芸術の秋に妖怪アートを楽しもう!妖怪美術館の展示作家が大集合!展示会「妖怪行脚」9月13日(水)〜18(月)東京「メゾンドネコ」で開催
妖怪美術館✖️メゾンドネコ
【概要】
展示会名称 :妖怪行脚
開催期間 :2023年9月13日(水)から9月18日(月)12:00 - 17:00 <最終日16:00迄>
開催場所 :メゾンドネコ(104-0031 東京都中央区京橋1-6-14 佐伯ビル2F)
ホームページ :https://www.m-neko.jp/
出品作家: 荒井良 / 石橋エイジ・マキコ / 古賀友子 / 武本大志 / 手代木チカ / まいけるからわた / 柳生忠平 / ワタナベワークス
Webページ:https://www.m-neko.jp/
【妖怪美術館・館長柳生忠平 コメント】
「メゾンドネコさんでは、妖怪画家・柳生忠平として、これまで何度も展示させていただきました。一昨年、小豆島の妖怪美術館にお越しいただき、当館の作家さんも一緒に展示をできないかというお話をいただき、今回の展示に繋がりました。妖怪美術館は2018年に開館し、2023年で開館5周年を迎えました。この記念すべき年に、妖怪造形大賞に応募いただいた作家の皆さんと共に展示をさせていただく機会をいただいたこと、大変嬉しく思っています。
私たちの最大のミッションは「もったいない(=MOTTAINAI)のように「妖怪(=YOKAI)」を平和につながる寛容な精神性を象徴する「世界語」にすることです。妖怪と言えば「鬼」や「カッパ」などを思い浮かべると思いますが、伝統的な妖怪たちだけではなくスマートフォンの妖怪やパソコンの妖怪、SNSの「いいね!」を集める妖怪など、現代の人の心を反映した妖怪900体以上が保管・展示されているのが妖怪美術館の特徴です。日本では、自然の脅威や不可思議な現象など説明のできないことを「妖怪のしわざ」ということにして、不条理さを受け入れてきました。不条理なことを受け入れ、しなやかに生きていく寛容な精神性は、多様性のある社会に調和をもたらします。つまり妖怪文化が広まれば、世界が平和になるかもしれません。
私たちは、これからも「妖怪(=YOKAI)を世界へ」をミッションに掲げ、妖怪を通して多様性や寛容さのある日本の文化や精神性を世界に広めて行きたいと考えています。」
展示会「妖怪行脚」展示作家
■荒井良(Ryo ARAI)
1958年東京生まれ。文化学院美術科、武蔵野美術学園で彫刻、彫塑を学ぶ。紙を素材とする張り子技法による立体造形を制作。シリーズ「化けものつづら」を中心とした作品群は、小説家・京極夏彦の文庫本カバーと扉を飾ること約50冊にのぼる。他にシリーズ「MELTDOWN」・「EDIBLE」がある。東京、神戸、ロンドンで個展・グループ展多数。
張り子(技法)について
張り子は中国より伝わった技法で「張り抜き」とも呼ばれている。この技法を用いた作品(おもに玩具、お面など)が最も盛んに作られていたのは江戸時代中期以降とされる。その方法は濡らした紙を型の表面に貼り付け、乾かした後、型から紙を抜き取り、彩色を施し仕上げるというものである。手順が簡単なうえに材料が安価であることから、昭和の中頃までは各地方で特色のある手作りのものが大量に作られていたが、プラスチックなどの新素材の登場や溶かした紙を用いた機械による大量生産技法の発達により、昔ながらの手仕事による張り子作品は急速に姿を消しつつある。しかし一方では、単純な技法だけに工夫次第でいろいろと表現の幅を広げる余地もあり、「紙」という身近な素材と相俟って、私にとっては必要不可欠な技法となっている。
■石橋エイジ・マキコ(Age・Makiko Ishibashi)<妖怪美術館 展示作家>
夫婦でこども絵画教室を経営。妖怪造形大賞をきっかけに合作で様々な素材に挑戦して妖怪制作を始める。
2013年 第1回妖怪造形大賞 最優秀作品賞
2014年 第2回妖怪造形大賞 須田正已賞
2016年 兵庫県立歴史博物館 特別展 立体妖怪図鑑-妖怪天国ニッポンpartⅡ- 展示
第3回妖怪造形大賞 最終選考
2017年 第4回妖怪造形大賞 宮脇修一賞
第4回妖怪造形コンテスト最終選考
2018年 第5回妖怪造形コンテスト 商工会長賞
第5回妖怪造形大賞 最終選考
2019年 第5回鬼の造形大賞 特別賞(愛媛銀行賞)
2020年 第1回龍の造形大賞 出品
第6回鬼の造形大賞 特別賞(鬼北町農業公社賞)
2021年 第7回鬼の造形大賞 特別賞(鬼王丸賞)
2023年 第6回妖怪造形大賞 ストーリー賞
■古賀友子(Tomoko KOGA)
作品の主体となるテーマは生物や自然であり、制作する事はこの世に存在するもの、または脳内を行き交う不思議なものを様々な素材を組み合わせ現実世界に再現する作業だと考えています。平面作品は主にアクリルや水彩で写実的に表現し,立体作品では石粉粘土を中心に木材、金属、樹脂を使用。可動する作品やコラージュの小作品にも取り組んでいます。
2000年 多摩美術大学美術学部絵画科油画専攻卒業。
2002年 新構造展新人賞 埼玉本部賞。
2007年 汐留クリエーターズコンペティション・グランプリ
関東でグループ展、アートイベントやワークショップ等で活動。
■武本大志(Hiroshi Takemoto)<妖怪美術館 展示作家>
1985年 兵庫県赤穂郡上郡町生まれ
2008年 筑波大学芸術専門学群美術専攻彫塑コース卒業
2010年 筑波大学大学院人間総合科学研究科博士前期課程芸術専攻修了
2015年 筑波大学大学院人間総合科学研究科博士後期課程芸術専攻満期退学
第45回日彫展《泥棒せぬは氏神ばかり》日彫賞
2016年 公募団体ベストセレクション美術2016(東京都美術館/上野)
2017年 第47回日彫展《夜叉丸》優秀賞
2021年 第50回日彫展《つるべ落とし》優秀賞
現在 日本彫刻会会員、日本芸術メダル協会会員
小豆島・大部港にて個展「境目」開催中
■手代木チカ(Chika Teshirogi)<妖怪美術館 展示作家>
2006年から自宅作業場にて、バーナーワークという手法でガラス作品を制作。ガラスの持つ有機的な形の面白さと、透明・半透明の質感を生かしつつ空想物を表現しています。
略歴
1976年 京都府生まれ
1999年 成安造形大学造形学部デザイン学科卒業
2002年 東京ガラス工芸研究所卒業
展覧会
2013年 「四つ窓展」HIGURE17-15cas[4人展]
2014年 「ガラス造形の未来学」gallery O2 [4人展]
「硝子の楽園」日向堂ギャラリー[個]
2017年 「ART in PARK HOTEL TOKYO 2017」アートフェア4人展
2018年 「哲学ブランコ」かぐらざか五感肆パレアナ[個]
2019年 「イートーテン~十人十色ガラス展」横浜赤レンガ倉庫[グループ展]
「ガラス蜃気楼」gallery wabi[個]
2022年 「イートーテン~十人十色ガラス展」横浜赤レンガ倉庫[グループ展]
「霊獣たちと森の中」gallery wabi[個]
「国際ガラス年2022ガラス造形展覧会」東京大学安田講堂[グループ展]
公募展
2004年 「かわさき現代ガラス展」奨励賞
2005年 「現代ガラス大賞展富山2005」入選
2007年 「GlassCraftTriennale2007」伊丹準大賞
「洞爺村国際彫刻ビエンナーレ2007」入選
2010年 「GlassCraftTriennale2010」伊丹準大賞
2013年 「妖怪造形大賞」優秀作品賞
2014年 「第2回妖怪造形大賞」審査委員長賞
2019年 「国際ガラス展・金沢2019」入選
2022年 「第7回鬼の造形大賞」優秀賞
■まいけるからわた(Michaelkarawata)
日本生まれ。初期SDガンダムのデザイニング等に携わる。漫画作家のかたわら戦隊ものなどの映像作品のクリーチャーデザインを手掛ける。2000年頃から本格的に立体造形を始める。現在は人気の高いお面の制作に多忙。グループ展、個展、多数。
猫は 9つの魂を持つと言われている。外国では猫の持つ不思議さを 9つの魂という形でとらえたのかもしれない。そんな不思議を抱える生き物の周囲に在るもの、またはその彼岸にあるものを造っていきたい。独自の世界観をオブジェやお面などを媒体に、独特のフォルムで構築する造形作家。
【展覧会】
2009年 日本招き猫大賞 受賞
2015年 パリ NEKOコレクション大賞 受賞
【展覧会】
2009年 日本招き猫大賞 受賞
2015年 パリ NEKOコレクション大賞 受賞
■ワタナベワークス(WATANABEWORKS)
石粉粘土/木材にてオリジナル立体造形の創作しております。イラスト・グラフィックデザインなどの活動も行っています。 まだ誰も見たことのない造形を目指し、ジャンルを問わず発信しています。
京都在住 グラフィックデザイナーとして活動。 立体造形の魅力に惹かれ、日本古来の鬼・妖怪の仮面作成に始まり独自解釈の面を製作。 2015年よりデザインフェスタ・Tokyo maskfestivalなどに出展した処、各所よりお声がけいただくようになる。 「HJクラフトシリーズ 幻想仮面の作り方(ホビージャパン)」にて掲載される。 ジャンルを問わず様々なデザインを発信中。
■柳生忠平(Chubei YAGYU)<妖怪美術館 ・館長>
小豆島生まれの妖怪画家。1998年宝塚造形芸術大学卒、叶匠寿庵にて和菓子の販促物パッケージのデザイン等に関わる。2005年絵描鬼宣言。魑魅魍魎を生み出す妖怪製造裝置というものを中心に制作活動中。東京・高松・京都などで個展を開催するほか、台湾でも個展やアートブックフェアにも出展。人と対話しながらその内面を描画する「妖怪似顔絵」も人気。妖怪造形作品のコンテスト「妖怪造形大賞」の審査委員も勤め、2018年2月、小豆島を世界一妖怪の集まる島にすることを目的に誕生した「妖怪美術館」の館長に就任。2017個展「妖怪絵圖まつろわぬものたち」(六本木ストライプハウスギャラリー)個展「妖怪絵図展」(台湾田園城市ギャラリー)個展「妖怪製造装置」(京都場)など精力的に創作活動及び展覧会を開催。2019年夏にはフランスのノワイエにあるアートセンターより招聘され、約2か月間滞在制作。30点の作品が収蔵され常設展示。米紙「ニューヨーク・タイムズ」掲載(2023年)
妖怪美術館とは
2011年小豆島・迷路のまちアートプロジェクトMeiPAM、空き家を活用した現代アート美術館として開館。2018年に妖怪造形大賞に応募された作品を展示する「妖怪美術館」としてリニューアル。米紙「ニューヨーク・タイムズ」(2023年4月17日掲載)、妖怪美術館、妖怪造形大賞の取り組みが紹介され、国内外から多くの鑑賞者が訪れています。
妖怪美術館が収蔵している立体造形作品は、2013年(第1回)から2023年(第6回)までに応募された全作品で累計907点あります。作者は模型やフィギュア製作が好きな方、美術系の学生などのほか、アマチュアをはじめプロの造形作家など多彩で、年齢は3歳から83歳、地域は北海道から沖縄、そして一部台湾や香港からの応募作品もあります。
YOKAIを世界へ。世界平和の願いをこめた想い。
私たちの最大のミッションは「妖怪(=YOKAI)」を平和につながる「世界語」にすること
妖怪美術館は、「現代の妖怪」をテーマとした世界で唯一のミュージアムです。ここには立体的な妖怪の造形、つまり妖怪フィギュアがたくさん展示されています。ここではきっと、自分の性格にそっくりな妖怪をみつけられるはずです。現代の妖怪は、いまを生きる私たちの気持ちを反映する「鏡」のような存在でもあるからです。
日本には今も「妖怪のしわざ」ということにして、不条理なことを受け入れ、しなやかに生きていこうという心持ちがあります。それは「寛容な精神性」であり、多様性のある社会に調和もたらします。つまり妖怪文化が広まれば、世界が平和になるかもしれません。妖怪たちが語り掛けてくる言葉に耳を傾け、空想の世界に浸かってみましょう。そうすれば、妖怪の成り立ちを理解し、創造力を高め、発想力を鍛えることで、人生をより豊かにすることができるしょう。妖怪造形大賞の応募作品群が「平和」で「寛容」な世界観を発信しています。
【妖怪美術館】
香川県・小豆島の迷路のまちで900体をこえる妖怪造形作品を展示する美術館。まちの中に点在する4つの古民家をスマホガイドアプリを使いながらめぐる。妖怪の起源から現代の妖怪まで「妖怪造形大賞」に応募された作品を中心に展示・保管。館長は小豆島生まれの妖怪画家・柳生忠平が務める。「妖怪を世界へ」私たちは「妖怪(=Yokai)を「もったいない」と同じような世界語にしたいと考えています。
妖怪美術館 香川県小豆郡土庄町甲398 0879-62-0221 mail@meipam.net
【小豆島ヘルシーランド株式会社】
瀬戸内・小豆島で、オリーブの栽培や研究、化粧品や食品の開発・製造、通信販売などを行うMeiPAM 小豆島・迷路のまちアートプロジェクトの共同運営。地域活性化事業の企画・推進・運営。
社名:小豆島ヘルシーランド株式会社
所在地:香川県小豆郡土庄町甲2721-1
代表取締役社長:柳生敏宏
設立:1985年
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