【速報!】東京フィルハーモニー交響楽団 名誉音楽監督チョン・ミョンフンが2027年から世界最高峰の歌劇場ミラノ・スカラ座音楽監督に就任

アジアを代表する指揮者で東京フィルハーモニー交響楽団名誉音楽監督のチョン・ミョンフンが2027年よりイタリアのミラノ・スカラ座音楽監督に就任

 東京フィルハーモニー交響楽団(以下、東京フィル)名誉音楽監督であるマエストロチョン・ミョンフンが、世界最高峰の伝統と格式を保つオペラハウス、ミラノ・スカラ座の音楽監督に就任することが発表されました。

  マエストロ チョン・ミョンフンは、現在同歌劇場の音楽監督を務めるリッカルド・シャイー氏の後任として音楽監督に就任。任期はシャイー氏の契約満了日(2026年末)から開始されます。

 マエストロ は東京フィル名誉音楽監督はじめヨーロッパやアジアで著名なアンサンブルを率いてきたベテラン。伝統を誇るスカラ座の247年の歴史の中で、アジア出身者として初めて、そしてイタリア国外で生まれた数少ない音楽監督の一人となります。

東京フィル名誉音楽監督チョン・ミョンフン Ⓒ上野隆文

 東京フィルとマエストロチョン・ミョンフンは2001年のスペシャル・アーティスティック・アドヴァイザーに就任、2010年に桂冠名誉指揮者、2016年には同名誉音楽監督に就任など、四半世紀にわたる世界でも稀な関係を築いてまいりました。2025年は、10月の定期演奏会に続いて10月〜11月にかけヨーロッパ7都市8公演、2週間にわたる演奏旅行の全公演を指揮し、マエストロとアジアを代表するオーケストラ東京フィルの類まれなコンビネーションと深い友情から生まれる感動的な演奏を欧州各地でお届けする他、2026年以降も緊密なコンビネーションを紡いでまいります。

【速報!】東京フィル名誉音楽監督チョン・ミョンフンが2027年からミラノ・スカラ座音楽監督に就任

https://www.tpo.or.jp/information/detail-20250512-02.php

▽東京フィルハーモニー交響楽団 ヨーロッパ・ツアー2025(指揮:チョン・ミョンフン)について

https://www.tpo.or.jp/information/detail-europetour2025.php

東京フィル名誉音楽監督 チョン・ミョンフン ©︎上野隆文
東京フィル定期演奏会カーテンコールよりⒸ上野隆文
東京フィル定期演奏会カーテンコールよりⒸ上野隆文
東京フィル定期演奏会よりⒸ上野隆文
東京フィルハーモニー交響楽団Ⓒ上野隆文

ミラノ・スカラ座公式ウェブサイトより 就任のリリース

https://www.teatroallascala.org/it/myung-whun-chung-prossimo-direttore-musicale-dal-2027.html

[抄訳]

 マエストロ チョン・ミョンフンは長年にわたり、ミラノ・スカラ座のオーケストラおよび合唱団、そしてミラノ・スカラ座フィルハーモニー管弦楽団と緊密で実りある関係を築いてきました。同フィルハーモニー管弦楽団からは、名誉総監督に任命され、同職に就く初のマエストロとなりました。3月17日、19日、21日のコンサートの成功が示すように、彼はミラノ市民から最も愛されているアーティストの一人であり、音楽監督を除けば、ミラノ・スカラ座の国際的な認知度向上に最も貢献した指揮者でもあります。この点において、彼はフィラルモニカの最初のツアーを指揮したマエストロ、カルロ・マリア・ジュリーニと共通点があります。チョン・マエストロがスカラ座の最後の国際オペラツアーの一つ、2016年にモスクワのボリショイ劇場でヴェルディの『シモン・ボッカネグラ』を指揮したのは偶然ではありません。また、アジアでの新たなオーケストラツアーも近々発表される予定です。

オーケストラ指揮者に加え、ピアニストとしても活躍するマエストロ チョンは、1989年以来、ミラノ・スカラ座の看板やツアーで常にその名を馳せ、9つのオペラタイトルを指揮し、84回の公演と141回のコンサートに出演しています(この場合も、音楽監督を除くと、最も多くの出演回数を誇るマエストロです)。ヴェルディ作品を代表する指揮者として、スカラ座ではその幅広いレパートリーで頭角を現しました。ドミトリ・ショスタコーヴィチ(『ムツェンスク郡のマクベス夫人』、1992年)、リヒャルト・シュトラウス(『サロメ』、1995年)、ジャコモ・プッチーニ(『蝶々夫人』、2007年)、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(『イドメネオ』、2009年)、ジュゼッペ・ヴェルディ(『シモン・ボッカネグラ』、2016年および2018年、『ドン・カルロ』、2017年、『椿姫』、2019年)、カール・マリア・フォン・ウェーバー(『魔弾の射手』、2017年)、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(『フィデリオ』、2018年)の作品を指揮しました。

 ツアーでは、イタリアではボローニャ、ブレシア、クレモナ、フィレンツェ、ジェノヴァ、ラクイラ、モデナ、パレルモ、ペルージャ、リミニ、ストレーザ、タオルミーナ、トリノ、トリエステ、ウーディネ、ヴェローナでフィルハーモニー管弦楽団を指揮しました。海外では、アテネ、バーゼル、バルセロナ、ベルリン、ブダペスト、兵庫、ラス・パルマス、ル・アーヴル、リュブリャナ、モスクワ、ミュンヘン、マスカット、オビエド、北京、ルーアン、ソウル、上海、東京、バレンシア、バリャドリッド、ワルシャワ、ザグレブで指揮を執りました。

 マエストロが歴任した数々の役職の中でも、ドレスデン国立歌劇場管弦楽団の首席客演指揮者(この役職に就いたのは史上初)、東京フィルハーモニー交響楽団、パリのフランス放送フィルハーモニー管弦楽団、そしてKBS(韓国放送公社)の名誉音楽監督などが記憶に新しいところです。韓国の新設釜山オペラ・コンサートホールの芸術監督に就任しました。

 チョン・ミョンフン氏はこれまで、ザールブリュッケン放送交響楽団の音楽監督、フィレンツェ市立歌劇場の首席客演指揮者、ローマ・サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団の首席指揮者、パリ・バスティーユ歌劇場の音楽監督を歴任しました。そのキャリアを通して、ヨーロッパ、アジア、そしてアメリカ合衆国の世界有数のオーケストラを指揮してきました。

チョン・ミョンフン氏は、フランス政府からレジオンドヌール勲章コマンドール、イタリア政府からイタリア星条旗勲章コンメンダトーレ、イタリア共和国功労勲章グランデ・ウフィチャーレ、ヴェネツィア・フェニーチェ劇場、サンタ・チェチーリア国立アカデミー、スカラ座フィルハーモニー管弦楽団での指揮に対してアッビアーティ賞など、数々の賞を受賞しています。また、ヴェネツィア市の鍵を授与され、2024年にはフィレンツェ市の鍵も授与されました。さらに、韓国政府から最高の文化賞である金官勲章を授与されました。

 2008年、チョン・ミョンフン氏は指揮者として初めて国連児童基金(ユニセフ)の親善大使に任命されています。

―以上

チョン・ミョンフン指揮東京フィルハーモニー交響楽団 今後の公演情報

10月定期演奏会(発売中)

10月5日(日)15:00開演 Bunkamuraオーチャードホール

10月16日(木) 19:00開演 サントリーホール 大ホール

10月20日(月) 19:00開演 東京オペラシティ コンサートホール

指揮:チョン・ミョンフン(名誉音楽監督)

ピアノ:小曽根 真*

バーンスタイン/『ウエスト・サイド物語』よりシンフォニック・ダンス

ガーシュウィン/ラプソディー・イン・ブルー*

プロコフィエフ/バレエ音楽『ロメオとジュリエット』

◆1回券料⾦(税込・全席指定)

定価 SS¥15,000・S¥10,000・A¥8,500・B¥7,000・C¥5,500

東京フィルフレンズ料金 S¥9,000・A¥7,650・B¥6,300・C¥4,950

※東京フィルフレンズ会員様は10%割引でご購⼊いただけます(SS席を除く/受付はお電話のみ)。

東京フィルフレンズへの⼊会⽅法など詳細はこちらをご参照ください。

https://www.tpo.or.jp/tickets/friends.php

◆チケットお問合せ
東京フィルチケットサービス 03-5353-9522(平⽇10時〜18時/⼟日祝休/発売⽇の⼟のみ10時〜16時営業)
東京フィルWEBチケットサービス https://www.tpo.or.jp/

公益財団法人 東京フィルハーモニー交響楽団

公益財団法人 東京フィルハーモニー交響楽団

1911年創立。日本で最も長い歴史をもつオーケストラ。メンバー約160名、シンフォニーオーケストラと劇場オーケストラの両機能を併せもつ。名誉音楽監督にチョン・ミョンフン、首席指揮者アンドレア・バッティストーニ、特別客演指揮者にミハイル・プレトニョフを擁する。Bunkamuraオーチャードホールなどでの定期演奏会や「渋谷/平日/休日の午後のコンサート」等の自主公演、新国立劇場等でのオペラ・バレエ演奏、テレビ・ラジオ、インターネット等での放送・配信演奏により、全国の音楽ファンに親しまれる存在として高水準の演奏活動と様々な教育的活動を展開している。海外公演も積極的に行い、これまでに3回のヨーロッパ・ツアー、創立100周年記念ワールド・ツアー、アジアでは2005年に日中韓3か国、2015年に東京とソウルの2都市で日韓国交正常化50周年記念コンサートなど多数開催。近年ではヨーロッパや中東からも招聘を受けるなど、国内外から高い評価と注目を集めている。2020~21年のコロナ禍における取り組みはMBS『情熱大陸』、NHK BS1『BS1スペシャル 必ずよみがえる~魂のオーケストラ 1年半の闘い~』などのドキュメンタリー番組で取り上げられた。
1989年よりBunkamuraオーチャードホールとフランチャイズ契約を結んでいる。東京都文京区、千葉県千葉市、長野県軽井沢町、新潟県長岡市と事業提携を、愛知県刈谷市と連携協定を結び、各地域との教育的、創造的な文化交流を行っている。

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会社概要

URL
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業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
東京都新宿区西新宿東京オペラシティ8階
電話番号
03-5353-9521
代表者名
三木谷浩史
上場
未上場
資本金
-
設立
1911年03月