QNX、セーフティシステムとAIワークロードを統合する機能安全プラットフォームを発表

QNXの機能安全認証対応ソリューション、IntelおよびNexCOBOTとの協業により単一プラットフォームでAI搭載ロボットの安全性と効率性を強化

BlackBerry Japan 株式会社

ドイツ・ニュルンベルク – 2025年3月12日  BlackBerry Limited(本社:カナダ オンタリオ州、CEO:ジョン・ジアマッテオ、NYSE:BB、TSX:BB)の事業部門であるQNXは、高度なロボットシステム向けの最先端の機能安全(Functional Safety、FuSa)プラットフォームを発表しました。


この機能安全認証対応プラットフォームは、Intel Corporationおよび、スマートロボットアプリケーション向けの主要コンポーネントのプロバイダーであるNexCOBOTとの協業により開発され、ロボット制御と安全制御の機能をNexCOBOTのシングルボードに統合しています。これにより、メーカーや開発者がさらなるコスト削減と消費電力の抑制、熱効率の向上を実現し、ハードウェアの障害リスクを低減できます。

産業オートメーションをはじめさまざまな分野でAIによる革命が続く中、堅牢な機能安全対策の必要性は、いっそう重要なものとなっています。この革新的なプラットフォームは、Intel® Core™ i7プロセッサーとQNX® OS for Safetyをベースに構築され、産業オートメーションやロボティクスアプリケーション、特にAIを活用した環境における安全認証取得済みの統合ソリューションに対する需要の高まりに応えることを目的としています。このプラットフォームは、AIを搭載した画像処理システムやリアルタイム動作制御、その他の不可欠なロボットアプリケーション向けにより強化された演算能力と仮想化機能を提供しながら、厳格な機能安全認証規格へ対応することができます。

QNXの製品兼ストラテジー担当シニアバイスプレジデントであるGrant Courvilleは、次のように述べています。「このプラットフォームの中核に採用されたQNXの機能安全認証取得済みのテクノロジーによって、お客様はロボティクスアプリケーションのAI推論に必須の堅牢性と信頼性に優れた基盤を活用できます。QNXの機能安全認証取得済みソリューションの実績は、QNXのプラットフォームが安全性とパフォーマンスの最高基準を満たしているという開発者の認識を勝ち取っています。QNXとIntelおよびNexCOBOTとの継続的なコラボレーションは、私たちがそれぞれの専門知識を活用し、最先端のロボティクスと産業オートメーションの複雑な要求に対応できる統合型ソリューションを開発することを可能にしています。」

今回発表するハードウェア・ソフトウェア統合型のFuSa(機能安全)プラットフォームは、厳格な安全認証要件に対応しつつ、高い演算負荷を処理できるよう設計されており、認証取得プロセスの迅速化と、市場投入期間およびコンプライアンス費用の削減を実現します。

Intelのフェデラル アンド インダストリアルソリューション担当シニアディレクターであるRicky Watts氏は、次のように述べています。「当社はこの業界のダイナミックな性質を理解しており、お客様のニーズの高まりに応えるソリューションの開発を目指しています。QNXおよびNexCOBOTと協力し、このコラボレーションを発展させることで、当社は開発期間を短縮し、認証取得を簡便化し、メーカーのコストを削減するソリューションの提供に取り組んでいます。このソリューションは、非構造環境で動作するヒューマノイドや自律移動ロボット(AMR)など、AIドリブンのロボットシステムを開発する上で理想的な選択肢となります。」

NexCOBOTのジェネラルマネージャーであるJenny Shern氏は、次のように述べています。「NexCOBOTは、安全制御プラットフォーム、動作・AI制御プラットフォーム、ロボット用の安全周辺機器を、AI駆動型ロボットアプリケーションの市場に提供できることを誇りに思っており、スマートかつ安全なロボットの開発作業の容易化を目指しています。」

NexCOBOTの安全モジュールアプリケーションは、カスタマイズ可能で柔軟なソリューションを通じ、特定の産業要件を満たせるよう設計されています。これらのアプリケーションは、認証取得対応の安全コンポーネントとソフトウェアモジュールを採用しており、さまざまなロボットシステムにシームレスに統合することが可能です。「ISO 10218」などの国際安全規格に準拠することで、NexCOBOTの安全モジュールは、位置や速度の監視といった必須の安全機能をIntelプラットフォームとともに実装できます。この機能により、企業は安全需要の進化に対応できます。

詳細は、QNX.comをご覧いただくとともに、@QNX Newsをフォローしてください。

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QNXは、BlackBerry Limited(NYSE: BB; TSX: BB)の事業部門として、人々の体験を豊かにし、テクノロジー主導型の産業の可能性を広げ、ソフトウェア定義型企業が成長できる信頼できる基盤を提供しています。当事業部門は、安全かつセキュアなオペレーティングシステム、ハイパーバイザー、ミドルウェア、ソリューション、開発ツールの提供において業界をリードし、信頼される組み込みソフトウェアの専門家によるサポートとサービスを提供しています。QNXテクノロジーは、現在2億5500万台以上の自動車を含む、世界で最もクリティカルな組み込みシステムで採用されています。QNXソフトウェアは、自動車、医療機器、産業用制御装置、ロボット、商用車、鉄道、航空宇宙・防衛など幅広い業界で信頼を獲得しています。1980年に設立されたQNXは、カナダ・オタワに本社を置いています。詳細については、qnx.comをご覧ください。

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会社概要

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URL
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業種
情報通信
本社所在地
東京都港区赤坂1-11-30
電話番号
-
代表者名
アガルワル サッチン
上場
未上場
資本金
-
設立
2001年05月