5つの市場構造変化による「東南アジア家電市場の構造変化と日本企業が取るべき戦略方向性」を公開
α世代の早期囲い込みが次の覇権を握るための鍵
欧州最大級の経営戦略コンサルティングファームである株式会社ローランド・ベルガー(以下、ローランド・ベルガー)は、6月15日、長きにわたり日本企業が高い技術力を武器に存在感を示しつつも、近年中国メーカー等にシェアを奪われつつある東南アジアにおける家電産業について、市場の現況およびこれから起こり得る構造変化の中で日本のメーカーが示して行くべき戦略の方向性への示唆を探ったレポート「東南アジア家電市場の構造変化と日本企業が取るべき戦略方向性」を発表しました。
中国メーカーはECシフトが進む東南アジアで、中国資本が入るLazadaやShopeeを流通チャネルとして活用してシェアを伸ばしています。このような韓国・中国メーカーの戦略は、新たな価値観を持つ東南アジアのZ世代を巧みに捉えています。その結果、日本企業のシェアが徐々に奪われています。しかし、この傾向が今後も変わらず続くとは考えにくく、東南アジアの家電市場はここから更なる構造変化を迎えると考えられます。その変化をキャッチし、自らの事業構造をトランスフォームさせることができるか─。この点が日本企業が東南アジア家電市場で再び飛躍できるかの鍵となります。

本稿では、東南アジア家電市場の現況に触れつつ、これから起こり得る以下の5つの構造変化に触れ、その構造変化を捉え、日本の家電メーカーがどのような戦略方向性を目指していくかの提言をまとめています。
1. D2Cチャネルの一般化による顧客接点の変化
2. スマート家電の普及に伴うビジネスモデルの転換
3. 中・低価格マーケットが創る新たな市場
4. サブスクリプションモデルによる“所有”から“利用”への転換
5. サステナビリティ対応型製品の拡大に伴うゲームルールチェンジ
ローランド・ベルガーのプリンシパルで、シンガポールオフィスに駐在し、ジャパンデスク統括を務める下村健一は、次のように述べています。
「東南アジアの家電市場は今、変革の岐路に立っています。足元では韓国・中国メーカーの躍進が目覚ましいですが、今後の潮流を的確に捉えれば、日系企業はその覇権をさらに強固なものにできるでしょう。」
ローランド・ベルガーの最新のレポート「東南アジア家電市場の構造変化と日本企業が取るべき戦略方向性」はこちらのサイトからダウンロードいただけます。
ローランド・ベルガーについて
ローランド・ベルガーは、1967 年に設立されたドイツのミュンヘンに本社を置く世界有数の経営戦略コンサルティングファームです。世界50以上の主要都市にてビジネスを展開し、Entrepreneurship(起業家精神)、 Excellence(卓越性)、Empathy(共感)という価値観を原動力とし、現在および未来の重大な課題に対応するための最高水準の専門知識及びサービスを提供しています。
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