理経が横浜市消防局、東京大学、東京理科大学と共同開発したVR消防教育訓練シミュレーションシステム「学習モード」を販売開始
火災現場の危険な状況を安全に疑似体験可能
【VR消防教育訓練シミュレーションシステムの概略】
消防隊員の教育訓練に特化したVR消防教育訓練シミュレーションシステムは、理経が横浜市消防局、東京大学および東京理科大学と産学官で共同開発を進めているもので、火災性状(火災の発生および拡大のメカニズム)を学ぶ「学習モード」と、バーチャル空間で消火活動を体験できる「訓練モード」からなります。
【VR消防教育訓練シミュレーションシステム「学習モード」とは】
「学習モード」は、以下の3種類のコンテンツから構成されます。
1)「360°燃焼実験映像」
建物室内を実際に燃焼させた火災の再現実験を360°画像で撮影
2)「温度可視化画像」
時間経過とともに推移していく火災現象を正確にとらえたバーチャル映像に、120カ所の温度測定データを数字として可視化することで、火災進展時の温度変化を確認
3)「6DoF(シックスドフ)(※1)煙体験」
建物火災現場を自由に移動し、煙の拡大を確認
これにより、あたかも500℃以上の高温で燃えている室内で火災の進展を観察しているかのような没入感を感じながら、火災性状を学習することができます。
※1 6DoF: 6 Degrees of Freedomの略。6つの自由度のことで、VRにおいて前後の動き、左右の動き、上下の動き、上下の回転(頭を上下に傾ける動き)、左右の回転(頭を左右に回す動き)、前後の回転(頭を左右に傾ける動き)の6つの動きに対応できることを示す。
【今後の予定】
全国の消防・防災関係機関に向けVR消防教育訓練シミュレーションシステム「学習モード」を販売開始し、火災時の進展の学習に貢献します。また、その販売額の一部は横浜市に歳入されます。
今後もさらに共同研究開発を進め、危険な消火活動を疑似体験する「訓練モード」の完成を目指します。
【株式会社理経について】
株式会社理経は、IT及びエレクトロニクス業界のソリューションベンダーとして1957年に設立以来、システムからネットワーク、VR/ARコンテンツ、電子材料・電子機器までさまざまなソリューションを提供しています。国内外の最先端技術や先進的な製品を活用したソリューションを提案し、お客様の業務の効率化、収益の改善などビジネスの発展に寄与します。
所在地 | 〒160-0023 東京都新宿区西新宿三丁目2番11号 新宿三井ビルディング二号館 |
資本金 | 34億2,691万円(2023年3月末日現在) |
代表者 | 代表取締役社長 猪坂 哲 |
設立 | 1957年6月8日 |
事業内容 | ・システムソリューション ・ネットワークソリューション ・電子部品及び機器 |
URL | |
※記載されている製品名、社名は、各社の商標または登録商標です。
【本件に関するお問い合わせ先】
次世代事業開発部
TEL:03-3345-2146
E-mail:xsg@rikei.co.jp
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