電脳交通 日本型ライドシェアに適応した採用サービス「DS Driver」の実証実験を開始
~タクシー乗務員不足解決に向けた取り組み、まずは神奈川・埼玉・静岡でスタート〜
電脳交通は、隙間時間にタクシー乗務員として働くことを希望する二種免許保有者(副業タクシー乗務員)をタクシー事業者が採用する第一回実証実験を2023年11月10日から2024年1月9日に実施いたしました。
今回は第二回実証実験とし、前回の二種免許保有者と、日本型ライドシェアにも適応した採用サービスの検証を実施いたします。
■実証実験の背景
コロナ禍が収まり、国内ではオーバーツーリズムの話題と共にタクシー業界においても乗務員不足が重要課題として取り沙汰されています。このような状況の中で二種免許を持たないドライバーがタクシー会社の管理下で自家用車を使って有償で顧客を輸送する「日本型ライドシェア」が2024年4月から解禁されました。一方で、タクシー・ハイヤー業界の有効求人倍率は全産業平均の3.2倍となっており(出典:厚生労働省「職業安定業務統計」)、ドライバーの採用が追いついていない現状があります。電脳交通は創業以来タクシー事業者向けに配車システムサービスを展開してきた経験を活かし、タクシー事業者がライドシェアドライバーを採用する支援を行っていく予定です。
■実証実験の概要
今回の実証実験では、第一回実証実験時の二種免許保有者の募集に加えて、日本型ライドシェアに適応した採用サービスの検証を実施いたします。
需要ピークの特定時間帯のみ勤務する形のスポット勤務特化の採用サービスを実証実験として開始し、スポット人材を受け入れたいタクシー事業者と求職者をマッチングする役割を担い、業界の重要課題である乗務員不足の解消・緩和を目指します。
実証実験期間:2024年5月31日から2024年7月31日
実証エリア:
二種免許取得者を対象とした実証実験・・・神奈川県・埼玉県・静岡県
ライドシェアドライバーを対象とした実証実験・・・神奈川県
※実証エリアは、順次拡大を予定しております。
参加事業者:三和交通株式会社、有限会社平和タクシー
その他 :前日までのシフト提出で勤務可能、研修期間から時給が発生します。
▼ドライバーのエントリーページ
二種免許をお持ちの方:https://cybertransporters.com/part-time-driver
二種免許をお持ちでない方(ライドシェアドライバー):https://cybertransporters.com/rideshare-driver
■電脳交通の地域公共交通とSDGsの取り組み
電脳交通は創業以来、地域公共交通の維持・存続のためにタクシー事業者向けの配車システム開発・提供や配車委託サービスを提供してまいりました。また2019年からは全国の自治体・公共団体・民間企業と連携し多くのMaaS・地域交通に関する実証実験を進め、2021年に地域交通ソリューションとして事業化しデマンド交通分野などにも一層力を入れております。
高齢化・人口一極集中で地方の公共交通機関の約8割は赤字となっており、営業撤退や縮小によって交通弱者の増加や交通空白地帯が拡大しています。こうした状況を踏まえわたしたちは引き続き創業の精神と国連が定めたSDGsを尊重し「すべての人がいつでも生活に必要な移動ができる社会」と「地域に必要な移動を支える交通事業者がいつまでも存続可能な社会」の実現に向け努力してまいります。
https://cybertransporters.com/sdgs
電脳交通が特に注力し貢献目標を掲げる5つの目標
■株式会社電脳交通の概要
会社名 :株式会社電脳交通(英語表記:Dennokotsu Inc.)
所在地 : 徳島県徳島市寺島本町西1丁目5 アミコ東館6階
設 立 :2015年12月
代表者 :近藤 洋祐
従業員 :180名(2023年11月末時点)
資本金 :1億円(2023年11月末時点)
主要株主:三菱商事、JPインベストメント、ENEOSイノベーションパートナーズ合同会社、JR東日本スタートアップ、JR西日本イノベーションズ、四国旅客鉄道、GO株式会社、第一交通産業グループ、エムケイ、沖東交通、三和交通、NTTドコモ・ベンチャーズ、阿波銀行、徳島大正銀行、いよぎんキャピタル、ブロードバンドタワー(敬称略、順不同)
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