FANTAS technologyとユニメディア、Web3.0時代に対応した「本人確認」ができるKYCコンソーシアムの設立に向け共同研究を開始

〜ブロックチェーン活用の分散型共有管理で手続きの簡易化と運用リスクの低減を目指す〜

FANTAS technology株式会社

不動産クラウドファンディング「FANTAS funding(https://www.fantas-funding.com)」などの不動産テックサービスを運営する、FANTAS technology株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:國師 康平、以下「当社」) は、DX事業構築を実現するワンストップ支援サービスパッケージ 「cellF(https://lp.cellf.jp/)」を提供する株式会社ユニメディア(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:末田 真、以下「ユニメディア」)と、不動産クラウドファンディング事業において、ブロックチェーン活用の分散型共有管理で「本人確認」ができるKYC(※1)コンソーシアムの設立に向け共同研究を開始することをお知らせいたします。

  • 共同研究開始の背景
2017年に不動産特定共同事業法が改正され、電子取引業務の環境が整いました。これにより、不動産特定共同事業者及び小規模不動産特定共同事業の投資型クラウドファンディングへ新規参入する企業が増加しています。また、1万円程と小額から不動産投資ができるため、利用者も増加し市場が拡大しています。

不動産クラウドファンディングサービスの利用を開始する際はどのサービスでも、運転免許証やパスポートなどを使った本人確認を伴う会員登録が必要となり、登録から投資実行まで数日間を要します。これらの登録作業を手間に感じ、サービス利用に二の足を踏むユーザーも見受けられます。また、不動産クラウドファンディングサービスに取り組む人は複数のサービスに登録し、投資先を探す傾向があるため、登録のたびに各サービスで本人確認情報を提供する必要があります。

これを受け、不動産クラウドファンディングサービスを提供する企業では、登録手続きの利便性や安全性を高めるため、KYC業務の高度化や効率化に向けた仕組み作りの検討が進められています。

本共同研究では不動産クラウドファンディングサービスにおける登録作業の効率化及びKYCの効率化、安全性の向上を目指し、KYCコンソーシアムの設立を目指します。
 
  • 共同研究の概要
ブロックチェーン基盤を用いて、当社及びユニメディアが情報を共有するためのKYCコンソーシアムを設立し、クラウド上にKYC業務基盤として実装を予定しています。
データの改ざん・消失が極めて起こりにくいとされるブロックチェーン技術の特長を活かし、会員登録を希望するユーザーの意思表示の下、当該ユーザーの本人確認を既に実施した他のサービスに本人確認済みのユーザーである旨を確認すること等により、コンソーシアムと不動産クラウドファンディングサービスがAPI連携することで本人確認等の事務手続きを簡素化する仕組みを設けることを想定しています。

※1 KYC(Know Your Customer):犯罪収益移転防止法における特定事業者(金融業者や宅地建物取引業者)による顧客の身元特定・本人確認の手続きの総称
 
  • KYC業務に関する課題
一般的に、KYC業務で取得した個人情報は、事業者自体が管理するため、情報漏洩、データ消失のリスクが、各事業者に存在します。その他に、ユーザーや不動産クラウドファンディング事業者それぞれに以下のような課題があります。

【ユーザーの課題】
・企業やサービスごとに、情報提供範囲を選択することができない。
・新規サービス利用の都度、会員登録時において、個人情報の入力や本人確認書類の提供の手間が発生する。
・個人情報の提出後は、自身で管理・消去することができず、企業側のシステムトラブル等による流出のリスクがある。

【不動産クラウドファンディング事業者の課題】
・自社または委託会社によるKYC管理業務自体や当該業務についてのコストの負担がある。
・確認済みのKYCデータについては、ストックされるのみで登録後にその他の活用方法がなく、また自社で保持する場合は、流出のリスクを伴う。
 
  • 今後の展望について
今後は共同研究の下、これらの課題解決に向けて本コンソーシアムの設立を目指します。これにより、ユーザーにとっては、複数の企業やサービスに個人情報を提供する必要がなく、入力手間を削減できるなどの利便性向上や個人情報流出リスクの低減が期待できます。また、不動産クラウドファンディング事業者においては、 本KYCコンソーシアムと連携しKYC情報を迅速かつセキュアに共有することで、自社における顧客の本人確認情報の管理が不要となり、各事業者の業務効率化につながるとともに、個人情報を持たないことによるKYC管理コストと運用リスクの低減が期待できます。
 
  • 当社 不動産クラウドファンディングサービス「FANTAS funding」概要
運用期間は最短3カ月、1口1万円から投資ができるオンライン完結型の不動産投資型クラウドファンディングです。2018年のサービス開始から約3年間で、累計165ファンドを組成・29億円超を調達(2022年1月末時点)しています。償還したファンドは、全て想定利回りでの配当と元本を返還しています。優先劣後の仕組みにより、価格下落が生じても劣後出資割合までの下落であれば投資家の元本が守られる仕組みを構築し、最大限の安全性を確保しています。不動産特定共同事業法に基づく事業の許可及び電子取引業務の認可を取得しているため、投資家の契約時の書面手続きが不要で、オンライン完結が可能です。

空き家再生の FANTAS repro(6~8%)、中古区分マンションのFANTAS check (3~5%) 、 一棟マンション開発のFANTAS development(3~5%)の3種類のプロジェクトでリスクに見合った投資対象を選択できます。

サービス名:FANTAS funding(ファンタスファンディング)
URL         :https://www.fantas-funding.com
提供開始   :2018年10月
サービス利用料:無料
  社名   :株式会社ユニメディア
本社   :〒100-0011 東京都千代田区内幸町2-2-3 日比谷国際ビル6階
設立日  :2001年4月20日
資本金  :5,000万円
売上高  :22億2391万9千円(2021年10月期)
事業概要 :デジタルイノベーション事業
  「ファンになっていただける企業になる」という理念のもと、不動産×テクノロジーで様々な事業を展開する「FANTAS platform」を運営しています。デジタルマーケティングや、クラウドファンディング、AIといったテクノロジーと人の力を最大限活用したプラットフォームは、不動産の売却、購入、投資希望者である10万人の会員を有し、最適な不動産とのマッチングと新しい顧客体験を提供しています。また、空き家流通プラットフォームや不動産クラウドファンディングサービスの運営なども行っています。

社名          :FANTAS technology株式会社
本社          :〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿4-3-8 KDX恵比寿ビル5F
代表者     :代表取締役 國師康平
設立        :2010年2月22日
資本金     :1億円
売上高   :174億円(2021年11月期)
URL   :https://fantas-tech.co.jp
事業概要  :オンラインとオフラインを融合する※「FANTAS platform」事業
・AIを活用した不動産/金融領域におけるマッチングサービス
・カスタマーサクセスを重視したクラウド型資産管理アプリの提供
・クラウドファンディングを通じた空き家の再生
※Online Merges with Offline(OMO)

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会社概要

FANTAS technology株式会社

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URL
https://fantas-tech.co.jp/
業種
不動産業
本社所在地
東京都渋谷区恵比寿4-3-8 KDX恵比寿ビル4F・5F
電話番号
03-5424-1800
代表者名
國師 康平
上場
未上場
資本金
1億円
設立
2010年02月