シングルバルーン小腸内視鏡「SIF-H190」を発売 小腸深部への挿入性向上を目指し、安全で効率的な診断・治療をサポート
オリンパス株式会社(取締役 代表執行役 社長兼CEO:竹内康雄)は、シングルバルーン小腸内視鏡「SIF-H190」を国内で2021年2月17日(水)から、欧州で2月下旬から発売します。
本製品は、原因不明の消化管出血をはじめとした小腸疾患の診断・治療で使用するシングルバルーン式の小腸内視鏡です。内視鏡スコープに装着したスライディングチューブ※1の先端にあるバルーンと内視鏡のアングル操作により、腸管を手繰り寄せながらアプローチが難しい小腸深部への挿入をサポートします。本製品は鉗子チャンネル※2を従来製品※3の2.8mmより太い3.2mmとすることで、挿入する処置具の操作性を向上させました。また当社の大腸用内視鏡などに搭載されている受動湾曲や高伝達挿入部などの機能※4により、屈曲した腸管へのスムーズな挿入をサポートします。
※1 ディスポーザブルスライディングチューブ ST-SB1
※2 内視鏡に挿入した処置具を、内視鏡の先端部から出すための穴
※3 EVIS LUCERA小腸ビデオスコープOLYMPUS SIF TYPE Q260
※4 本ニュースリリースのP2の「主な特長の詳細2.」を参照
▪発売の概要
1.従来製品と同等の外径を維持しつつ鉗子チャンネルを3.2㎜に拡大し、処置具の操作性向上に寄与
2.受動湾曲と高伝達挿入部の搭載により、スムーズな挿入をサポート
3.より高精細なハイビジョン画質での診断・治療を実現
▪開発の背景
小腸内視鏡検査は、消化管出血、小腸腫瘍、炎症性疾患などの診断・治療を目的に行われます。小腸は「暗黒の臓器」といわれ、長年、診断・治療が難しい臓器とされてきました。近年、カプセル内視鏡が普及し、全小腸観察により小腸疾患も発見されるようになりました。これにより、内視鏡を用いた精密診断、そして処置具を併用した組織診断や治療まで行うという医学ニーズが一層高まってきました。一方、小腸は全長6~7m、管腔の直径φ25mm程度と細長く、また深部にあり体腔内に固定されていない臓器です。そのため、アプローチが難しく、医師には高度な挿入テクニックが求められます。
このような背景から、より操作性を高めるべく、鉗子チャンネルの拡大、受動湾曲、高伝達挿入部、ハイビジョン画質の搭載を実現したシングルバルーン内視鏡を発売しました。
当社は今回発売する製品をはじめ、カプセル内視鏡や2019年3月に欧州・アジア一部地域で発売した小腸内視鏡システム「PowerSpiral」※5などにより、小腸疾患領域においてスクリーニング検査から診断・治療までトータルソリューションを提供する企業として、より一層安全で効率的な内視鏡診断・治療に貢献します。
※5 電動回転で小腸を手繰り寄せながら目的部位に到達する小腸内視鏡システム
▪主な特長の詳細
1.従来製品と同等の外径を維持しつつ鉗子チャンネルを3.2㎜に拡大し、処置具の操作性向上に寄与
本製品は、従来製品の外径を維持したまま、鉗子チャンネルを2.8mmから3.2mmに拡大しました。これにより、処置具の可動域が増えることで操作性向上に寄与します。
2.受動湾曲と高伝達挿入部の搭載により、スムーズな挿入をサポート
本製品は、当社の大腸用内視鏡などに搭載されている当社独自技術である受動湾曲と高伝達挿入部によりスムーズな挿入に貢献します。受動湾曲は、スコープが腸壁に当たると自然に曲がる機能で、屈曲部のスムーズな通過をサポートします。また高伝達挿入部により、操作者の手元での押し引きの力、ひねりの力が先端部まで伝わりやすく、挿入性の向上に寄与します。
3.より高精細なハイビジョン画質での診断・治療を実現
ハイビジョン画質の採用により、従来製品に比べ、より高精細な画質での診断・治療に貢献します。
本リリースに掲載されている社名及び製品名は各社の商標または登録商標です。
オリンパスの内視鏡事業について
オリンパスの内視鏡事業は、医療分野における革新的な技術と製造技術で医療従事者のみなさまとともに歩んでまいりました。診断そして低侵襲治療において、より良い臨床結果を生み、医療経済にベネフィットをもたらし、世界の人々の健康やQOL向上に貢献してまいります。1950年に世界で初めてガストロカメラを実用化して以来、オリンパスの内視鏡事業は成長を続けており、現在では、軟性内視鏡、硬性鏡、ビデオイメージングシステムから、システムインテグレーション、修理サービスに至るまで、様々な製品・サービスで医療に貢献しています。詳しくは www.olympus.co.jp/ をご覧ください。
※1 ディスポーザブルスライディングチューブ ST-SB1
※2 内視鏡に挿入した処置具を、内視鏡の先端部から出すための穴
※3 EVIS LUCERA小腸ビデオスコープOLYMPUS SIF TYPE Q260
※4 本ニュースリリースのP2の「主な特長の詳細2.」を参照
▪発売の概要
販売名 | 発売予定日 |
EVIS EXERA III 小腸ビデオスコープ OLYMPUS SIF-H190 | 2021年2月17日(国内) 2021年2月下旬(欧州) |
▪主な特長
1.従来製品と同等の外径を維持しつつ鉗子チャンネルを3.2㎜に拡大し、処置具の操作性向上に寄与
2.受動湾曲と高伝達挿入部の搭載により、スムーズな挿入をサポート
3.より高精細なハイビジョン画質での診断・治療を実現
製造販売元はオリンパスメディカルシステムズ㈱です。
▪開発の背景
小腸内視鏡検査は、消化管出血、小腸腫瘍、炎症性疾患などの診断・治療を目的に行われます。小腸は「暗黒の臓器」といわれ、長年、診断・治療が難しい臓器とされてきました。近年、カプセル内視鏡が普及し、全小腸観察により小腸疾患も発見されるようになりました。これにより、内視鏡を用いた精密診断、そして処置具を併用した組織診断や治療まで行うという医学ニーズが一層高まってきました。一方、小腸は全長6~7m、管腔の直径φ25mm程度と細長く、また深部にあり体腔内に固定されていない臓器です。そのため、アプローチが難しく、医師には高度な挿入テクニックが求められます。
このような背景から、より操作性を高めるべく、鉗子チャンネルの拡大、受動湾曲、高伝達挿入部、ハイビジョン画質の搭載を実現したシングルバルーン内視鏡を発売しました。
当社は今回発売する製品をはじめ、カプセル内視鏡や2019年3月に欧州・アジア一部地域で発売した小腸内視鏡システム「PowerSpiral」※5などにより、小腸疾患領域においてスクリーニング検査から診断・治療までトータルソリューションを提供する企業として、より一層安全で効率的な内視鏡診断・治療に貢献します。
※5 電動回転で小腸を手繰り寄せながら目的部位に到達する小腸内視鏡システム
▪主な特長の詳細
1.従来製品と同等の外径を維持しつつ鉗子チャンネルを3.2㎜に拡大し、処置具の操作性向上に寄与
本製品は、従来製品の外径を維持したまま、鉗子チャンネルを2.8mmから3.2mmに拡大しました。これにより、処置具の可動域が増えることで操作性向上に寄与します。
2.受動湾曲と高伝達挿入部の搭載により、スムーズな挿入をサポート
本製品は、当社の大腸用内視鏡などに搭載されている当社独自技術である受動湾曲と高伝達挿入部によりスムーズな挿入に貢献します。受動湾曲は、スコープが腸壁に当たると自然に曲がる機能で、屈曲部のスムーズな通過をサポートします。また高伝達挿入部により、操作者の手元での押し引きの力、ひねりの力が先端部まで伝わりやすく、挿入性の向上に寄与します。
3.より高精細なハイビジョン画質での診断・治療を実現
ハイビジョン画質の採用により、従来製品に比べ、より高精細な画質での診断・治療に貢献します。
本リリースに掲載されている社名及び製品名は各社の商標または登録商標です。
オリンパスの内視鏡事業について
オリンパスの内視鏡事業は、医療分野における革新的な技術と製造技術で医療従事者のみなさまとともに歩んでまいりました。診断そして低侵襲治療において、より良い臨床結果を生み、医療経済にベネフィットをもたらし、世界の人々の健康やQOL向上に貢献してまいります。1950年に世界で初めてガストロカメラを実用化して以来、オリンパスの内視鏡事業は成長を続けており、現在では、軟性内視鏡、硬性鏡、ビデオイメージングシステムから、システムインテグレーション、修理サービスに至るまで、様々な製品・サービスで医療に貢献しています。詳しくは www.olympus.co.jp/ をご覧ください。
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