【開催レポート】第3回「アンガーマネジメント経営賞」表彰式を開催 人権を尊重し、ハラスメントや差別のない職場を目指す受賞企業3社を表彰。受賞理由とコメントを発表

株式会社レビックグローバル

株式会社レビックグローバル(本社:東京都港区、代表取締役社長: 柏木 理)が運営する一般社団法人日本アンガーマネジメント協会(所在地:東京都港区)は、「アンガーマネジメント」を共通言語とし、お互いの人権を尊重し、ハラスメントや差別のない職場づくりを推進する企業の拡大を目指し、2023年に「アンガーマネジメント経営賞」を創設しました。2025年6月6日(金)には、受賞企業を発表する第3回表彰式を開催し、受賞企業3社を顕彰しました。

「アンガーマネジメント経営賞」は、ハラスメントや差別のない職場環境の実現を目指す企業に贈られます。

「アンガーマネジメント経営賞」とは

一般社団法人日本アンガーマネジメント協会は、全従業員が多様性を受け入れ、お互いの人権を尊重することで、あらゆるハラスメントや差別のない健全な職場環境の実現を目標とし、5つの観点から優れた企業・団体に「アンガーマネジメント経営賞」を顕彰し、業界の発展への貢献を目指しています。

6月6日(金)は、「アンガーマネジメントの日」として、 一般社団法人日本記念日協会に認定されています。「6」秒ルールや、ム(6)カム(6)カの語呂合わせにちなみ、制定されました。

表彰式では、以下の5つの観点に基づいて、受賞企業を選定・表彰しました。

5つの観点とは

  • ビジョン・方針

    経営理念・経営ビジョン・中期計画などに従業員の人権尊重・ダイバーシティの確立・ハラスメントの防止に関するビジョン・方針をかかげている。

  • 人権尊重

    国籍、年齢、性別、職位などに関係なく、企業で働くすべての従業員および役員が、それぞれの価値観を尊重し、企業運営に反映できる環境がある。

  • 組織風土

    従業員は想いを持って企業活動に携わり、お互いを尊重しながら、意欲的に働ける風土がある。

  • 教育

    職場において適切な「行動変容」を促すための教育のしくみが整備され、研修や学習機会が継続的に設定・実施されている。

  • しくみ・制度

    経営理念・経営ビジョンの実現に向けた施策として、社内におけるしくみ・制度・規定が具備されている。

第3回「アンガーマネジメント経営賞」受賞企業一覧

【アンガーマネジメント経営賞 大賞】

諏訪赤十字病院

受賞理由

諏訪赤十字病院様は、「職員が支え合い、明るく働きがいのある病院を創ります」という基本方針のもと、「ハラスメントへの適切かつ丁寧な対応」や「カスタマーハラスメント(カスハラ)への対応」など、組織的かつ継続的な取り組みを実践されています。

日本赤十字社ハラスメント防止規程に基づく対策を積極的に推進し、組織のトップである院長による「ハラスメントゼロ宣言」をはじめ、「ハラスメント防止研修」や「アンガーマネジメント研修」の企画・実施、「ハラスメント相談窓口」の設置など、多面的な対策を着実に推進してきた点が高く評価されます。とりわけアンガーマネジメントに関しては、2016年からの 9 年間にわたり継続的な研修を実施しており、これまでに計 26 回、延べ 701 名が受講。管理職を中心に、全職員への浸透を図ってきたことで、現在では管理職の必須研修として定着しています。

こうした総合的な取り組みは、長野県からも先進事例として認められ、「長野県職場いきいきアドバンスカンパニー」への認定や、「社員の子育て応援宣言」への登録など、外部評価にもつながっています。また、ハラスメント対策委員会を中心とした取り組みの結果、「コンプライアンスに対する満足率」は 2017 年度の 49.8%から 2024 年度には 63.7%へと 13.9 ポイント上昇。「パワハラに関するDI 値」も同期間に−14%から+17%へと大幅に改善(+31 ポイント)しており、数値的にも成果が裏付けられています。

今回の受賞は、医療機関としては先駆的な事例となりますが、同院の取り組みが「職員が支え合い、明るく働きがいのある職場」づくりの代表モデルとなり、今後、医療現場が抱える社会課題の解決に向けた一助となることが期待されます。

以上の点を総合的に評価し、アンガーマネジメント経営賞の 5 つの観点(ビジョン・人権尊重・組織風土・教育・制度)すべてにおいて優れた取り組みが認められることから、本年度の「アンガーマネジメント経営賞 大賞」として顕彰いたします。

受賞コメント

諏訪赤十字病院

病院長 久島 英雄 氏より

このたびの「アンガーマネジメント経営大賞」の受賞を大変ありがたいことだと思います。

「ハラスメント対策委員会」を中心に取り組んできた結果が、当院で把握している「コンプライアン

スに対する満足率」「パワハラに対する DI 値」などの改善にもつながっていることを把握しており

ます。病院長として、決してハラスメントを許さない心理的安全性の高い職場であり続けるために、

「アンガーマネジメント」を共通言語に、これからも「職員が支え合い、明るく働きがいのある病院」

を求め続けます。 医療機関として、今回は先鞭を切る受賞となります。

この受賞によって、「アンガーマネジメント」の導入が進み、「職員が支え合い、明るく働きがいのあ

る職場」づくりの代表的なモデルとなって、医療現場が抱える社会課題解決に向けての解決策の

一つとして、日本の医療業界全体に広がることを期待しております。

【アンガーマネジメント経営賞】(※五十音順)

株式会社コロプラ

受賞理由

モバイルゲーム市場のパイオニアとして知られる株式会社コロプラ様は、「安心して働ける環境づくり」を目指し、ワーク・ライフ・バランスの推進や、多様な人材が活躍できる環境整備に積極的に取り組んでいます。

全従業員を対象に、コンプライアンス、ハラスメント、情報セキュリティ、健康に関する知識と認識を高めるためのeラーニング研修を継続的に実施。また、障がい者雇用の促進、女性の活躍推進など、ダイバーシティの実現にも注力しています。特に、男性の育児休業取得率は72%、平均取得日数は118日と、仕事と家庭の両立においても先進的な取り組みを展開しています。

アンガーマネジメントへの取り組みにおいては、8年前に当協会ファウンダー・安藤による管理職向け研修を実施。2024年3月には再度管理職研修を実施し、初回研修に参加した宮本社長から「全社員への展開が望ましい」との提言があったことを受け、同年12月までに、2024年9月期に在籍していた全社員(710名)を対象にアンガーマネジメント研修を実施しました。

こうした取り組みの結果、社内ではアンガーマネジメントがチームビルディングの共通言語として機能し始めており、社員アンケートにおいてもその効果が実感されつつあるとの声が寄せられています。

また、健康経営優良法人(5年連続)、スポーツエールカンパニー(7年連続)、くるみんプラスなど、複数の外部認定も取得。「お客様へのサポート対応方針」に基づき、カスタマーハラスメントへの姿勢も明確にしています。

これらの包括的な取り組みは、アンガーマネジメント経営賞の5つの観点(ビジョン・方針、人権尊重、組織風土、教育、しくみ・制度)すべてにおいて高い水準で評価できるものであり、同社をアンガーマネジメント経営賞の受賞企業として顕彰いたします。

受賞コメント

株式会社コロプラ

経営企画本部 人事戦略部 部長 北村 主税 氏より

この度は、栄えある「アンガーマネジメント経営賞」を賜り、大変光栄に存じます。一般社団法人日本アンガーマネジメント協会の皆様に心より感謝申し上げます。

最高のエンターテインメント創出には、社員の創造性とチームワーク、そして何よりも心理的安全性が高い職場環境が不可欠です。弊社ではこの考えのもと、アンガーマネジメントを組織全体で推進してまいりました。社長をはじめ役員陣および全従業員がアンガーマネジメント研修を受講し、お互いを尊重し合える建設的なコミュニケーションが活発に生まれる風土づくりに努めております。今回の受賞を大きな励みとし、社員一人ひとりがその才能を最大限に発揮できる環境を追求し続けることで、ユーザーの皆様により良いゲーム体験をお届けし、企業価値の向上、さらにはゲーム業界全体の発展にも貢献してまいる所存です。

日鉄物産株式会社

受賞理由

日鉄物産株式会社様は、「すべての従業員が互いの多様性と個性を尊重し、成長しあえる職場の実現」という理念のもと、全社的に人権尊重とハラスメント防止に取り組んでいます。

2023年には中村社長の「ハラスメント撲滅宣言」を契機に、人的資本経営の一環としてアンガーマネジメント研修を本格導入。課長職からスタートし、2024年には部長職、さらには社長を含む全役員、子会社役員にまで対象を広げるなど、組織全体での意識改革と実践力の向上に努めています。

研修が単なる知識提供にとどまらず、「部下の背中を押す指導」と「パワハラ防止」の両立を図るための実践的な取り組みとして位置づけられました。役員からは「責任と権限を持つ立場として、日頃から率先してコミュニケーションを取り、メンバーの状態を把握することの大切さ」が繰り返し発信され、現場の風土づくりを後押ししています。

さらに、グループ全体で「働きやすさ」と「働きがい」を両立する制度設計を進めるとともに、社員一人ひとりが人財として信頼される存在になることを目指す明確な方針が、企業運営全体に浸透しています。

こうした取り組みは、アンガーマネジメント経営賞の5つの観点(ビジョン・方針/人権尊重/組織風土/教育/しくみ・制度)において高く評価されるものであり、本賞の受賞にふさわしい実践として、ここに顕彰いたします。

受賞コメント

日鉄物産株式会社

常務執行役員

岩田 敏昭 氏より

この度は、アンガーマネジメント経営賞を受賞することができ、大変光栄に存じます。

このような栄誉を賜り、弊社役職員を代表いたしまして、日本アンガーマネジメント協会、並びに、関係者の皆様のこれまでのご支援に、心より感謝を申し上げます。

弊社グループでは、「人を育て人を活かし、人を大切にする企業グループを創る」ことを企業理念の1つに掲げ、社員一人ひとりがお互いの個性を尊重し、切磋琢磨しながら成長できるような働きやすい職場と企業風土作りに取り組んでいます。

特に、2023 年度以降は、コミュニケーションの円滑化や、働きやすい職場環境の実現に向けて、アンガーマネジメント協会様のご支援を賜り、本体の全役員・部長層に加えて、国内外グループ会社の社長・役員・リーダー層を対象に、アンガーマネジメントやアンコンシャスバイアスの研修を実施いたしました。

その他にも、ハラスメント撲滅に向けて、グループ会社全役職員を対象とした「ハラスメント防止のeラーニング」の受講や、「職場内対話」という小集団活動を継続的に実施して、職場環境の改善に鋭意、取り組んでいるところでございます。

ハラスメント撲滅に向けた取り組みは、まだまだ道半ばではございますが、今回の受賞は、私どもの取り組みが正しい方向に進んでいる証であり、また、これから更に改善と発展を続ける励みにもなります。

今後も、アンガーマネジメントの徹底と実践を通じて、職位や立場に関係なく、社員一人ひとりが人として、お互いを尊重し、多様な個性、価値観を認め合い、笑顔で働ける職場環境の実現に向けて、引き続き努力して参ります。

最後になりますが、今回の受賞が、私どもの企業グループにとって、新たなスタートとなることを心に刻み、経営賞の名に恥じぬよう、次のステップに進んでいくことをお誓いすると共に、引き続き、皆様のご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

本日は誠にありがとうございました。

「アンガーマネジメント経営賞」ロゴについて

本アワードのAngermanegement Business Leadership Awardの頭文字「ABA」をモチーフにしたカワセミ。

カワセミは海岸や河岸に巣をつくり、卵を孵すことから古来より風波を鎮めると信じられています。

英国では伝説の鳥「Halcyon(ハルシオン)」として神話にも登場し、一般に平穏・平和・幸福の前兆の象徴となっています。

この鳥が「アンガーマネジメント」を共通言語として、ハラスメントのない平穏な場を創り出す、そのような想いを込めてロゴにしています。

アンガーマネジメントとは

アンガーマネジメントとは、1970年代にアメリカで開発された、怒りの感情と上手に付き合うための心理トレーニングです。

アンガーマネジメントを学ぶことで、自分自身の怒りを理解し、周囲との良好な人間関係を成立させることができるようになります。

開発当初は、DVや差別、軽犯罪者に対する矯正プログラムとしてカリフォルニア州を中心に確立していました。現在では全米の教育機関や企業でも広く導入されており、教育・職場環境の改善、学習・業務パフォーマンスの向上を目的に長年活用されています。

近年アンガーマネジメントは、日本をはじめ世界でもその重要性を認められ、公的機関や企業、教育現場、医療現場等で導入が始まっています。日本でも、世界最大組織であるアメリカのナショナルアンガーマネジメント協会の日本支部として、2011年に一般社団法人日本アンガーマネジメント協会を設立させ、文部科学省も重要視するアンガーマネジメントを社会に浸透させています。

一般社団法人 日本アンガーマネジメント協会について

日本アンガーマネジメント協会は、「怒りの連鎖を断ち切ろう」の理念のもと、アンガーマネジメントができる人が増えることで人が人に当たらない社会、怒りが連鎖しない社会の実現を目指しています。

【法人概要】

協会名:一般社団法人 日本アンガーマネジメント協会

所在地:〒105-0014 東京都港区芝1-5-9 住友不動産芝ビル2号館4階

代表理事: 戸田 久実

設立:2011(平成23)年6月8日

事業内容:アンガーマネジメントに関する個人向け資格講座の運営・認定、資格講座認定者の育成及び活動に関する支援、法人向けアンガーマネジメント研修・講演の実施

URL:https://www.angermanagement.co.jp/

株式会社レビックグローバルについて(事業運営会社)

株式会社ウィザス(東証スタンダード)のグループ会社で2005年創立。お客様の教育システム運用に努め、LMS(学習管理システム)、eラーニングコンテンツ、企業向け動画を提供しています。会社創立以来、蓄積した高度な技術力とノウハウをベースに最適なサービスを提供しています。

【会社概要】

会社名:式会社レビックグローバル

所在地:京都港区芝1-5-9 住友不動産芝ビル2号館4階

代表者:代表取締役社長 柏木 理

事業内容: LMS(学習管理システム)、eラーニングコンテンツ、企業向け動画の提供、アンガーマネジメントに関する個人向け資格講座の運営・認定、資格講座認定者の育成及び活動に関する支援、法人向けアンガーマネジメント研修・講演の実施

URL: https://www.revicglobal.com/

本件に関するお問い合わせ先

一般社団法人 日本アンガーマネジメント協会事務局広報

TEL: 080-4944-4051

MAIL: pr@angermanagement.co.jp

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会社概要

株式会社レビックグローバル

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URL
https://www.revicglobal.com/
業種
教育・学習支援業
本社所在地
東京都港区芝 1-5-9 住友不動産芝ビル2号館4階
電話番号
03-6824-9782
代表者名
柏木 理
上場
未上場
資本金
6000万円
設立
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