犬と猫のマイクロチップ装着に関する意識・実態調査2023年:ペット保険「PS保険」調べ
改正動物愛護管理法の施行後、ペットのマイクロチップの認知度と装着率が増加
【調査結果】
ペット用のマイクロチップは、飼い主のほぼ全員が知る存在に
業者のマイクロチップ装着義務化の認知度は、昨年比で11ポイント増えて8割超え
個人のマイクロチップ装着の努力義務認知度は、昨年比で約10%高まる
ペットのマイクロチップ装着の賛成派は9割に迫る
マイクロチップ装着「賛成」の理由は「迷子になったペットを探すのに役に立つ」が最多
マイクロチップ装着「反対」の理由は、ペットを労わる意見が上位を占める
マイクロチップの装着率は、犬が76%、猫が43%
マイクロチップ装着のきっかけは、飼い主の意志よりも「業者が装着していた」からが最多
今後のマイクロチップ装着に「予定なし」は半数以上で、消極的な結果に
2022年6月1日、改正動物愛護管理法が施行され、犬猫の販売業者はマイクロチップ(直径2mm、長さ12mm程度の大きさで、ペットの個体識別に役立てる電子標識器具)の装着が義務となり、販売業者以外は努力義務が課せられます。
この法改正から犬や猫の状況や飼い主の意識は、どのように変わったのでしょうか。
・ペット用のマイクロチップは、飼い主のほぼ全員が知る存在に
犬と猫の飼い主にペットに装着するマイクロチップについてたずねたところ、「はい」(知っている)と回答したのは、犬の飼い主で98%、猫の飼い主で96%となり、ほぼ全員が知る存在となりました。
・業者のマイクロチップ装着義務化の認知度は、昨年比で11ポイント増えて8割超え
2022年6月1日に施行された改正動物愛護管理法により、ペットショップやブリーダーなどで販売される犬や猫にはマイクロチップの装着が義務化されました。それから約1年、同法についての認知度を測りました。
「はい」(業者のマイクロチップ装着義務化を知っている)と回答したのは、犬の飼い主で89%、猫の飼い主は、82%となり、昨年2022年5月行った同様の調査結果(犬78%、猫71%)から共に11ポイント上昇しました。
・個人のマイクロチップ装着の努力義務認知度は、昨年比で約10%高まる
改正動物愛護管理法では、個人のペットに対してマイクロチップの装着は努力義務となっています。こうした法律について知っているかをたずねました。
「はい」(個人のマイクロチップ装着は努力義務であることを知っている)と回答したのは、犬の飼い主で88%、猫の飼い主で78%となりました。こちらの結果も昨年の調査結果(犬77%、猫70%)からそれぞれ犬の飼い主で11ポイント、猫の飼い主で8ポイント上昇しており、個人のマイクロチップ装着の努力義務認知度の高まりを確認できました。
・ペットのマイクロチップ装着の賛成派は9割に迫る
ペットのマイクロチップ装着について賛否を聞きました。
犬の飼い主は、「賛成」46%、「どちらかというと賛成」40%と賛成派が全体の86%を占めました。昨年は、「賛成」「どちらかというと賛成」共に42%でしたが、法改正から1年を経て、「賛成」が「どちらかというと賛成」を上回りました。
また、猫の飼い主は、「賛成」33%と犬の場合をやや下回るものの、「どちらかというと賛成」が53%で半数を超え、賛成派が全体の86%となりました。こうした猫の傾向は、昨年とほぼ同様(それぞれ34%、53%)です。
・マイクロチップ装着「賛成」の理由は「迷子になったペットを探すのに役に立つ」が最多
ペットへのマイクロチップ装着に「賛成」「どちらかというと賛成」と回答した飼い主(377名)に、その理由を聞きました(複数回答可)。
犬猫の飼い主ともに最も回答数が多かったのは、「迷子になったペットを探すのに役に立つ」(犬82%、猫83%)でした。このほか「確実な身分証明になる」(犬70%、猫74%)、「ペットの遺棄を減らせる」(犬猫共に48%)、「盗難時に自分が飼い主だと証明できる」(犬48%、猫43%)という結果になりました。
以上のことから、多くの飼い主がマイクロチップ装着の有用性を認識していることがわかりました。
・マイクロチップ装着「反対」の理由は、ペットを労わる意見が上位を占める
一方、マイクロチップ装着について「反対」「どちらかというと反対」と回答した犬と猫の飼い主(63名)に、その理由を聞きました。
犬猫の飼い主共に、最も多く選ばれた理由は、「異物を体内に埋め込むことが心配」(犬72%、猫70%)でした。続いて、「ペットがかわいそう」(犬53%、猫45%)と、飼い主がペットを労わる意見が上位を占めました。
・マイクロチップの装着率は、犬が76%、猫が43%
ペットのマイクロチップ装着の状況を聞いたところ、「装着している」と回答としたのは、犬の場合76%、猫の場合は43%でした。この結果は、2022年の調査結果(犬60%、猫30%)同様に、犬の割合が猫の割合を大きく上回る傾向は変わりませんが、それぞれ16ポイント、13ポイントの増加となりました。
・マイクロチップ装着のきっかけは、飼い主の意志よりも「業者が装着していた」からが最多
マイクロチップを「装着している」と回答した犬と猫の飼い主(287名)に、そのきっかけを聞いたところ、最も多かった回答は、犬猫の飼い主共に「業者が装着していた」(犬87%、猫73%)でした。
一方、飼い主自らが考えて行動を起こす「災害を意識して」(犬4%、猫12%)や「努力義務だから」(犬4%、猫8%)は、ごく少数という結果となりました。
・今後のマイクロチップ装着に「予定なし」は半数以上で、消極的な結果に
「マイクロチップを装着していない」と回答した犬と猫の飼い主(152名)に、今後の装着予定を聞きました。
犬の飼い主の場合は、「予定なし」53%、「悩んでいる」44%で、「予定あり」と回答したのはわずか3%でした。一方、猫の飼い主の場合は、「予定なし」51%、「悩んでいる」43%で、「予定あり」は6%でした。
以上のことから、マイクロチップを装着していないペットを迎え入れた飼い主は、マイクロチップの装着にあまり積極的ではないという結果となりました。
・まとめ
2022年6月の改正動物愛護管理法の施行以来、より多くの飼い主が、ペットのマイクロチップ装着に関心と有用性の理解を高めているという結果が得られました。
しかし、その一方で、自らがペットのマイクロチップ装着を決断するのは、昨年同様に消極的であることもわかりました。
・大切な家族であるペットのケガや病気、高額な診療費に備えるペット保険「PS保険」
犬や猫は、病気になり、思いもよらない事故でケガをする場合があります。しかし、ペットには人間のような健康保険がありませんので、診療費は飼い主さまの全額自己負担となります。
例えば、骨折の治療では30万円※1もかかる場合があり、家計に与える影響は小さくありません。しかし、ペット保険に加入していれば、こうした経済的負担を軽減し、ペットのケアに専念することができます。
ペットメディカルサポートのペット保険「PS保険」では、診療機会が多い通院を始め、手術、入院補償を備えつつ、お手ごろな保険料を実現しています。また、加齢による保険料の値上げがゆるやかで、ペットの生涯を通じて無理なく続けやすい保険です。
※1 診療費は参考例であり、平均や水準を示すものではありません。診療費は動物病院によって異なります。
ペット保険商品「PS保険」の特長
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・ペット保険「PS保険」のご契約者さまが無料※2でご利用いただける「獣医師ダイヤル」
24時間365日ペットの病気を始め、飼い主さまのさまざまなお悩みごとをいつでも「獣医師」に相談できます。経験豊富な獣医師が電話で直接ペットのお悩みにお応えする、安心のご契約者さま専用のサービスが「獣医師ダイヤル」です。
※2 通話料はお客さまのご負担になります。
24時間365日対応 獣医師ダイヤル
https://pshoken.co.jp/summary/veterinarian_dial.html
【調査概要】
調査対象 :当社の保険契約者で補償開始が2023年2月の方2,604名
調査方法 :インターネットによるアンケート回答
有効回答数:440名(犬の飼い主300名、猫の飼い主140名)
集計期間 :2023年4月26日~2023年5月2日
【会社概要】
商号 : ペットメディカルサポート株式会社
代表者 : 代表取締役社長 米満 明仁
所在地 : 〒107-0052 東京都港区赤坂8-4-14 青山タワープレイス2階
営業開始日: 2008年5月2日
事業内容 : 少額短期保険業(登録番号 関東財務局長(少額短期保険)第24号)
資本金 : 3億3,275万円(2022年3月時点)
URL : https://pshoken.co.jp/
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