【動画公開】幼児向け水辺の安全教材『うみのぼうけんそなえてあそぼ』溺れの発生が多い小学校低学年以下を対象に制作。冬休みにビーチリゾートへお出かけのみんなも必見！

水辺で安全に過ごすために必要な知識や行動を学べる『お絵かきムービー』で子どもへ直接呼びかける！「溺れ（おぼれ）」は“そなえ”で防ぐことができる！

公益財団法人日本ライフセービング協会

2025年12月26日 13時10分

公益財団法人日本ライフセービング協会（略称：JLA、所在地：東京都港区、理事長：入谷拓哉）は、溺水事故のリスクが高い小学校低学年以下の子どもを対象に、水辺で安全に過ごすために必要な知識や行動を楽しく学べるお絵かきムービー『うみのぼうけんそなえてあそぼ』を制作し、2025年12月に公開しました。

　『うみのぼうけんそなえてあそぼ』

うみのぼうけんそなえてあそぼ

動画URL

https://youtu.be/fHQnhUj3Zh8

本作品は、日本財団「海のそなえプロジェクト」（https://uminosonae.uminohi.jp/ ）が2024年11月に実施した、“溺れ”に関する全国1万人アンケートの結果から明らかになった溺水の実態をもとに制作された動画教材です。

「海のそなえ」〜水難事故は防止できる！パトちゃんと３つのクイズに挑戦〜（https://youtu.be/BEVQgBp1thI）、「うみのぼうけんまたあした」（https://youtu.be/s49FGmGwzQA）に続く、第3弾の教材として位置づけられています。

なお、本取り組みは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐことを目的に、海を介して人と人とがつながる「日本財団海と日本プロジェクト」の一環として実施されています。

幼児向けの新たな試み

『うみのぼうけんそなえてあそぼ』の特徴は、幼児向けに制作された動画教材である点です。日本財団「海のそなえプロジェクト」が実施した全国1万人アンケートの結果から、溺水事故は特に小学校低学年以下の子どもに多いことが明らかになっています。本作は、子どもが水辺の楽しさを味わうために必要な「そなえ」の大切さを、幼児期から育むことを目的に制作されました。

幼児向け教材の第1弾として制作した『うみのぼうけんまたあした』は、家庭での準備場面を描いた「準備編」です。今回の『うみのぼうけんそなえてあそぼ』は、その続編となる「実践編」として、実際に海に来た場面を描いています。

海には楽しいことがたくさんある一方で、注意すべき点も多く存在します。本作では、シリーズ第1弾で描いた「準備」とのつながりを意識しながら、ライフセーバーの監修のもと、事故が発生しやすい状況を取り入れつつ、幼児にも分かりやすい内容となるよう工夫しています。

動画は、お絵かきクリエイターの荒巻なおみさんに制作いただきました。親しみのあるイラストで、子どもや保護者に向けて、いきいきとした表現で描かれています。

本作を通じて、多くの方に水辺の安全について考えていただき、「水辺の事故ゼロ」の実現に向けて、海辺で安全に楽しく過ごす人が増えることを願っています。

制作に携わったメンバーの想い

本作品の制作には、以下の2名が携わりました。

▼ JLA地域教育推進委員会石井優愛

今回の「うみのぼうけんそなえてあそぼ」は、海でのワクワクする時間を想像しながら、自然と「気をつけたいポイント」も身につけることができるよう制作しました。動画の中で出てくるシーンは、実際の海でよく見られる場面を基にしており、見ることで「早く海に行きたい！」という気持ちが高まる一方で、楽しむための準備や安全のためのそなえを、無理なく学ぶことができるよう工夫しています。家庭でのお出かけ前の会話のきっかけとしてはもちろん、保育・教育現場でも活用していただける内容です。前作と合わせて、水辺に行く前の準備の一環として、ぜひお役立てください。

▼ JLA学校教育推進委員会小崎遼介

今回の「うみのぼうけんそなえてあそぼ」の制作は、前作「うみのぼうけんまたあした」の制作段階から、シリーズ化を意識して進めてきました。多くの人に海の楽しさを感じてもらえるよう、楽しさと、そのために必要な「そなえ」の要素を詰め込んでいます。動画を見ることで、「そなえ」だけでなく、どのような楽しみ方ができるのかを考えるきっかけとなり、子どもの想像力を引き立てる作品です。子どもや家庭だけでなく、保育・教育現場でも活用していただけるよう配慮しています。夏休み前の水辺の安全教育など、ぜひご活用ください。

　水辺における安全知識と技能を広め、誰もが安全に楽しむことのできる社会へ

公益財団法人日本ライフセービング協会（JLA）は、「水辺の事故ゼロ」をめざし、ライフセーバーによる監視・救助活動をはじめ、水辺の安全教育、防災教育、調査研究など、さまざまな事業を展開しています。

救助に必要な知識や技術を習得するための資格制度を通じてライフセーバーを育成するとともに、国民一人ひとりが「溺れない人」になることの重要性を社会に発信しています。今回公開したお絵かきムービー『うみのぼうけんそなえてあそぼ』が、海辺で安全に、そして楽しく過ごすための第一歩となり、水辺の事故を防ぐ行動へとつながっていくことを願っています。

　　日本財団「海と日本プロジェクト」について

日本財団「海と日本プロジェクト」は、日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる「海」を未来へ引き継いでいくことを目的とした全国的なプロジェクトです。海洋環境の悪化など、海を取り巻くさまざまな課題を、子どもをはじめ全国の人々が「自分ごと」としてとらえ、一人ひとりが行動を起こすきっかけを生み出すため、オールジャパン体制で推進しています。

公式サイト：https://uminohi.jp/