RPA/AIで横浜市の保育入所関連業務を自動化する実証実験を実施
~迫る自治体業務システム標準化に向けデジタル活用の意識を醸成~
株式会社NTTデータ(以下、NTTデータ)は、横浜市保育・教育運営課事務処理集中センターにおける保育所等入所に関する「新規センター関係事務」について、RPAやAI-OCRの導入効果の検証を2020年10月から2021年3月まで実施しました。
本実証では、保育入所申請者の受付簿作成や申請書のシステム入力などを自動化し、活用効果を検証しました。実証の結果、申請書のチェック、システム登録で処理時間を短縮するなど、RPA、AI-OCRの活用が保育所等入所事務の効率化、正確性向上において有効な手段であることを確認しました。
今後NTTデータは、本実証実験の結果を踏まえ、2021年度以降の横浜市の本格導入に向けた支援を実施します。また、 国が主導している将来の自治体システム標準化に向けて、全国の自治体の仕組みづくりを支援していきます。
本実証では、保育入所申請者の受付簿作成や申請書のシステム入力などを自動化し、活用効果を検証しました。実証の結果、申請書のチェック、システム登録で処理時間を短縮するなど、RPA、AI-OCRの活用が保育所等入所事務の効率化、正確性向上において有効な手段であることを確認しました。
今後NTTデータは、本実証実験の結果を踏まえ、2021年度以降の横浜市の本格導入に向けた支援を実施します。また、 国が主導している将来の自治体システム標準化に向けて、全国の自治体の仕組みづくりを支援していきます。
【背景】
2015 年度より開始した「子ども・子育て支援新制度」や、2019年にスタートした「幼児教育・保育の無償化」に伴い、「子どものための教育・保育給付認定」などの申請件数や、保育所等の利用申請件数は大きく増加しています。横浜市では、保育・教育事務を担う部局の業務量の増加や、行政コストや超過勤務削減は喫緊の課題となっていました。
そのような課題解決のため、NTTデータは横浜市こども青少年局子育て支援部保育・教育運営課の「認定・利用調整事務におけるRPA導入実務検証」を受託し、事務の効率化、正確性向上を目的にRPA、AI-OCRの導入効果確認のための検証を実施しました。
【実証実験の概要】
横浜市のセキュリティ、性能等の要件を満たすRPAソリューションとして「WinActor」(注1)と、AI-OCRソリューション「AI inside Cube」(注2)を選定し検証を行いました。
【実験結果】
導入効果
https://winactor.com/case/winactoruse/yokohama
【今後について】
今後NTTデータは、デジタル庁の設置に伴い政府主導で推進される地方公共団体の業務プロセス・情報システムの標準化等を見据え、今後想定される自治体DXの課題についてさまざまな側面から一層サポートしていきます。
また、自治体DXの課題解決のツールとして活用可能なRPA、AI-OCRについては、「スマート自治体プラットフォームNaNaTsu」(注3)で提供していきます。
(注1)WinActorは、2010年にNTTアクセスサービスシステム研究所で生まれた技術をベースに、2013年にNTTアドバンステクノロジ株式会社が製品化に成功した、純国産のRPAソリューションです。
(注2) AI inside Cubeは、AI inside社がクラウド環境で提供するAI-OCR「DX Suite」を、利用者組織のネットワーク内で利用することができる「エッジAI」サーバーです。
https://winactor.com/ai-ocr/dx_suite/index.html
(注3)「スマート自治体プラットフォームNaNaTsu」は、スマート自治体実現貢献のため、自治体向けAI-OCRサービス「NaNaTsu AI-OCR with DX Suite」とRPA活用サービス「NaNaTsu」を組み合わせたサービスです。
https://cobotpia.com/nanatsu/
*「WinActor」は日本国内におけるNTTアドバンステクノロジ株式会社の登録商標です。
*「AI inside Cube」は日本国内におけるAI inside株式会社の登録商標です。
*その他の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。
2015 年度より開始した「子ども・子育て支援新制度」や、2019年にスタートした「幼児教育・保育の無償化」に伴い、「子どものための教育・保育給付認定」などの申請件数や、保育所等の利用申請件数は大きく増加しています。横浜市では、保育・教育事務を担う部局の業務量の増加や、行政コストや超過勤務削減は喫緊の課題となっていました。
そのような課題解決のため、NTTデータは横浜市こども青少年局子育て支援部保育・教育運営課の「認定・利用調整事務におけるRPA導入実務検証」を受託し、事務の効率化、正確性向上を目的にRPA、AI-OCRの導入効果確認のための検証を実施しました。
【実証実験の概要】
横浜市のセキュリティ、性能等の要件を満たすRPAソリューションとして「WinActor」(注1)と、AI-OCRソリューション「AI inside Cube」(注2)を選定し検証を行いました。
- 検証対象:横浜市保育・教育運営課事務処理集中センターで行っている保育所等入所に関する「新規センター関係事務」
- 検証期間:2020年10月~2021年3月
- 検証業務:保育園・幼稚園の給付認定申請書、利用申請書(手書き)をデジタル化。デジタル化された申請内容のシステム入力、受付簿作成などを自動化
【実験結果】
導入効果
- 昨年度まで保育入所申請者情報の受付簿作成のために1カ月間の間に職員がのべ500時間程度残業を実施していましたが、今年度は対象事務のための残業ゼロを達成しました。
- 従来、書類整理、チェック、システム登録に手作業での時間を要していましたが、RPA導入により大幅に実施時間を短縮できることを確認しました。
- 従来、区役所窓口への問い合わせの回答に時間を要していましたが、申請書類を電子化することで、区局間で申請書類の画像データが共有可能となります。これにより、区役所から直接問い合わせ内容の回答ができるようになりました。区役所事務の効率化、住民サービスの向上に寄与しました。
- RPA、AI-OCRを導入したことで、将来のデジタル化といったパラダイムシフトに対する職員の意識醸成やスキルアップに寄与しました。
https://winactor.com/case/winactoruse/yokohama
【今後について】
今後NTTデータは、デジタル庁の設置に伴い政府主導で推進される地方公共団体の業務プロセス・情報システムの標準化等を見据え、今後想定される自治体DXの課題についてさまざまな側面から一層サポートしていきます。
また、自治体DXの課題解決のツールとして活用可能なRPA、AI-OCRについては、「スマート自治体プラットフォームNaNaTsu」(注3)で提供していきます。
(注1)WinActorは、2010年にNTTアクセスサービスシステム研究所で生まれた技術をベースに、2013年にNTTアドバンステクノロジ株式会社が製品化に成功した、純国産のRPAソリューションです。
(注2) AI inside Cubeは、AI inside社がクラウド環境で提供するAI-OCR「DX Suite」を、利用者組織のネットワーク内で利用することができる「エッジAI」サーバーです。
https://winactor.com/ai-ocr/dx_suite/index.html
(注3)「スマート自治体プラットフォームNaNaTsu」は、スマート自治体実現貢献のため、自治体向けAI-OCRサービス「NaNaTsu AI-OCR with DX Suite」とRPA活用サービス「NaNaTsu」を組み合わせたサービスです。
https://cobotpia.com/nanatsu/
*「WinActor」は日本国内におけるNTTアドバンステクノロジ株式会社の登録商標です。
*「AI inside Cube」は日本国内におけるAI inside株式会社の登録商標です。
*その他の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。
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