潜在保育士・保育士のシッター復職に10万円支給
◼︎待機児童にベビーシッター利用で東京都が50億円
近年深刻化する待機児童問題は、女性の復職やキャリアを阻むとして社会問題化されている。そこで、政府や自治体は保育園増設を急ぐも、初期費用が莫大かつ、狭い東京では用地取得が困難、さらに近隣住民の反対や保育士不足などで難航を極め、待機児童問題の解決は先送りが続いてきた。そんな中、東京都は待機児童になった場合のベビーシッター利用補助を決定。待機児童となった家庭を対象に月額28万円まで支給予定で50億円の予算を計上し、小池百合子知事は「待機児童解消への最後の決め手」と強調した。
◼︎潜在保育士・保育士のシッター復職に10万円の支給決定
そこで、初期費用無料でスマホで24時間、1時間1000円〜ベビーシッターを呼べる「キッズライン」は、2018年待機児童対策に備え、潜在保育士・保育士などの保育資格保有者が、シッターとして登録すると10万円の支度金を支給することを決定した。
狙いは、潜在保育士問題の解決にもある。現在日本には保育士資格保有者が120万人いるが、保育園勤務は約40万人。つまり、約80万人が保育資格を持っていながら、活かせてないのが現状だ。(※参考:厚生労働省 第3回保育士等確保対策検討会保育士等に関する関係資料)
保育園を辞めた保育士への退職理由アンケート調査によると、「給料が安い上、残業や土日出勤も多いなどの待遇面が不満」という理由や、「園での人間関係の難しさ」などが挙げられるが、逆にそれらの不満が解決できる働き方として、近年保育資格保有者のキッズラインベビーシッターへの登録が増えている。共働き世代の増加に伴って、利用しやすい料金でネットで簡単予約できるシッターニーズは高く、保育士シッターは預ける親にとても人気だ。
そのため、潜在保育士がシッターとして保育現場に復職することを支援するのは、国家資格を生かす意味でも、保育士キャリアの向上や、待機児童問題の早期解決にも重要と考え、今回の支給に踏み切った。
■キッズラインで保育士シッターとして働く満足度は100%
また、2017年にキッズラインで働く保育士シッターに「働く満足度調査」を行った結果、回答者全員が「ベビーシッターとしての働き方に満足している」という結果となり、働き方満足度が高いことが明らかになった。
その理由は「1対1で理想の保育が追求できる」「好きな曜日・時間に働ける」「親御様から毎回感謝の言葉をもらえるのでやりがいを感じる」「自分のスキルに合わせて時給を設定できる」「英語など特技も生かすことができる」など、自分らしい働き方の実現ができるというものだった。
■保育士シッターで8割が給与UP
また、待遇面でも大幅な改善が見られた。キッズラインで活動する保育士シッターの約8割は収入が増加したと答えた。
現在キッズラインの保育士シッターの多くが月収30万円前後。月収70万円を超える人気保育士シッターも存在する。また、現在キッズラインでは、シッターとして働きやすいように、研修制度の充実や、報酬の翌日払い制度、仕事紹介などを行い、より働きやすい環境の提供に力を入れている。
(※参考:年収1000万円も目指せる保育士の新しい働き方)
https://kidsline.me/contents/news_detail/194
■潜在保育士・保育士の復職支援に
キッズラインでは、深刻な待機児童問題解決のために、かねてよりベビーシッターとして活動する保育士資格保有者を積極的に登用しているが、保育士の新しいキャリアや新しい働き方を応援すべく、今回復職支度金として最大10万円を支給することを決定した。
希望者には、以下参加無料の説明会を実施。ベビーシッターとしてのキャリアアップ方法や仕事詳細についても説明予定だ。
<詳細・申込みフォーム>
https://kidsline.me/sitters/welcome_pro
■キッズライン概要
「キッズライン」は1時間1,000 円~スマホからも24時間即日も手配可能なオンラインベビーシッターマッチングサービス(iOS版・Android版アプリも利用可能)で、全国33都道府県で展開、現在1400名以上の保育士や幼稚園教諭、子育て経験のあるママや東大生などの、弊社で面接および研修に合格したベビーシッターが登録。利用者は、事前に全サポーターの詳細なプロフィールや利用者全員の口コミ評価、Facebookで繋がる友人の利用サポーターを見ることが出来、安心して24時間オンラインで手配する事が可能なためユーザー数が増加。IVS2015のビジネスコンテストで優勝、2017年にはグッドデザイン賞も受賞、マスコミ掲載実績など多数。。現在5つの自治体(千代田区・渋谷区・品川区・調布市・福岡市)や法人にも導入。利用の裾野を広げている。
■報道関係者の皆様へ、取材のお願い
私たちキッズラインは「日本にベビーシッター文化」を掲げ、「すべての女性が母になっても自分らしく輝ける社会の実現」を目指し活動しています。今回東京都が待機児童対策のためにベビーシッターを導入するにあたっては、潜在保育士80万人のシッター活躍が鍵となると考え、今回の活動をスタートさせました。ぜひ、この問題を解決するために、本件について取材頂ければと思います。
■当記事に関するお問い合わせ先
メディア掲載・取材に関するお問い合わせは以下までお願いいたします。
株式会社キッズライン 広報担当
取材依頼フォーム:https://kidsline.me/corp/coverage
■会社概要
株式会社キッズライン
代表者:経沢 香保子
事業内容:インターネットを使った女性支援事業、育児支援事業
所在地:東京都港区六本木5-2-3 マガジンハウス六本木ビル7F
URL:https://kidsline.me/
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