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一般社団法人日本能率協会
会社概要

「2023年度 新入社員意識調査」新入社員の理想の上司・先輩は「丁寧に指導する人」が約8割

「任せて見守る」「リスクを取る」上司を理想とする新入社員は2割弱。転職を考えるポイントは「昇給」より「会社の将来性」

日本能率協会

 一般社団法人日本能率協会(JMA、会長:中村正己)は、小会が提供する新入社員向け公開教育セミナーの参加者を対象に、仕事や働くことに対しどのような意識を持っているか調査を行いました。

 この調査は、4月4日~4月11日にインターネット調査で実施し、675人から回答を得ています。
 調査結果の詳細は次ページ以降をご覧ください。また、本調査の結果を受けてのコメントを最下部に記載しています。
  • 【トピックス】

1.理想だと思う上司、先輩の第1位は、「仕事について丁寧な指導をする上司・先輩」79.0%

2.仕事をしていく上での不安について、トップ3は「上司・同僚など職場の人とうまくやっていけるか」「仕事に対する現在の自分の能力・スキル」「仕事での失敗やミス」

3.仕事上で抵抗を感じる事例の第1位は「上司や先輩からの指示が曖昧でも、質問をしないで、とりあえず作業を進める」で83.7%

4.「機会があれば転職・独立したい」と考えている新入社員は30.1%

5.転職を考えるシチュエーション第1位は「会社の将来性が見込めなくなったとき」78.4%、第2位は「社風や企業文化が自分に合わないと感じたとき」72.4%、第3位は「昇給(月給が上がること)が見込めないとき」59.0%

6.「未来の日本社会は暗い」というイメージは65.8%

7.強化していきたいと思う点の第1位は学習能力(他者や経験から学ぶ力)で62.8%

8.AIをはじめとするデジタル技術の進化は、自身の職業人生にプラスと考える新入社員が90.2%


【調査概要】

調査名称

2023年度新入社員意識調査

調査期間

2023年4月4日~2023年4月11日

調査対象

日本能率協会の新入社員向け公開教育セミナー参加者

調査方法

インターネット調査

回答数 675人 

属性

[性別]男性:407人(60.3%)、女性:267人(39.6%)、その他:1人(0.1%)

[最終学歴]高校卒:199人(29.5%)、高専・専門・短大卒:61人(9.0%)、大学卒:316人(46.8%)、大学院卒:93人(13.8%)、その他:6人(0.9%)

 [業種]製造業:309人(45.8%)、非製造業:366人(54.2%)

※本調査データを引用・転載される場合は、

出典:2023年度「新入社員意識調査」(一般社団法人日本能率協会)をご明記ください。


  • 【調査結果の詳細】

※集計結果は百分率(単位:%)で表示し、小数点第2位を四捨五入しました。そのため、合計が100%にならないものがあります。

また、最終学歴が「高校卒業」を「高校卒群」、その他を「高校卒外群」として割合を集計しており、詳細へ反映しております。


  • 1.理想の上司、先輩の第1位は「仕事について丁寧な指導をする上司・先輩」で、79.0%

 理想的だと思う上司・先輩について尋ねたところ、第1位は「仕事について丁寧な指導をする上司・先輩」で79.0%でした。属性別に結果を抽出したところ、全体で第2位の「言動が一致している上司・先輩」は高校卒群39.2%、高校卒外群59.0%、全体で第3位の「部下の意見・要望を傾聴する上司・先輩」は高校卒群39.2%、高校卒外群50.6%でした。

 高校卒外群の方がより上司、先輩とのコミュニケーションを重視している傾向と思われます。また、第5位の「仕事だけでなく、プライベートも大事にする上司・先輩」は男性38.1%、女性52.1%で、女性の方が「仕事だけでなく、プライベートも大事にする上司・先輩」をより重視している傾向にあると考えられます。

  • 2.仕事をしていく上での不安について、トップ3は「上司・同僚など職場の人とうまくやっていけるか「仕事に対する現在の自分の能力・スキル」「仕事での失敗やミス」

 仕事をしていく上での不安について尋ねたところ、第1位は「上司・同僚など職場の人とうまくやっていけるか」で68.6%、第2位は「仕事に対する現在の自分の能力・スキル」で65.6%、第3位は「仕事での失敗やミス」で50.7%でした。

 属性別に結果を抽出したところ、第1位の「上司・同僚など職場の人とうまくやっていけるか」は男性67.8%、女性69.7%と同水準である一方、第2位の「仕事に対する現在の自分の能力・スキル」では男性60.4%に対して女性73.8%、第3位の「仕事での失敗やミス」では男性45.2%に対して女性59.2%となりました。女性の方が仕事をしていく上での不安を多く抱えがちな傾向にあると思われます。

  • 3.抵抗がある業務の第1位は「指示が曖昧なまま作業を進めること」で、83.7%

 仕事をしていく上での抵抗感について尋ねたところ、「上司や先輩からの指示があいまいでも質問しないでとりあえず作業を進める」について、「抵抗がある」(「抵抗がある」+「どちらかと言えば抵抗がある」)が83.7%となりました。属性別に見ても高校卒群81.4%、高校卒外群84.7%となり、全般的に指示の明確さが求められると考えられます。

 その他の項目について属性別に抽出すると、すべての高校卒群の「抵抗がある」+「どちらかと言えば、抵抗がある」のポイントが、高校卒外群より上回りました。学生生活やアルバイト等の経験年数が増えることによって、抵抗感が抑えられている傾向にあると考えられます。

  • 4.「機会があれば転職・独立したい」と考えている新入社員は30.1%

 新入社員自身の仕事・働き方に対する考え方について「A.定年まで一つの会社に勤めたい」「B.機会があれば転職・独立したい」のいずれかを尋ねたところ、「Bに近い」(「Bに近い」+「どちらかというとBに近い」)と答えた割合が30.1%となりました。

 属性別に結果を抽出したところ、「Bに近い」(「Bに近い」+「どちらかというとBに近い」)と答えた割合は高校卒外群34.0%、高校卒群20.6%となりました。厚生労働省調査「新規学卒就職者の離職状況(平成31年3月卒業者)」では、高校卒外群の3年離職率は「大学卒」で31.5%・「短大等卒」で41.9%であった一方、高校卒群は35.9%(高校卒)と当調査と比較して15.3ポイントの差がありました。

  • 5.転職を考えるシチュエーションの第1位は「会社の将来性が見込めなくなったとき」で、78.4%

 職場で遭遇するかもしれないいくつかのシチュエーションに対して、遭遇した際に考えることについて尋ねたところ、「会社の将来性が見込めなくなったとき」に、78.4%が「転職を考える」と回答しました。

また、第2位は「社風や企業文化が自分に合わないと感じたとき」で72.4%、第3位は「昇給(月給が上がること)が見込めないとき」で59.0%となりました。ただし、第3位のシチュエーションは、第4位の「昇進が見込めなくなったとき」(57.8%)と同様に、「同じ職場での仕事を続ける」を選ぶ回答も約30%ありました。

  • 6.「未来の日本社会は暗い」というイメージは、65.8%

 将来の日本社会について「A. 未来の日本社会は明るいイメージ」「B. 未来の日本社会は暗いイメージ」のいずれかを尋ねたところ、「Bに近い」(「Bに近い」+「どちらかというとBに近い」)と答えた割合が65.8%となりました。

 属性別に結果を抽出したところ、高校卒群では合計50.8%、高校卒外群では合計72.0%と、高校卒外群がより悲観的なイメージを持っていることが分かりました。

  • 7.強化していきたいと思う点の第1位は学習能力(他者や経験から学ぶ力)で、62.8%

 これから仕事をしていく上で、強化したいと思う点(能力・スキル・資質)を尋ねたところ、第1位は学習能力(他者や経験から学ぶ力)で62.8%、第2位は自分の意見を分かりやすく伝える力で52.7%、第3位は物事に進んで取り組む力で49.2%でした。

 属性別に結果を抽出したところ、「自分の意見をわかりやすく伝える力」で男女の間に16.1ポイント差が、「課題の解決に向けたプロセスを明らかにし準備する力」で高校卒群と高校卒外群との間に16.8ポイント差がありました。設問によって程度の差はありますが、最終学歴・男女差によって意識している課題感が異なる傾向にあると考えられます。

  • 8.AIをはじめとするデジタル技術の進化は、自身の職業人生にプラスと考える新入社員が90.2%

 AIをはじめとするデジタル技術の進化と自身の職業人生の関係性について尋ねたところ、「プラスになる」(「プラスになる」+「どちらかと言えば、プラスになる」)との回答が合計90.2%となりました。属性別に見てもこの傾向は変わらず、多くの新社会人がデジタル技術の進化を取り入れることに抵抗がないことと考えられます。

  • 結果を受けてコメント

 今回の調査から、入社当初から約3割が転職、独立を考えていることが分かりました。上司や職場での丁寧なコミュニケーションが不安を減らし、退職を防ぐために欠かせないでしょう。

退職を考える要因として、会社の将来性や社風が上位であり、採用時の丁寧なコミュニケーションが欠かせません。そして、不安な点や強化していきたい点は属性によってもさまざまであり、一概に「新入社員だから」とステレオタイプに括らず、一人ひとりに合わせた寄り添い方が重要です。


 新社会人を受け入れる人事・配属先の先輩社員または管理職は、育成の観点から要諦と言えるでしょう。

配属先での丁寧な指導は当然で、傾聴や言行一致、またはワークライフバランスといった行動にも目は向けられています。そして、その要求水準に応えるパフォーマンスを支援するのが人事の役割と言えます。新入社員の育成には全社で協力できる環境づくりも重要です。


◆詳細プレスリリースはこちらからダウンロード可能です。

https://prtimes.jp/a/?f=d16501-97-d177737d4fccc2311719d65b3b6437df.pdf

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中村正己
上場
未上場
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1942年03月
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