LooopがHeliatekの有機薄膜太陽電池を国内独占販売

超軽量・フィルム形状で再エネ設置面積拡大 脱炭素を推進

株式会社Looop

再生可能エネルギーを中心としたエネルギーサービス事業者の株式会社Looop(本社:東京都台東区、代表取締役社長 CEO:中村 創一郎、以下Looop)と、自立したグリーンな未来をすべての人にをミッションに掲げる、有機薄膜太陽電池の研究開発における世界的なリーディングカンパニーのHeliatek(ヘリアテック)GmbH(本社:ドイツ・ザクセン州ドレスデン、 CEO:ギド・ファン・タートヴェイク、以下Heliatek)は、数々の受賞歴を持つHeliatek太陽電池の設置販売と普及を目的として、日本における独占的パートナーシップを締結しましたことをお知らせします。

Heliasol® 436-2000Heliasol® 436-2000

■軽量の曲げられるフィルム形状
Heliatek社の有機薄膜太陽電池「Heliasol®」は、超薄型フィルム状で、超軽量で曲げることができます。架台を必要とせず様々な素材の設置面に直接貼り付けることが可能で、従来の太陽光の設置が難しいとされてきた荷重制限のある場所へも設置が可能なことを特長としています。これにより耐荷重の乏しい屋根や、穴を開けられない屋根、平坦ではない屋根や壁面にも導入が可能となり、日本における脱炭素やGX(グリーントランスフォーメーション)を推進する新たなソリューションとして期待されています。

■CISと同等の発電量
Heliatek社の有機薄膜太陽電池は量産可能なものの中でも高い発電効率を有します。Looopは2020年10月より立命館大学との産学共同研究で、国内で初めて有機薄膜太陽電池の実証実験を行い、既に実用化されている化合物太陽電池(CIS)と同等の発電量を有していることを確認しました。

 

■環境負荷を低減
Heliasolのカーボンフットプリントは1キロワットアワーあたり10g未満※1で、非常に環境負荷の低い製法で生産されています。さらに、重金属などの有毒物質や希少な材料も含んでいないため、将来的な廃棄も容易です※2。有機薄膜太陽電池は発電1キロワットアワーあたりのCO2排出量が一般的なシリコンパネルと比較して圧倒的に少なく、環境負荷を大幅に低減できる点も特長です。Heliasolは希少な材質の枯渇にも左右されることのない、環境に優しく未来のための太陽光といえます。
※1 TÜV Rheinland社の行ったライフサイクルアセスメント(LCA)評価に基づきます。
※2 処分方法は自治体毎に異なります。

国内での販売はIEC認証※3を取得次第、2022年度内を予定しています。
※3 IEC認証…国際電気標準会議(International Electrotechnical Commission: IEC)が定めた電気および電子技術分野の国際標準規格として認証されること。

今回の協業を受け、両社代表は以下のようにコメントしています。
「この度、私たちの革新的な薄膜太陽電池の日本における販売普及に向けLooopとチームになれることを大変喜ばしく思っています。Heliasolは電力市場価格からの解放だけでなく、既存の太陽光パネルが設置できなかった屋根上や壁面に最適な製品で、台風等の対策のため荷重制限のある建物にも設置可能です。Heliasolは開発のかなり進んだ都市部においても設置面積を拡大させることができ、私たちはLooopと一緒に日本におけるさらなるグリーントランスフォーメーションを進めていけると確信しています。HeliasolによるCO2削減量は、無機物でできた太陽光よりも10倍以上も早く※4僅か数か月ほどで製造時の排出量を上回り、それ以後は純減を続けます。これまでの知見を活かし、脱炭素実現のための再エネ導入課題の解決策として日本においても当社製品をLooopとともに広めていけたらと思います。」
Heliatek社CEO Guido van Tartwijk(ギド・ファン・タートヴェイク)
※4 TÜV Rheinland社の行ったライフサイクルアセスメント(LCA)評価に基づきます。


「今回世界有数の有機薄膜太陽電池メーカーであるHeliatek社の製品を扱えることとなり、大変嬉しく思っています。Looopは2022年4月に再エネ電力宣言を発表し、国産エネルギーである再生可能エネルギーの普及を通じて、エネルギー自給率の向上とコスト削減に貢献する決意を表明しました。軽量で曲げられる有機薄膜太陽電池は、柱のないドーム型の建物や、バス停やビニールハウスにも設置できる、土地の無い日本では特に待望の技術だと確信しています。当社がこれまで再エネを一気通貫で供給してきた実績や知見を活かしながら、日本においてHeliatek社の製品の普及を進めていきたいと思います。」
Looop 代表取締役社長 CEO 中村創一郎

【Heliatek社製有機薄膜太陽電池の特長】
●軽量かつ柔軟に設置ができる
軽量かつ柔軟性があり、従来の太陽光が設置できなかった低荷重制限の屋根、壁面や曲面への設置が可能。また陸屋根等にも追加架台や工事不要で、背面に付随する接着剤のみで簡易かつ安価な設置が可能。

●環境負荷が少ない
1キロワットアワーあたり10g未満のカーボンフットプリントで、高温・真空プロセスが不要で有毒物質や希少な物質も含んでいないため、製造時の消費エネルギーが少なく、廃棄時の工数も少ない。

【製品スペック】
●Heliasol®436-2000(ヘリアソル436-2000)
標準構成品:有機薄膜太陽電池
外形寸法:2000 x 436 x 1.8 mm(※ジャンクションボックスを除く)
重量:2kg/平方メートル未満
公称最大出力: 50W・55W
保証内容:製品5年保証、出力20年保証

 

【会社概要】
■株式会社Looop(ループ)
代表者: 代表取締役社長 CEO 中村 創一郎
所在地: 〒110-0005 東京都台東区上野三丁目 24番6号 上野フロンティアタワー
設立:  2011年4月4日
事業内容:
●太陽光発電所システムの開発・販売・設置・工事・管理・メンテナンス
●自社太陽光発電所の設置・管理
●独立型太陽光発電システムと周辺機器の販売
●自然エネルギーを使用した商品の企画・開発・販売
●電力小売事業
●電力小売事業に関わる各種業務委託業太陽光発電システムの開発・販売・設置・管理
●損害保険代理店事業(取扱保険会社:三井住友海上火災保険株式会社)
資本金: 4,094百万円(資本準備金3,773百万円)※2021年10月末現在
売上高: 66,063百万円 ※2022年3月期連結
URL: https://looop.co.jphttps://looop-denki.com

■Heliatek(ヘリアテック)GmbH
代表者: CEO ギド・ファン・タートヴェイク(Guido van Tartwijk)
所在地: ドイツ・ザクセン州ドレスデン
設立:  2006年
事業内容:
●有機薄膜太陽光の開発・製造・販売
主な受賞:
・The Green Quest 2020 
・OE-A Competition 2020 Best Publicly Funded Project Demonstrator
・GloballyGreat Global Innovation Award 2020
URL: https://www.heliatek.com/en/

 

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会社概要

株式会社Looop

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URL
https://looop.co.jp/
業種
電気・ガス業
本社所在地
東京都台東区上野3丁目24番6号 上野フロンティアタワー
電話番号
03-4577-9001
代表者名
森田卓巳
上場
未上場
資本金
40億9400万円
設立
2011年04月