伝統工芸品「信楽焼」のロクロ成形技術を自由視点映像で伝承!ロクロ成形の手順や姿勢、目線や力の入れ方をSwipeVideoでICT教材化!
〜教えたいポイントと、学びたいポイントがミックスされたマルチアングル配信〜
AMATELUS株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:下城 伸也、以下 AMATELUS)は、滋賀県工業技術総合センター 信楽窯業技術試験場(以下、信楽窯試)において、技術開発の推進、新製品や新技術開発に対する相談指導など、総合的な産業支援の一環で、受講者が自由に視点を切り替えて技術を映像で学ぶことができる自由視点映像およびマルチアングル映像配信システム「SwipeVideo(スワイプビデオ)」を活用した有用性検証を実施いたしました。
今回、伝統工芸の匠の技術をSwipeVideoで撮影、配信するのは、世界初の取り組みとなります。撮影は、2019年度後期放送のNHK連続テレビ小説『スカーレット』でも、陶芸指導をされた滋賀県工業技術総合センター 信楽窯業技術試験場職員の高畑宏亮氏が自ら実演を行い、その技術(土練り、土ころし、大物/小物ロクロ)を、最大20アングル(スマートフォンで撮影)で撮影し、デジタル教材を作成しました。
撮影した映像は、その日の午後に信楽窯試に通う研修生にも、ご視聴頂き有用性の検証を行うワークショップも開催いたしました。
◆ワークショップ内のコメント(抜粋)
・新しい学びのスタイルで面白いと思った。
・1度見ただけで分からないポイントや、実際に自分でやってみて難しいポイントを自分のペースで学ぶことができてとても良いと感じた。
・自分自身が理解できていないポイントを事前に様々なカメラアングルから確認できるため、職員にポイントを絞った質問ができ、とても効率的だと感じた。
・真上からの視点は、今まで見たことが無く、内側の指使いまで見ることができ、非常に参考になった。
◆高畑氏のコメント
ロクロ成形では、足や肘の位置、土を伸ばしている時の頭の位置の動き、目線の動かし方など、同時に気をつけないといけない重要なポイントが多くあります。そのため、従来の一方向からの映像だけでは、研修生に説明するのは限界がありました。
研修生がカメラアングルを切り替えて視聴することで重要なポイントをいち早く理解するとともに、教える側も、カメラアングルを切り替えながらポイントを絞った説明ができるため、双方が効率的にコミュニケーションできると考えております。
SwipeVideoは、教える側が見て欲しいポイントに、ナレーションや字幕を入れることができるため研修生にとってはさらに理解しやすい教材となり、今後の後継者育成に大変役立つと考えております。
完成した映像を振り返り、通常では見れない目線の映像(下から見上げた方向、左手の使い方方向、ヘッドカメラを付けた目線方向)などを増やせば、さらに詳しく臨調感のある映像になると思いました。今後これらの映像技術から信楽焼(伝統工芸)を志す若者が増えればと期待します。
▼信楽窯業技術試験場公式サイトはこちら
https://www.shiga-irc.go.jp/scri/
▼信楽窯業技術試験場公式インスタグラムはこちら
https://www.instagram.com/scri_shiga/
<SwipeVideo(スワイプビデオ)とは>
AMATELUS社が開発・提供する、複数台のカメラ(台数無制限対応)で撮影された映像を、視聴者がスワイプする事でWeb上で(アプリ内も可)自由に視点をスイッチングしながら視聴できる配信システムであり、国際特許として取得済みの技術です。
SwipeVideo(スワイプビデオ)は、これまで映像処理負荷や配信負荷の高さからブラウザ上での配信や再生は難しいとされてきた自由視点映像及びマルチアングル映像をクラウド配信出来る世界初の独自開発技術です。
また、WEBの技術(HTML5)だけで動作するので、視聴者側は面倒なアプリインストールが不要なうえ、視聴者がストレスなく任意のタイミングで再生中(スロー中、ズーム中、停止中も可能)の映像を切り替える事を可能にし、画面をスワイプするだけで映像の視点を自由に切り替えて視聴することができます。
詳細はこちら https://swipevideo.jp
特許:国際特許として日本特許4件取得、米国特許3件取得、中国特許2件取得、韓国特許2件、イギリス1件、イスラエル1件、オーストラリア1件、インドネシア1件、その他各国移行申請済み。
【AMATELUS社の概要】
社 名 :AMATELUS株式会社
本社所在地:東京都渋谷区
設 立 :2017年1月
資 本 金:5億3262万2112円 (資本準備金含む)
代 表 者:下城伸也
事業内容 :『Swipe Video』の開発・制作・販売を中心に、自由視点映像及びマルチアングル映像等の撮影同期アプリ『SVCam/SVCamDual』の開発、提供、自由視点映像の配信及び編集ソフト・アプリケーションの開発や撮影、VR/MR関連システムの開発を行なっている。
<これまでの主な採択/受賞歴>
・Microsoft innovation award2017 受賞
・avex-xRハッカソン(VR/AR/MR) 優勝
・総務省「異能vation」ジェネレーションアワード 特別賞受賞
・横瀬町地方創生プロジェクト「よこらぼ」採択
・埼玉県庁 官民連携事業 採択
・Plug and Play Japan Batch2 採択
・富⼠通 ピッチコンテスト fabbit賞 リコー賞 受賞
・Plug and Play Batch2 Expo Mobility 優勝
・富⼠通アクセラレータ第7期 採択
・電通「GRASSHOPPER」第2期 採択
・docomo 5G DX AWARDS 2020 「最優秀賞」受賞
・日経トレンディ「2020年 START UP AWARADS 大賞」受賞
・2021年 スポーツ庁「イノベーションリーグ」にて「ビュワー・エクスペリエンス・パートナー」授与
・2022年 ヨーロッパ最大のテックカンファレンス”Viva Technology”の「 Innovative Event Challenge」にて優勝
・2023年 スポーツ庁 プログラム「SPORTS INNOVATION STUDIOオープンイノベーション」採択
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