スクーデリア・フェラーリとHP、テクノロジーとデザインを融合させたマイアミ・グランプリ特別カラーリングを披露
本リリースは、HP Inc. とフェラーリが、2025年4月30日(現地時間)に発表したプレスリリースに基づいて作成した日本語抄訳です。
〈本発表のハイライト〉
・スクーデリア・フェラーリとHPが、近未来のデザインの可能性を拡げるカラーリング・ラッピングテクノロジーを共同開発
・タイトルパートナー契約一周年を飾る、マイアミ・グランプリ用マシンの特別カラーリングを披露
・最新世代のHPテクノロジーにより、フェラーリは本拠地マラネッロとサーキットに未来の仕事環境を構築
スクーデリア・フェラーリとHP Inc.(以下、「HP」)は、マイアミGP(グランプリ)に先立ち、両社のタイトルパートナー契約の一周年を飾る共同開発の特別カラーリングを披露しました。4月30日午後、マイアミのダウンタウンにて、「スクーデリア・フェラーリHP」のドライバー兼チームプリンシパルのフレッド・バスール(Fred Vasseur)氏によって発表された最先端のカラーリングは、ビジュアルデザインとパフォーマンスの限界を押しあげる両社の緊密なコラボレーションの成果です。
フェラーリの赤とHPのテーマカラーである白とエレクトリックブルーを組み合わせたカラーリングは、共同で開発した新しいテクノロジーを用いて施工されています。これをもとに、今後はさらに印象的なデザインが生みだされます。

〈パフォーマンスのための共同開発〉
マイアミGP用カラーリング開発は、HPとスクーデリア・フェラーリのエンジニア間で進行中の一連の共同プロジェクトのひとつであり、行動による革新の明確な実例として際立っています。マラネッロを拠点とするフェラーリとバルセロナを拠点とするHPのエンジニアリングチームは、緊密に連携しながらテクノロジーや素材についての実験を重ね、このたびの最終結果に辿り着きました。
「SF-25」の車体の一部を覆うフィルムの製造には、革新的なテクノロジーが用いられています。これにより、昨年と比較して、最大14%の軽量化、最大17%の薄型化、耐熱性の向上など、大きく進化したカーラッピングが実現しました(*1)。フィルムはPVCフリーかつ完全にリサイクル可能で、HPの最新世代のLatexテクノロジーを用いて印刷されています。
F1は常に進化を続けています。両社は今後も協働しながら、効率性を高め、より大胆な美意識とデザインイノベーションを実現すると同時に、フィルム印刷に必要な時間を短縮するなど、ラッピングテクノロジーに磨きをかけていきます。
〈マイアミGP用特別カラーリング〉
マイアミGPのためにデザインされた特別カラーリングは、両社のパートナーシップの進化と、それを支えてきた共同の取り組みを象徴しています。シャルル・ルクレール(Charles Leclerc)氏とルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)氏が駆るSF-25のカラーリングは、スクーデリアの歴史の中で初めて、左右非対称なグラフィック要素を採用しています。フェラーリの赤を主要カラーとしながら、HPのテーマカラーであるエレクトリックブルーがさりげなくフロントとリアのウイングにあしらわれ、ホイールに施された白のペイントがクリーンでモダンな印象を醸しだすとともに、チームの革新的なビジョンを体現しています。
このカラーリングは単なるスタイリングではありません。テクノロジーと創造性によって結ばれたふたつの企業、ふたつのビジョンが連携して可能性の限界を押し広げる ― こうした共通の志を、具体的な形として表現するものです。
〈未来の仕事環境を構築〉
このコラボレーションはまた、サーキットや本拠地マラネッロでのフェラーリの仕事の在り方にも変化をもたらしています。工場はもちろん、F1ワールドチャンピオンシップイベントでのチームのモバイルオフィスには、HPのノートPC、モニター、パワフルなワークステーション、プリンターが何百台も設置されています。最新世代の高性能で使いやすいテクノロジーにより、ビジネスの効率性、生産性、コラボレーションも向上しています。
HPとフェラーリが取り組んでいるパートナーシップは、テクノロジーがいかに仕事体験を向上させ、充実感と生産性の向上を促進するかを示しています。フェラーリでHPのテクノロジーの導入が進むことにより、従業員の成長につながる前向きな職場環境が生まれています。
〈ファンゾーンでもサーキット上でも〉
F1ファンイベントの会場であるワインウッド・マーケットプレイスの「HPエクスペリエンス」エリアでは、特別カラーリングの披露に加えてさまざまなアクティビティが予定されています。そこでは、HPのテクノロジーがスクーデリア・フェラーリをどのようにサポートしているかだけでなく、世界中の従業員や企業が仕事のやりがいを高められるよう、どのように支援しているかを紹介しています。サーキットを訪れるファンは、ドライバーのレーススーツやヘルメットにも、マイアミGPのために作成された特別カラーリングとマッチしたデザインを観ることができます。
HP Inc.の社長兼CEOであるエンリケ・ロレス(Enrique Lores)は次のように述べています。「HPとフェラーリとのコラボレーションは、HPがいかに可能性の限界に挑戦しているかを証明するものです。私たちはともに、テクノロジー、パフォーマンス、イノベーションを駆使して、サーキットの内外で卓越した体験を設計・創造しています。HPは、『Future of Work』を定義する最先端のソリューションを提供し続け、コラボレーションとイノベーションの新基準を打ち立てています」。
フェラーリCEOのベネデット・ヴィーニャ(Benedetto Vigna)氏は次のように述べています。 「すべては1年前のマイアミGPで始まりました。以来、イノベーションの促進、卓越性の追求、限界への挑戦といったテーマにおいて、人材を重要視する姿勢が私たち両社の間でいかに一致しているかを実感してきました。
このグランプリは、両社のコラボレーションが始まった場所への原点回帰となります。両社の歩みを祝うかたちで、大胆な新デザインである左右非対称のカラーリングを披露します。このデザインは、デザイン、テクノロジー、パフォーマンスの力が有意義な変化をもたらすと信じる、私たち共通の思いを表現しています。
サーキットの枠を超えて、このパートナーシップは私たちの日々の働き方を一段と向上させてくれました。HPの最先端のデバイスとテクノロジーの力で、仕事場の効率性、接続性、柔軟性が高まり、チームのすべてのメンバーが最高のパフォーマンスを発揮できる環境を整えることができました。これは私たちが共に成し遂げた成果を象徴するものであり、前途の一端を垣間見せるものでもあります。私たちは今後も、非常に有望な将来を見据え、誇りをもってHPとのコラボレーションを続けていきます」。
〈スクーデリア・フェラーリHPについて〉
スクーデリア・フェラーリは、F1史上最も成功しているチームであり、1950年の選手権創設以来、すべてのシーズンに参戦しています。チームのグランプリ参戦数は1,100戦を超え、うち優勝は約250回、コントラクターズタイトル獲得数は16回、ドライバーズタイトル獲得数は15回を数えます。ミハエル・シューマッハ(Michael Schumacher)氏、ニキ・ラウダ(Niki Lauda)氏、アルベルト・アスカリ(Alberto Ascari)氏などのレジェンドが、スクーデリア・フェラーリの豊かで伝説的なレガシーに貢献してきました。イタリアのマラネッロを本拠地とするスクーデリア・フェラーリHPは、卓越したエンジニアリング、絶えざる革新、モータースポーツへの揺るぎない情熱の代名詞的存在です。その赤い車体は、フェラーリのパフォーマンスと名声を表す世界的シンボルであり、チームがサーキット内外にもたらす不朽の影響力を反映しています。
*1:フェラーリとHPの独自のデータとテストを2024年のものと比較。結果は2025年4月30日現在。
HPについて
HP Inc.(ニューヨーク証券取引所:HPQ)は、世界的なテクノロジーリーダーであり、人々のアイデアに命を吹き込み、大切な物事とつながるためのソリューションを創造しています。170カ国以上で事業を展開し、革新的で持続可能な幅広いデバイス、サービスおよびサブスクリプションを、パーソナルコンピューティング、プリンティング、3Dプリンティング、ハイブリッドワーク、ゲーミング、その他さまざまな分野で提供しています。
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