リッジアイ、NEDO「SBIR推進プログラム」フェーズ2に採択
~矯正施設内の異常行動検知AIシステム、社会実装に向けた開発を加速~
AI・ディープラーニング技術のコンサルティングと開発を行う株式会社 Ridge-i(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:柳原 尚史、以下「リッジアイ」)は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下「NEDO」)の2025年度「SBIR推進プログラム(連結型)」において、フェーズ2の研究開発課題に採択されたことをお知らせします。
「SBIR 推進プログラム(連結型)」は、科学技術・イノベーション創出の活性化に関する法律の規定により定められた指定補助⾦等の交付等に関する指針に基づき、多様化する社会課題の解決に貢献する研究開発型スタートアップ等の研究開発の促進及び成果の円滑な社会実装を⽬的として、内閣府が司令塔となって、省庁横断的に実施する「⽇本版SBIR(Small/Startup Business Innovation Research)制度」の⼀翼を担うものです。
■ フェーズ2の研究開発内容
現在、矯正施設では施設ごとに1〜2名の職員が映像監視を担っていますが、被収容者による自殺や自傷行為、また職員の不適切行為などが少なからず発生しており、限られた人員で全てを監視しきるのは難しい状況です。加えて、令和7年6月から「拘禁刑」が導入されており、映像監視を担う職員への負荷はさらに高まっています。こうした背景から、矯正施設における監視の高度化・効率化が強く求められています。
今回のフェーズ2では、フェーズ1で確立した「矯正施設における異常行動とその予兆をAI等で検出する技術の研究開発」の成果を基盤としています。フェーズ1では、再現映像データを用いた実証実験により、異常行動を検出できる精度を達成しました。これを踏まえ、フェーズ2では、監視カメラ映像を解析しAIでリスクの高い行動や運営上の課題を検知するシステムを開発します。具体的には、実際の監視カメラの映像データから、職員や被収容者の異常行動を検出でき、職員にアラートできるシステムの構築を進めます。そして、各施設での導入を想定した精度向上を重視し、実用化を図ります。
■ 2025年度「SBIR推進プログラム(連結型)」事業に係るステージゲート審査の結果について
NEDOのホームページ
2025年度「SBIR推進プログラム(連結型)」事業に係るステージゲート審査の結果について | NEDO
■リッジアイについて
株式会社Ridge-i(東証グロース、証券コード:5572)は、AI・ディープラーニング技術を活用したソリューションにより、経営・社会課題の解決に挑むテックイノベーションファームです。特に、画像解析ディープラーニング、センサーによる異常検知AI、最適化AIなど様々なデータに対応するAIを組み合わせた「マルチモーダルAI」に強みを持ちます。戦略策定から要件定義フェーズに始まり、現場のコンサルテーションから開発・運用保守まで、投資対効果を実感するまで一気通貫で伴走し、多くの実績をあげています。また社会課題にも積極的に取り組んでおり、SDGs課題と環境変化を衛星画像から発見する「GRASP EARTH」などで第4回から宇宙開発利用大賞を3回連続受賞しました。今後とも技術とビジネスの高みを追求し、社会・顧客が持続的に効果を実感できる最高峰のソリューションを提供します。
会社名:株式会社Ridge-i
設立:2016年7月
所在地:東京都千代田区大手町1-6-1 大手町ビル438
代表:代表取締役社長 柳原 尚史
資本金:38,392,750円
事業内容:
① AI・ディープラーニング技術のコンサルティングおよび開発
② 共同事業、ライセンス、保守モデル、自社開発等によるプロダクトの提供
③ 人工衛星データAI分析サービスの提供
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