【大阪工業大学】連鎖する災害の因果をテキストデータから読み解く
本学ホームページ連載「研究力」№6を配信 データサイエンス学科 坂平文博准教授
大阪工業大学(学長:井上晋)は本学の時代に先駆ける研究をホームページの「研究室VOICE!」内で紹介する連載「研究力」の6回目を本日配信しました。今回はデータサイエンス学科 坂平文博准教授が登場し、災害情報学の研究から、連鎖する災害の因果をテキストデータから読み解く取り組みについて紹介しています。
1. 教 員:坂平文博准教授(さかひら・ふみひろ)
2. 所 属:データサイエンス学科
3. テ ー マ:連鎖する災害の因果をテキストデータから読み解く
4. U R L:https://www.oit.ac.jp/japanese/voice/pickup/6_ID-sakahira.html
【研究の概要】
坂平准教授は災害事象がどのように連鎖していくのかについて、過去の新聞記事データを用い、因果ネットワークから明らかにしようと試みています。大規模災害時には災害事象が連鎖します。例えば、阪神・淡路大震災では、地震によって木造住宅が倒壊し、その結果、屋内の家電製品から火災が起こりました。火災は同時に多数起きたことから初期消火が困難になり、延焼につながりました。
1つの災害事象をきっかけに次々と起きる災害事象は、インフラ被害を経由することで多方面に被害が拡大することがあります。災害事象の広がりは複数の因果関係の積み重なりの結果です。そこで、過去の大規模地震災害時の新聞記事データを用いて機械学習と自然言語処理を使い、災害事象における因果関係を抽出しました。
【WEB連載「研究力」】
● 会話形式の平易な文体に図や動画を多用し、先端の研究を分かりやすく説明
● 本学の200研究室から毎月1教員を紹介
【「研究力」バックナンバー】
住みやすさを創造する「建築環境工学」 工学部 建築学科 河野良坪教授
https://www.oit.ac.jp/japanese/voice/pickup/1_A-kono.html
未利用熱を有効活用「熱電発電」の新素材を開発 工学部 応用化学科 村田理尚准教授
https://www.oit.ac.jp/japanese/voice/pickup/2_K-murata.html
石油を作る微細藻類に遺伝子解析からアプローチ 工学部 環境工学科 河村耕史准教授
https://www.oit.ac.jp/japanese/voice/pickup/3_V-kawamura.html
サステナブルな野外フェスを音環境から考える 工学部 機械工学科 吉田準史教授
https://www.oit.ac.jp/japanese/voice/pickup/4_M-yoshida.html
ナノ技術で血栓のできない人工血管に挑む 工学部 生命工学科 外波弘之准教授
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