固太りで男の子っぽくない少年の悩める日々ーー現代アメリカの傑作思春期小説『ハスキーなボクのユウウツ』発売!
◆ストーリー
◎ぼくのキャラをひと言でいうと、「ハスキー」。
デーヴィスは、ニューヨークのブルックリンに住む12歳の少年。
パン職人の母親とアイルランド出身の祖母とともに暮らしている。
近所の大きな公園で、人間ウォッチングをしたり、
母親が営むパン屋さんに遊びに行ったりもする、普通の男の子。
でも、今年の夏は違った――。
友だちがいうには、高校までに、誰でもひと言のキャラが決まっちゃうんだって。
「やさしい」とか、「うざい」とか、「リッチ」とか。ずばり、ひとつの形容詞。決まったら、変えられない。
ぼくはといえば……デブ、だ。だけど、みんな「ハスキー」って言う。
アメリカ英語で、太った子どものことを、気を使って呼ぶ言い方。がっちりしてるって意味。
ぼくがクール・ボーイじゃないことはわかってる。でも「ハスキー」って、呼ばれたくないんだ。
ぼくが好きなのは、オペラを聴くこと。親しい友だちは女子ばかりで、男子は苦手。それって、みんなと違うのかな?
親友の女子は、クラスの人気者とデートするようになって距離ができてしまうし、シングルマザーのママは、誰かとつきあいはじめるし、口うるさいばあちゃんの言うことも、素直に聞けなくなった。
そのうえ、あることで男友だちから、「ファグ(おかま)」「ゲイ」って言われて…。マジ、サイテー。
◎自我の目覚め期のモヤモヤがぎゅっと詰まった思春期小説
現代のニューヨークを舞台に、思春期にさしかかった少年の悩める毎日を綴った物語。
「他人と違う自分」に気づいてゆく過程をみずみずしい筆致で描きだした、現代アメリカの思春期文学の秀作!
◆書評誌で絶賛の声、続々!
◎書評誌VOYA(ヴォイス・オブ・ヤング・アドヴォカット)
進化してゆく社会のなかで、文学は社会的態度、習慣、理解といったものの変化を映し出す役割を買って出るべきだ。『ハスキーなボクのユウウツ』は、まさにそれをやっている。ミドルグレード(小学校高学年から中学生)向けの文学の規範となる、素晴らしい一冊!
◎カーカス・レビュー
純粋に笑えて、胸をかきみだす……ユーモラス、かつ、心に沁みる。
◆書籍情報
書名:ハスキーなボクのユウウツ
作者:ジャスティン・セイヤー・著/海後礼子・訳
定価:本体1,600円+税
判型:A5判/304頁/ソフトカバー
ISBN:978-4-265-86045-6
対象年齢:小学校高学年~中学生 発売日:2019年5月18日
◎岩崎書店HP https://bit.ly/2HIzF5u ◎Amazon https://amzn.to/30CEplR
◆作者紹介
著:ジャスティン・セイヤー
舞台やテレビの脚本家で、ニューヨークとロサンゼルスでトークライブ・シリーズを行っているパフォーマーでもある。テレビでは、コメディドラマ『NYボンビー・ガール』の脚本制作に参加、リサ・クドローの『ザ・カムバック』に出演している。ヴィレッジ・ヴォイス紙で「オスカー・ワイルドとウーピー・ゴールドバーグをあわせた魅力(マイケル・マスト)」と称えられた。本書、"HUSKY"『ハスキーなぼくのユウウツ』は初めての小説作品。2017年に続編"PRETTY"を出版、2019年秋に3作目"MEAN"を刊行予定。
訳:海後礼子(かいご・れいこ)
東京生まれ。国際基督教大学卒。訳書に「ちいさな霊媒師オリビア」シリーズ(主婦の友社)、「ヴァンパイレーツ」シリーズ、『パイとねこと秘密のレシピ』、『ハロウィーンの星めぐり』(いずれも岩崎書店)などがある。
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