかわらず、2017年上半期のユーザー1人あたりの月間セッション数を比較すると、デジタルファースト型が実店舗・オンライン併用型の2倍以上でした。
日本は、デジタルファースト型は韓国に次ぐ2位でありながら、実店舗・オンライン併用型では第6位と、大きな開きがありました。そして7ヵ国中日本が唯一、実店舗・オンライン併用型のセッション数が2016年から2017年にかけて下がっています。実店舗・オンライン併用型の小売業者は、モバイルを優先させなければ、競合するデジタルファーストの業者にシェアを奪われていくことがわかります。そしてこれは先ほどの評価にもつながっているでしょう。口コミは偉大なる評価です。ユーザーの満足度の低さは、セッション数に大きな影響を及ぼします。
■2017年上半期小売アプリのダウンロード数:2016年比20%増
小売アプリのユーザー1人あたりの利用時間:APACが牽引
世界的に、モバイルでの買い物がスタンダードになってきています。2017年上半期の小売アプリのダウンロード数は前年比20%増加しています。
ダウンロード数の増加に伴い、ユーザー1人あたりの月間利用時間も長くなりつつあります。
主な地域の「小売」カテゴリーアプリを平均的に使用するユーザーは、2017年上半期に1人あたり1カ月に2〜4本の小売アプリを利用しました。全カテゴリーの1カ月平均利用本数は約30本なので、かなりの割合を「小売」カテゴリーが占めていることがわかります。
アプリ経済は勢いを増し続け、特に小売業者への影響はますます大きくなることが予想されます。
■小売アプリランキング
デジタルファースト型の小売アプリMAUランキング(2017年上半期)
実店舗・オンライン併用型の小売アプリMAUランキング(2017年上半期)
実店舗・オンライン併用型の小売アプリのランキングでは、各国それぞれの独自店舗のアプリがランクインしていることが分かります。
しかしデジタルファースト型のランキングを見てみると、Amazonがトップ5にランクインしている国はオーストラリア・フランス・ドイツ・日本・イギリス・アメリカの6か国で、うち5か国がNo1に輝いています。そしてAliExpressがトップ5にランクインしている国はオーストラリア・フランス・ドイツ・イギリス・中国の5か国でした。この2大大手企業がいかにグローバル展開に成功しているかがランキングから読み取ることができます。
※Amazon、AliExpressに関するデータはレポート全文からダウンロードいただけます。
https://www.appannie.com/jp/insights/market-data/global-mobile-app-retail-report-2017/
App Annieについて
App Annie(アップアニー)は、アプリビジネスを成功へと導く強力な市場データと深い洞察を提供する世界No.1 の情報プラットフォームです。アプリ市場の情勢、自社アプリの競合優位性をより深く把握するため、70万を超えるユーザーに利用されています。米・サンフランシスコに本社を置き、世界15 都市で450 名以上の従業員が活躍しています。現在までにeVentures、Greenspring Associates、グレイクロフト・パートナーズ、IDG キャピタル・パートナーズ、Institutional Venture Partners、セコイア・キャピタルなどの世界中のベンチャーキャピタルから1 億5,700 万米ドルの資金調達を実施しました。詳しくはwww.appannie.com まで。
会社ホームページ:www.appannie.com
Twitter アカウント:@AppAnnieJapan
Facebook ページ: https://www.facebook.com/appanniejapan/
レポートの調査手法と最新情報はこちらをご覧ください。
(英文サイト:https://goo.gl/25JqOP)
- 小売アプリ最新MAUランキング:日本でのデジタルファースト第1位はAmazon、実店舗・オンライン併用型第1位はGU
- アプリの評価:日本は実店舗・オンライン併用型の評価がデジタルファーストの半分以下
- セッション数:デジタルファースト型は安定して成長
- 2017年上半期小売アプリのダウンロード数:2016年比20%増
小売アプリのユーザー1人あたりの利用時間:APACが牽引
■最新小売アプリMAUランキング:
日本でのデジタルファースト型第1位はAmazon、実店舗・オンライン併用型第1位はGU
App Annieは、2017年上半期の日本における小売アプリのMAUランキングを発表しました。今回のデータでは、デジタルファースト型の第1位は「Amazon」、実店舗・オンライン併用型の第1位は「GU」という結果となりました。実店舗・オンライン併用型アプリのランキングを見てみると、すべての上位アプリにはクーポン機能がついており、各企業がクーポンをフックに購入者の拡大にうまくつなげていることがわかります。
■アプリの評価:日本は実店舗・オンライン併用型の評価がデジタルファーストの半分以下
デジタルファースト型の上位アプリと実店舗・オンライン併用型の上位アプリの評価の平均を比較すると、デジタルファースト型は「星4.3」の評価が付いているのに対し、実店舗・オンライン併用型は「星3.6」と大きな差はなく、実店舗・オンライン併用型が評価向上のために努力していることがうかがえます。
しかし日本においては大きな差が見られ、デジタルファースト型は「星4.2」に対し、実店舗・オンライン併用型は「星1.4」と、半数以下の評価しか得られていませんでした。
■セッション数:デジタルファースト型は安定して成長
ユーザー1人あたりの平均月間セッション数をみてみると、実店舗・オンライン併用型のアプリは、2017年上半期、デジタルファースト型のアプリを大きく下回りました。つまり、実店舗・オンライン併用型のほうがユーザーを購入者に変える可能性が低いということです。
2017年上半期のユーザー1人あたりの月間セッション数を比較すると、実店舗・オンライン併用型とデジタルファースト型のどちらも、調査対象国の中で韓国が1位でした。韓国は前年比で、実店舗・オンライン併用型が15%増、デジタルファースト型が20%増となっています。どちらの小売アプリも堅調な伸びだったにもかかわらず、2017年上半期のユーザー1人あたりの月間セッション数を比較すると、デジタルファースト型が実店舗・オンライン併用型の2倍以上でした。
日本は、デジタルファースト型は韓国に次ぐ2位でありながら、実店舗・オンライン併用型では第6位と、大きな開きがありました。そして7ヵ国中日本が唯一、実店舗・オンライン併用型のセッション数が2016年から2017年にかけて下がっています。実店舗・オンライン併用型の小売業者は、モバイルを優先させなければ、競合するデジタルファーストの業者にシェアを奪われていくことがわかります。そしてこれは先ほどの評価にもつながっているでしょう。口コミは偉大なる評価です。ユーザーの満足度の低さは、セッション数に大きな影響を及ぼします。
■2017年上半期小売アプリのダウンロード数:2016年比20%増
小売アプリのユーザー1人あたりの利用時間:APACが牽引
世界的に、モバイルでの買い物がスタンダードになってきています。2017年上半期の小売アプリのダウンロード数は前年比20%増加しています。
ダウンロード数の増加に伴い、ユーザー1人あたりの月間利用時間も長くなりつつあります。
主な地域の「小売」カテゴリーアプリを平均的に使用するユーザーは、2017年上半期に1人あたり1カ月に2〜4本の小売アプリを利用しました。全カテゴリーの1カ月平均利用本数は約30本なので、かなりの割合を「小売」カテゴリーが占めていることがわかります。
小売アプリの1人あたりの月間利用時間は、首位が韓国で、2位がインドネシア、3位にインド、4位が日本、とアジア太平洋地域(APAC)の国々が続いています。APACがモバイルアプリの総利用時間の増加を牽引し、2021年には世界で3兆5000億時間を超えることが予測できます。そして利用時間の増加に伴い収益も増加し、世界全体のeコマースは、2021年には6兆ドルに達する見込みです。
アプリ経済は勢いを増し続け、特に小売業者への影響はますます大きくなることが予想されます。
■小売アプリランキング
デジタルファースト型の小売アプリMAUランキング(2017年上半期)
実店舗・オンライン併用型の小売アプリMAUランキング(2017年上半期)
実店舗・オンライン併用型の小売アプリのランキングでは、各国それぞれの独自店舗のアプリがランクインしていることが分かります。
しかしデジタルファースト型のランキングを見てみると、Amazonがトップ5にランクインしている国はオーストラリア・フランス・ドイツ・日本・イギリス・アメリカの6か国で、うち5か国がNo1に輝いています。そしてAliExpressがトップ5にランクインしている国はオーストラリア・フランス・ドイツ・イギリス・中国の5か国でした。この2大大手企業がいかにグローバル展開に成功しているかがランキングから読み取ることができます。
※Amazon、AliExpressに関するデータはレポート全文からダウンロードいただけます。
https://www.appannie.com/jp/insights/market-data/global-mobile-app-retail-report-2017/
App Annieについて
App Annie(アップアニー)は、アプリビジネスを成功へと導く強力な市場データと深い洞察を提供する世界No.1 の情報プラットフォームです。アプリ市場の情勢、自社アプリの競合優位性をより深く把握するため、70万を超えるユーザーに利用されています。米・サンフランシスコに本社を置き、世界15 都市で450 名以上の従業員が活躍しています。現在までにeVentures、Greenspring Associates、グレイクロフト・パートナーズ、IDG キャピタル・パートナーズ、Institutional Venture Partners、セコイア・キャピタルなどの世界中のベンチャーキャピタルから1 億5,700 万米ドルの資金調達を実施しました。詳しくはwww.appannie.com まで。
会社ホームページ:www.appannie.com
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(英文サイト:https://goo.gl/25JqOP)
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