福島県浪江町において 「なみえI・DO(いどう)プロジェクト」の実証実験を実施
~スマートフォンアプリを活用し、各種移動データを収集~
浪江町(福島県双葉郡浪江町、町長:吉田栄光)、株式会社ゼンリン(福岡県北九州市、社長:髙山善司、以下「ゼンリン」)および株式会社長大(東京都中央区、社長: 野本昌弘、以下「長大」)の3者は、浪江町内へのMaaS社会実装及び事業化の実現へ向け、「なみえI・DO(いどう)プロジェクト」の実証実験を実施します。10月7日より提供を開始するスマートフォンアプリ「なみえI・DOアプリ」を活用し、住民の公共交通の利用頻度向上を目指すとともに、アプリで得られる移動データから住民の移動需要および傾向を把握し、誰でも自由に移動できるまちづくりを進めます。
なお、本実証は経済産業省の「地域新MaaS創出推進事業」の一環として実施するものです。
なお、本実証は経済産業省の「地域新MaaS創出推進事業」の一環として実施するものです。
■「なみえI・DOプロジェクト」 背景・概要
福島県浪江町は2011年の東日本大震災以降、全域に避難指示が発令されていましたが、2017年3月に一部地域の避難指示が解除され、復興への様々な取組を進めてきました。2021年2月には複数の企業や自治体と共に「福島県浜通り地域における新しいモビリティを活用したまちづくり連携協定」を締結し、新たなモビリティサービスの実装に向けた実証を重ねてきました。これらのサービスの自律的な運行を維持するためには、住民の公共交通機関の利用を促進する必要があります。本実証では、ポイントサービスやイベント情報の配信機能を持つスマートフォンアプリを提供し、地域の人々の外出機会の創出や地域の活性化を目指すとともに、アプリで人の移動データを個人が特定されない形で蓄積し、得られたデータを活用することで、誰でも自由に移動できるまちづくりを進めます。
■「なみえI・DOアプリ」 10月7日より提供開始
地域のイベント情報の確認や、移動距離や手段に応じて各種特典との交換が可能になる”ポイント付与サービス”を、スマートフォンアプリ「なみえI・DOアプリ」にて提供します。アプリは10月7日から12月22日までの期間限定で利用可能です。
【「なみえI・DOアプリ」でできること】
◆活動履歴の記録/ポイント交換
1日の移動履歴を「徒歩」、「滞在」、「自動車」、「自転車」といった様々なジャンルごとに登録できます。
記録した移動データはポイントに変換され、移動が楽しくなる各種特典と交換することができます。
◆町内で開催される各種イベント情報の確認
■今後の展望
アプリから得られる住民の移動データを収集し、交通事業者・地域事業者等に提供することで、誰でも自由に移動できるまちづくりを進めます。また実証終了後は、実証結果の地域課題解決への効果検証を行うとともに、将来的な他地域への横展開の可能性を検証します。
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