セレンディップ・ホールディングス 第20回定時株主総会及び方針説明会 質疑応答(要旨)公開のお知らせ 【前編】

セレンディップ・ホールディングス株式会社(代表取締役社長兼 CEO:竹内 在)は、2025年6月25日(水)に開催しました第20回定時株主総会において、株主の皆様から頂いたご質問とその回答についての要旨を下記の通り、開示いたします。本内容は、第一部の株主総会と第二部の方針説明会の質疑応答の前後編にて掲載予定です。まずは、第一部(前編)からご覧いただければ幸いです。引き続き第二部(後編)も順次公開してまいります。

当社の今後の方針や考え方をご理解いただく一助となれば幸いです。今後とも、株主の皆様との建設的な対話を大切にしてまいります。

                      記

■第一部(株主総会 質疑応答)

Q1: ここまで銀行借入を活用してM&Aで成長してきたわけですが、将来的には新株発行による資金調達も視野に入ってきますよね?ただ、発行済株式数がまだ多くないため、少しの発行でも希薄化の影響が大きいのではと懸念しています。それと、そろそろ配当金を出しても良いのでは?株主還元についてどうお考えですか?

回答:北村CFO

「ご質問ありがとうございます。おっしゃるとおり、当社はこれまでレバレッジを効かせて銀行借入を資金調達の中心としたM&Aを実施してきました。ただ、今後の成長、特に目指している時価総額500億円を実現するためには、より多様な資金調達手段を組み合わせていく必要があります。

具体的には:

新株発行も選択肢として考えていますが、なるべく希薄化を避けるため、エクイティ以外の調達(事業会社やファンドからの出資など)を検討中。

当面は株価・企業価値をさらに高めることを優先し、その上で配当や株主優待なども積極的に考えていきたいという順番で考えています。」

Q2: 「今回初めて総会に参加しましたが、開催日が“総会集中日”だったので、他社とかぶってしまいスケジュール的に少し難しかったです。日程を分散いただけると、他の株主も参加しやすいと思います。また、竹内社長が以前勤めていた会社(シンプレックス)では、総会後に懇親会もあって盛り上がっていたと聞きました。御社でもやってみてはいかがでしょうか?

回答:北村CFO

「ご提案、誠にありがとうございます。私たちも、もっと多くの方に参加いただきたいという気持ちは強く持っています。ご承知のとおり株主総会の会場は、予約の取れない有名レストランのように抑えるのが大変でして、来年すぐに対応できるとは限りませんが、日程や会場の見直しはぜひ前向きに検討したいと思います。また、懇親会などの株主の皆様にもっと親しみを持っていただけるような機会も検討したいですし、お土産等も考えております。『株主になってよかった』と思っていただけるような体験を提供できるよう、工夫を重ねてまいります。」

Q3: 今回、子会社化したサーテックカリヤについて、海外展開したので気になっています。海外子会社が加わったことで、ガバナンスや方針はどのように変化したのか教えて頂きたいです。

回答:北村CFO

「この一年は、当社は非連続的に成長した一年となり、昨年はエクセルを子会社化し、タイ、アメリカ、中国、そしてチェコに拠点を展開しました。

そして今回、新たに加わった『サーテックカリヤ』は、タイ、インドネシア、フィリピン、ベトナム、メキシコを拠点で構えており、グループ全体で従業員数が約4,000名を超える見込みであり、そのうち半分以上が海外人員という規模になります。

この変化に対応するために、今期は:

・ 海外子会社向けの共通レギュレーションの整備

・ 各社のレポート体制の構築(定期報告+緊急時対応)

・ モニタリング体制の強化

を重点施策として進めており、体制整備を進めている最中です。」

補足:竹内社長

「当社グループでは、国内外の子会社に対し、社内規程や内部統制の導入を順次進めています。特に海外では、現地の法令に則った適正な運営が重要となるため、段階的に体制整備を進めています。現在は、タイ・ベトナム・アメリカ・メキシコなどに拠点を持ち、それぞれの国の法制度に沿って対応を行っています。

M&A後は、まず連結決算を最優先で行い、その後に各子会社で規程や内部統制を整備する流れで進めており、これまでの経験を通じて、一定の水準には達していると考えています。今後も国内外すべての拠点で、着実に体制強化を図ってまいります。」

Q4: 要望になるのですが、株主優待の一環として工場見学をやっていただけないでしょうか?スマートファクトリー化の進展も興味がありますし、実際に見ることで理解が深まると思うのです。

回答:竹内社長

「本当に良いご意見を頂戴致しまして、ありがとうございます。私たちは、株主の皆さまを”応援団”捉え、いただいたご意見をできる限り企業運営に反映していきたいと考えています。今回いただいた『工場を見学してみたい』といった具体的なご要望や、懇親会の開催といった交流の機会づくりについても、非常に前向きに受け止めております。実現に向けて、社内でしっかり準備を進めてまいります。

これまで当社は、自社の成長に集中して取り組んできたため、株主の皆さまへの還元や交流の場づくりがやや後回しになっていたことは否めません。今回あらためて、皆さまからの応援があってこそ、今の成長があることを深く実感しております。今後は、成長と還元の両立を目指し、ご意見を一つひとつ丁寧に受け止めながら、満足いただけるかたちで反映してまいります。」

■ 会社概要

セレンディップ・ホールディングス株式会社

本 社:愛知県名古屋市中区錦一丁目5番 11 号

設 立:2006年8月

代表者:代表取締役社長兼CEO 竹内 在

U R L : https://www.serendip-c.com/

事業内容:経営受託及び事業再生、投資事業、経営コンサルティング

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会社概要

URL
https://www.serendip-c.com/
業種
製造業
本社所在地
愛知県名古屋市中区錦1-5-11 名古屋伊藤忠ビル
電話番号
052-222-5306
代表者名
竹内 在
上場
東証グロース
資本金
11億1403万円
設立
2006年12月